池上曽根遺跡と葛の葉伝説ゆかりの大阪府和泉市におでかけ
大阪池上曽根遺跡と葛の葉伝説ゆかりの大阪府和泉市におでかけ
まいど! 温泉に遺跡に伝説。 いろんな魅力が入り混ざった大阪府和泉市におでかけしてみまへんか? 和泉市は、ホンマにおもろい町でんねん。 池上曽根遺跡って知ってはりまっか? ここには、かつて、弥生時代の環濠集落が存在してはったんやて。 今では、池上曽根遺跡史跡公園として整備され、誰でも自由に見学することができるねん。 その他にも陰陽師で知られる安倍晴明の母・葛の葉(白狐)の生誕地として知られているとともに、葛の葉伝説の舞台となった場所。 葛の葉にまつわる伝説は数多く、安倍晴明の生誕地として知られる大阪市阿倍野区に次ぐ話題を呼んでいる。 ほんで、それだけやなくて、最近では、和泉市全体で、観光にも力を入れてはりまして、駅前の商店街内には「和泉市観光情報ステーション」がオープン。 和泉市だけの魅力がたっぷり詰まった情報をぜひ、あなたの手元に! 和泉市ゆかりの役小角、行基、空海(弘法大師)と歩む歴史の散策。 弥生の里温泉でゆっくり温泉に浸かりながら、旅の疲れを癒しまひょ! さあ、ぜひ皆さんも堪能してみまへんか。
大阪府和泉市のこだいくん。 弥生時代の環濠集落「池上曽根遺跡」の「和泉の高殿」「弥生の大井戸」の発掘をきっかけに2000年前の「イズミ国」からタイムスリップして登場。 コダイくんは、イズミ国第133代の王様の三男で愛の戦士で16歳。 先祖伝来の銅剣「イケソネノツルギ」は愛を守るシンボル。 大阪・天神橋筋商店街、交野市のほか、和泉市のイベントに登場!
ろまんちゃん
弥生時代の環濠集落「池上曽根遺跡」の「和泉の高殿」「弥生の大井戸」の発掘をきっかけに2000年前の「イズミ国」からタイムスリップして登場。 ロマンちゃんは、イズミ国の巫女。 紀元前52年生まれでコダイくんと同級生。 手に持つ稲穂はイズミ国の豊穣の証。 大阪・天神橋筋商店街、交野市のほか、和泉市のイベントに登場!
コミュニティバス(通称「めぐ~る」)
和泉市内を中心に運行しているコミュニティバス。 通称、めぐ~る。 黒鳥ルート、浦田ルート、父鬼ルートの3ルート。
スーパーマーケットを中心とした商業施設。 2011年、竣工。 商業公益棟、駐車場棟、住宅棟で構成。
和泉市内の観光案内や情報発信を行っている施設。 またイメージキャラクター「コダイくん・ロマンちゃん」のグッズをはじめ、地場産品である和泉アクセサリーパール・ガラス細工・和泉木綿の展示や販売も。 館内のカウンターは和泉市の木材「いずもく」を使用。
大阪府泉北地域に位置し、古くは「和泉国」として発展してきた。 泉州地域では唯一の内陸の都市として知られ、信太山丘陵などの自然が有名。 平安時代、清少納言が「もりは信太の山」(「枕草子」)とたたえた。 このほか、弥生時代の池上・曽根遺跡、小栗街道(熊野古道)、信太の森、和泉だんじりなどの歴史、文化を抱えている。 ここでは、和泉市内の観光情報の案内を主に行っている。
大阪府和泉市の西日本旅客鉄道(JR西日本)和泉府中駅前にある石像。 コダイくん・ロマンちゃんは大阪府和泉市のマスコットキャラクターとして活躍している。
いずみの国 和泉市
大阪府和泉市の西日本旅客鉄道(JR西日本)和泉府中駅前にある石碑。 和泉市を中心とする歴史の紹介を行っている。
通称、「ロードインいずみ」と呼ばれている。 付近の駅前通りと和泉市中央商店街に接続する。
- アプリで地図を見る
弥生時代中期の環濠集落遺跡として知られている。 1903年、石鏃を発見して以降、多くの土器や遺構が発掘されている。 池上曽根遺跡史跡公園として整備され、大阪府立弥生文化博物館が隣接している。
