恵日山高顕寺
岡山県備前市吉永町加賀美1220-1宗派は高野山真言宗。
山号は恵日山。
本尊は不動明王像・毘沙門天像、日輪大師。
不動明王像は定朝作。
728年、和気清麻呂公と道鏡法印によって開基。
多くの高野聖が集ったことから「西の高野山」との異名を持ち、全盛期には八院六四僧坊や十三重塔など仏塔も。
山岳宗教の聖地として信仰を集め、古代の製鉄技術者集団が活躍したことから「八頭霊」とも。
やがて八塔寺に転化して八塔寺山(堂山、行者山とも)、八塔寺村も。
1184年、源頼朝により鎌倉幕府の祈祷所として塔堂・僧舎が再建。
南北朝時代、戦乱により本堂・伽藍等が焼失。
江戸時代、池田藩により再興。