板東俘虜収容所
徳島県鳴門市大麻町桧丸山第一次世界大戦期に開かれた俘虜収容所。
ドイツの租借地であった青島で日本軍やイギリス軍ら連合国の捕虜となった、ドイツ帝国将兵及びオーストリア=ハンガリー帝国の将兵(日独戦ドイツ兵捕虜)を1917年から1920年まで収容。
1914年、日本各地の12箇所に設置された俘虜収容所に順次移送・収容され、ヨーロッパでの戦争が長期化し、長期収容を前提とした収容所を建設。
当収容所もその一つで、丸亀、松山、徳島、久留米俘虜収容所から加わり、合計約1000名の捕虜を収容。
収容所長は松江豊寿陸軍中佐。
松江は捕虜らの自主活動を奨励。