もくげんじ
大阪府藤井寺市道明寺2丁目学問の神様として知られる菅原道真公は大宰府への左遷途中に藤井寺市に立ち寄り、道明寺で五部の大乗経を書き写した。
経文の写経の際、硯の水を寺の北側にある井戸まで汲みに訪れたが、硯の水がなくなった時に、2人の子供が現われ、硯の水を汲んでくれた。
そのため、写経を早く終わらせることができたとか。
経文の納めるとき、3人の僧の姿をした神様が出現し、講堂の西の方を指した。
菅原道真公は、神様の指さした講堂の西側に埋め、大乗経を納めたところから、数年後にもくげんじが育ったと伝えられている。
もくげんじは落葉樹で、6月下旬に黄色い花を咲かせて見頃を迎える。
道明寺のもくげんじとして府指定の天然記念物に指定。