洲崎神社
東京都江東区木場6丁目13-13
元弁天社と称した。
厳島神社の御分霊を祭神市杵島比売命を斎祀。
1700年、桂昌院(徳川五大将軍綱吉公の生母)が崇敬した江戸城中紅葉山の弁財天を、護持院(現護国寺)隆力の進言により遷座して創建。
当地は海岸に位置し絶景、潮時には城下の貴賎袖を連ねて真砂の蛤を捜り楼船を浮べて妓婦の絃歌に興を催す文人墨客の参詣を集めた。
1791年、津波が発生し、周辺は甚大な被害を受けた。
江戸幕府は当地を東北、平久橋の袂を西南とした一帯を買い上げ、居住禁止区域とした際の波除碑(津波警告の碑)が残された。