日本で唯一、弥生時代をテーマとしている。 弥生時代の環濠遺跡「池上・曽根遺跡」が発見され、銅鐸、勾玉、鏡、土器などを発掘。 弥生文化博物館では、遺跡出土品をはじめ、各地の弥生文化に関する資料の収集と研究、展示を行っている。 定期的に企画展や考古学セミナー、やよいミュージアムコンサートを開催。 常設展示では弥生時代の復元住居や推定復元された卑弥呼の館がある。
施設内では、日替わり湯など約10種類の温泉が楽しめる。 また、飲食店やプール、売店、宴会場、娯楽室、宿泊施設などがある。 プールは、夏季限定となっている。
お食事処弥生
うどん、定食などが楽しめる。 写真は温泉卵とうどんのセット。 テーブル席とカウンター席があり、楽しみ方は様々。
文化ホール、図書館などが隣接する。 和泉市内には、池上曽根遺跡をはじめ、陰陽師として活躍した安倍晴明が登場する「葛葉物語」のゆかりの地などが点在する。 また、信太山盆踊りや「田植えうた」「守子うた」 など独自に伝承されてきた文化もあり、これらの歴史文化を人権の視点から展示、保存されている。
祭神は、応神天皇、比売神、伯太比古命、伯太比売命、天照皇大神、小竹祝丸、天野祝丸、熊野大神、菅原道真、天児屋根命。 和歌山県に住む小竹祝丸・天野祝丸は小竹神社、天野神社の祝者で、ともに男性、友人関係にあったが、日本書紀に登場する日本最古の同性愛として知られる。 また、伯太出身の澤田梅三郎氏は、ホルスタイン種の牝牛一頭を輸入した。 日露戦争が勃発し、大阪府高石市には多くのロシア人捕虜がいた。 牛乳の需要が増加傾向にあり、乳牛を増やし、搾乳業となった。 澤田信治氏の発案で、日本初のコーヒー牛乳やオレンジ牛乳をつくった。 戦争中の混乱により、搾乳業を廃業。
- アプリで地図を見る
300年代、全長約90mの前方後円墳として築造。 埴輪等が発掘された。 ここは、大阪府和泉市伯太に鎮座する伯太神社の飛地境内社として知られ、丸笠神社が鎮座する。 祭神は、御諸別神、素盞嗚命。 本殿を建立せず、古墳を祀る。 1727年、初代藩主渡辺基綱が陣屋を和泉国大鳥郡大庭寺村(堺市南区大庭寺)から当地に移転、伯太陣屋とした。 陣屋(御殿および家臣団の居住区)は丸笠山古墳の周濠にあった。 明治時代、陣屋は破却され、遺構等は現存していない。 当時使用されていた陣屋裏門は、大阪府堺市南区豊田にある小谷城郷土館に移築され、現存する。
大阪市が設置した施設で、「野外活動の場を提供することにより、健全な青少年育成を図る」ことを目的とした。 青少年の家、キャンプ場、体育館、自炊場、ファイア場などがある。
弥生時代、信太丘陵上に高地性集落があった。 竪穴住居、鉄鏃、弥生土器等が発見された。 住居の増築や改築の跡も見られたと言い、当時の生活の営みが垣間みえるとか。 現在は、公園として整備され、市民の憩いの場として親しまれている。
公園内には、信太の森、鏡池、遺跡がある。 信太の森は、平安時代から知られ、枕草子「もりは信太の森」にも登場する。 信太の森の一角には、葛の葉伝説で知られる鏡池がある。 安倍保名が狩人に追われていた白狐を助けた場所で、狐が水面に姿を映したことから、鏡池の名が付いたという。 また、安倍保名と葛の葉が結婚し、童子丸が生まれた。 童子丸は陰陽師で活躍する、後の安倍晴明。
姫塚古墳
信太山丘陵周辺は信太千塚古墳群と呼ばれ、多くの古墳が発掘されている。 姫塚古墳は信太千塚古墳群の一つに数えられる円墳。 6世紀後半頃の築造と推定。 横穴式石室の石室は和泉砂岩や花崗岩を使用。 築造当時の規模や詳細は不明である。 金や銀でできた装身具のほか、須恵器が出土。
本社本殿や末社本殿が重要文化財に指定。 祭神は、聖大神(ひじりのおおかみ)。 600年代、神武天皇東征の際に瓊々杵尊を祀った。 また、天武天皇の勅願により渡来氏族の信太首が聖大神を祀った。 鎌倉時代、信太氏が代々神主職となっていたが、1360年、和田蔵人が神主職となった。 南北朝時代、大鳥神社、泉穴師神社、積川神社、日根神社とともに「五社大明神」と呼ばれている。 江戸時代、現在の社殿は豊臣秀頼が片桐且元を奉行として再建。
