復元引揚桟橋
京都府舞鶴市 平舞鶴湾にある舞鶴港にある桟橋。
舞鶴湾にある舞鶴港は、北前船の寄港地として知られ、日本でも有数の商業港であった。
明治時代、日本海側唯一の海軍鎮守府舞鶴鎮守府が開府し、軍港として発展した。
日露戦争の際、多くの船が出港し、以後も旧海軍の軍事的拠点としての一面も果たしていた。
戦後、大陸に進駐していた軍人軍属や一般人の日本本土への引揚、日本に在留していた中国・朝鮮人の送還のための指定港の一つとなった。
さらに、日ソ中立条約を一方的に破棄して侵攻したソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留されていた旧軍人も、舞鶴へと帰還した。