保津川下り
京都府亀岡市保津町下中島21885年、遊覧船による川下りが始まった。
保津川下りは夏目漱石を始め、水上勉、薄田泣菫、大町桂月、三島由紀夫など幾つもの文学作品に登場した。
当時、京都から人力車に乗って老の坂を越え、篠町王子を経て保津川の亀岡盆地から保津峡への入り口にあたる山本浜(トロッコ亀岡駅付近)から乗船した。
ルーマニア皇太子やイギリス皇太子などの賓客も興じたことから、王子から山本浜までの道のりは「異人道」と呼ばれた。
その後、川下りは大衆的なものとなり、現在では約16kmの距離を約2時間かけて行われ、遊覧船からは四季折々の景色を楽しむことができる。