森本遺跡
京都府向日市森本町下森本 町山開331970年、小学校の建設予定地から弥生時代の水田と、その水路跡が発見された。
森本遺跡は、静岡県登呂遺跡と並ぶ代表的な弥生時代の水田跡として知られている。
遺構からは土器や石器、鍬や石包丁などの農具の他、人面付壺形土器が出土。
森本遺跡の水路跡から出土した土器は、悪霊を祓い豊作を祈るマツリが行われていた。
また、長岡宮の官衛跡の調査により、高床式倉庫の一部と推測される掘立柱や溝が発見された。
水の中からは、土師器・須恵器などの土器とともに、木槌、漆器、へら、人形などの木製品が出土。
こうした遺物から、長岡宮官衙(役所)の存在が予想される。