袋屋清左衛門邸「楳装園」
長野県中野市中央1丁目9-16
ただものではない歴史スポットその5
明和元年(1764)創業の「袋屋」は、味噌・醤油の醸造を営む商家として発展し、現在も味噌販売をされています。
「清左衛門醸造」として受け継がれた家伝の味は、「陣屋みそ」の名で人々に親しまれています。
俳人小林一茶が袋屋を訪れるようになったのは、文政5年(1822年)ごろからといわれています。50歳を迎え古里の柏原へ帰郷し、度重なる不幸に見舞われながらも俳諧の道を築き上げ65歳で亡くなるまでの6年間、袋屋へ頻繁に出入りしました。一茶が愛した庭園には、彼がひっくり返ってもの思いに耽ったといわれる「一茶の座禅石」があります。