興福寺五重塔
奈良県奈良市登大路町48天智、天武、持統、文武の時代、飛鳥四大寺は、蘇我氏鎮魂の為の飛鳥寺、国家安泰を祈る大官大寺、天智天皇と天武天皇の母親である斉明天皇の霊を祀る川原寺(引徳寺こうとくじ)、そして天武天皇と持統天皇の愛の結晶である薬師如来を祀る本薬師寺からなっている。
平城京への遷都で最後まで遷都を拒んだ唯一の寺であった飛鳥寺のみ藤原京の地にる。
平城京には本薬師寺は天武と持統天皇の血を引く者が天皇であり続けるシンボルとして残る。
大官大寺は渋々と遷都に応じ、名を大安寺として小さく平城京に残る。
川原寺は、藤原氏の氏寺である興福寺として平城京遷都は藤原氏による仏教支配を進めるための戦略が見え隠れして面白い。