小田原 籠清 本店
神奈川県小田原市本町3丁目5-13
1814年、旧町名「千度小路(船頭小路)」で創業。
軒先に掲げた「加古淸」という看板は欅の厚板で、三井物産の創設者の益田孝(鈍翁)の筆によるもの。
200年代、神功皇后による三韓征伐の際、すりつぶした魚の身を鉾の先につけ、焼いて食したのがはじまり。
「蒲鉾」という名の由来は、形状が植物の穂に似ていたことから。
1432年、小田原城主が大久保忠信となったころ、小田原で蒲鉾づくりが盛んとなった。
獲される魚の評判を聞き、日本橋の蒲鉾職人などが小田原に移り住んだとも。
新鮮な魚を箱根に供給することが困難であったため、保存性のよい蒲鉾が誕生した。