大覚寺
兵庫県尼崎市寺町9律宗の寺院。
山号は月峯山。
本尊は千手十一面観音。
605年、百済の日羅上人は長州の浦の浦人から北方に光を放ち、稀代の霊地があることを聞いた。
光明の跡を辿り、聖徳太子の命によって光を放つ槻木(ケヤキの一種)の霊木を切ったところ千手観音が出現。
当地に寺を建立、槻峯寺としたが、月峯寺に改称。
長州の浦の人々は、長州の浦に伽藍を建て、燈明を掲げて遠拝するようになった。
この燈明を掲げたお堂「灯炉堂」が大覚寺となった。
1275年、南朝大覚寺統・亀山上皇、後宇多天皇の御世が始まった東大寺戒壇院円照上人の弟子、中興・琳海上人により能勢・剣尾山の月峯寺の遙拝所「灯炉堂」の地に開創。