弘川寺
大阪府南河内郡河南町弘川43
真言宗醍醐派の準別格本山。
山号は竜池山。
665年、役小角によって創建、薬師如来像を自作し、本尊とした。
祈雨法が修せられて天武天皇から山寺号が与えられた。
空海によって中興。
空寂が後鳥羽天皇の病気平癒を祈願。
空寂を慕って歌人と知られる西行法師がこの寺を訪れ、終焉の地となった。
江戸時代、歌僧似雲がこの寺を訪れ、西行堂を建立。
天武朝期に勅願寺となり、行基や空海もここで修行したと伝わる。
また、境内には、大阪府指定の天然記念物「海棠(バラ科の一種)」が生息する。
西行記念館では、西行直筆の掛け軸をはじめ、西行法師にまつわる数多くの資料が展示されている。