- アプリで地図を見る
施設内では、展示室、学習室などがある。 信太の森は古くから「葛の葉伝説」で知られ、安倍晴明ゆかりの地として知られている。 ここでは、歴史的資料や植物、野鳥や昆虫や歴史なども紹介している。
かつて、「放光池」と呼ばれる池があった。 池の堤には、大阪市住吉区に鎮座する住吉大社の「住吉の高灯篭」に匹敵する規模の燈籠があった。 古くは大阪湾を航行する船に位置を知らせる灯台の役目を果たしていたとか。 やがて、「放光池」と呼ばれるようになり、現在に至る。
平松王子跡
平安時代、紀伊(和歌山県)の熊野詣(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称、熊野三山)が盛んであった。 後白河院は信太山に立ち寄り、産経途上で儀礼を行う神社「平松王子」に立ち寄り、宿泊した。 平松王子とは、九十九王子の10番目に数えられているが、現存していない。
信太山盆踊り
付近に住む村民は、御前で踊り「信太山盆踊り」を舞ったことが起源。
小栗判官の笠かけ松と照手姫の腰かけ石
平安時代、紀伊(和歌山県)の熊野詣(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称、熊野三山)が盛んであった。 かつては、熊野参詣道と呼ばれ、多くの参詣者が行きかっていた。 当地に現存する松や石は、説経・歌舞伎に登場する伝説「小栗判官と照手姫」に基づき、「小栗判官の笠かけ松と照手姫の腰かけ石」と名付けた。 「小栗判官と照手姫」は伝説であり、架空の人物とされているが、小栗街道として定着している。
大浴場、白ばく湯、サウナ、休憩所などを完備。 入浴料は大人250円と安く、市民に好評であるとか。
祭神は、葛葉姫 創建時期など詳細は不明となっている。 江戸時代、「牛頭天王社」とも称された。 若宮社「白狐化石」は、猟師に追われた白虎が猟師から逃げるために化けた(隠れた)石であるとか。
別名、信太森神社、葛葉稲荷。 千枝の楠は、樹齢2000年といわれ、楠の大木が和泉市指定天然記念物に指定。 陰陽師で活躍した安倍晴明所ゆかりの地として知られ、葛の葉物語の舞台ともなっている。 晴明の母・白狐(葛の葉)が住んでいたと伝えられる。 信太森は、奈良時代、元明天皇が楠の神木の化身である白龍に対して祭事を行ったことを縁起としている。 700年代、信太森神社はその神木を御神体とした神社として建立。
子安石と千利休
子安石は、安倍晴明遥拝の石として知られ、子宝、安産を願う石。 梟の灯篭は、千利休の作品として知られる灯篭。
葛の葉・白狐
陰陽師で活躍した安倍晴明所ゆかりの地として知られ、葛の葉物語の舞台ともなっている。 晴明の母・白狐(葛の葉)が住んでいたと伝えられる。
姿見の井戸
平安時代、安倍保名が家名復興を祈願した帰り、猟師に追われた白狐を助けるが負傷。 これが縁で安倍保名は葛の葉と結婚、童子丸(安倍晴明)を授かる。 白狐の化身である葛の葉は我が子に正体を悟られ、別れを決意。 保名に助けられた白狐が、葛の葉に身を変え、井戸に姿を鏡のように写して確認。 葛の葉が無事に帰ってきたことから、旅に発つ前にこの井戸に姿を写しておけば無事に帰って姿を写すことができるとか。
- アプリで地図を見る
古墳時代、全長約130m、標高44mとして築造。 行基によって開基した久米田寺に隣接する場所に位置し、かつては、貝吹山城があったとされている。 交通の要衝として栄えた熊野古道の中間地点に位置し、すぐ南には岸和田城が位置する。 1561年、久米田の戦いで三好実休の陣所となった。 高屋城を追われた畠山高政が再起を期して三好勢を攻め、実休は戦死した。