若桜鉄道で楽しむローカル路線の旅
鳥取若桜鉄道で楽しむローカル路線の旅
まいどまいど! 皆さんは鳥取県で実際に走っているローカル路線を知ってはりまっか? 今回は鳥取県で活躍する若桜鉄道とその沿線の観光スポットを旅します。 まずは、若桜鉄道の若桜線、始発駅となっている若桜駅でSLとご対面。 ここでは、SLに連結された客車に乗りながら試乗体験することができ、写真撮影、記念撮影を楽しむ人の姿も。 ほんでまた、若桜駅から少し移動した場所にカフェがあり、ここでは全国的にも珍しい鹿カリーがおまっせ。 鹿カリーで鹿を頬張りながら次に訪れたのは、鬼ヶ城城址。 城址は約450mほどの山の山頂付近にあり、山頂付近からは若桜町内を一望することができまんねん。 その他、バイクのハヤブサの聖地として知られる隼駅では、全国からライダーが集まり、記念撮影を楽しむ人の姿も。 ほんでまた、駅舎内では鉄道グッズや隼駅ならではのグッズ、そして、隼にちなんでバイクメーカー・スズキのグッズなども販売され、好評であるとか。 そんなこんなで源頼朝ゆかりの若桜町をぶらりと歩いて楽しんでいきまひょ!
若桜鉄道若桜線の終着駅として知られる若桜駅。 駅舎は国の登録有形文化財に登録された。 駅舎内に図書コーナーがあり、列車を待つ間、読書が可能。 ちなみに、駅で借りた本は、降車時に乗務員に返却する事が条件。 窓口では乗車券(硬券)やグッズ等を発行・販売している。 2007年、兵庫県多可郡多可町より蒸気機関車C12 167を譲り受け、見学が可能。 機関車の見学など、構内に立ち入る際は入構券(大人300円)が必要。 また、毎年4月から12月までの間、主に第2第4日曜日にSLの展示運転(走行時、石炭と水を使用せず、圧縮空気を使用)が行われ、転車台回転体験、トロッコ乗車体験、汽笛体験が行われる。
若桜駅のホームに
若桜駅のホームにはかかしが。
若桜駅のホームに
若桜駅のホームとホームに停車中の列車。
若桜小唄
若桜線の開業を記念して野口雨情氏が作詞した「若桜小唄」の歌碑が建立。 野口氏は茨城県出身。 代表作に、「七つの子」「シャボン玉」「雨降りお月さん」などがある。
ピンクのSLは期間限定
5月1日から8日までの間、SLがピンク色に染められ、駅構内を走るイベントが開催された。 日本には「恋」とつく駅名が4つあり、そのうちの一つが鳥取県の「恋 山形駅」。 ここでは駅舎やベンチなどがピンク色に塗装され、駅構内にはハート形モニュメント、幸せの鐘などが設置。 恋愛のパワースポットとして注目を集めた。 また、鳥取県内ではピンク色のカレーや醤油などが発売されており、5月1日を”恋”の日とした。
ピンクのSLは期間限定
ピンクに塗装されたSLは期間限定で登場し、大人300円の入構券を購入後、SLの乗車券を大人200円で購入すると、試乗もできる。
国道29号線沿いに位置する道の駅若桜の向かいにあるお店。 店内は落ち着いた雰囲気の中で、テーブル席がある。 ハンバーグやからあげ、オムライス、鹿カリーなどがある。
スープとサラダ
スープとサラダ。 スープはやや辛く熱く感じたが、美味しい。
メインディッシュは鹿の肉が入ったカレーライス
一般的に牛肉や豚肉が販売され、食べる機会が多いことと思いますが、ここのお店では鹿の肉が、食べられるということで、その珍しさから、注文してみることにしました。 カレーライスに入った鹿の肉。 多少、分厚く切られているものの、牛肉や豚肉とは大差なく、美味しくいただきました。
鳥取城、鹿野城を含む因幡三名城の一つに数えられる名城。 標高452mの鶴尾山山頂部に位置する。 主に木下・山崎氏時代と国人・矢部氏時代に分けられ、中世城郭と石垣で作られた近世城郭の両方の遺構が残っている。
鶴尾山山頂部からの眺望
自然豊かな山々に囲まれて山頂付近から眺める景色は圧巻。 山頂付近には障害物がないからか、風がやや強く、心地いい。
鶴尾山山頂部からの眺望
自然豊かな山々に囲まれて山頂付近から眺める景色は圧巻。 山頂付近には障害物がないからか、風がやや強く、心地いい。
鶴尾山山頂部からの眺望
自然豊かな山々に囲まれて山頂付近から眺める景色は圧巻。 山頂付近には障害物がないからか、風がやや強く、心地いい。
806年、修験道寺院として創建。 本寺はかつて妙見山神光寺の大伽藍の一部であったが、豊臣秀吉の因幡侵攻により焼失し、当堂だけが残ったとか。 現在の堂は鎌倉時代初期の源頼朝による再建と伝わる。 国の重要文化財に指定。 鳥取県では、県民の建物100選に選定。
不動院岩屋堂
取材当時は本堂までの立ち入りは禁止となっていたが、近くから見学することができる。
休憩所
不動院岩屋堂のすぐ隣には休憩所があり、部屋やトイレなどがあり、自由に利用することができる。
若桜鉄道若桜線の停車駅の一つとして知られる隼駅。 毎年8月に開催されている「隼駅まつり」では地元有志をはじめ、「隼駅を守る会」が主催して、バイクのライダーおよび鉄道ファン、バイクメーカーのスズキが協賛して、地元の特産品販売や伝統芸能のステージが行われる。 2008年に発売されたバイク専門誌「月刊ミスターバイク」では、「8月8日はハヤブサの日」と銘打ち、スズキの大型バイク「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」オーナーに「隼駅に集まろう」と呼びかけて以来、ハヤブサ乗りの聖地としてライダーが集まるスポットとなった。 元レーサーの北川圭一も愛車のハヤブサも来場。 駅舎は国の登録有形文化財に登録された。
把委駆(バイク)
2010年、駅舎内に売店「把委駆(バイク)」がオープン。 ここでは、隼駅グッズをはじめとする鉄道グッズ、スズキ公認のハヤブサグッズ、「聖地巡礼之証」を販売している。 売店は、原則として土日のみの開店。
ライダーハウス・ムーンライトはやぶさ
ライダーハウスとして使用することを目的に2010年、北陸鉄道の電気機関車(ED301)を譲受・設置した。
ライダーハウス・ムーンライトはやぶさ
2011年、JR四国高知運転所所属「オロ12 6」が搬入され、機関車と連結して一般公開。 同車は夜行列車「ムーンライト松山」「ムーンライト高知」に使用されていた。
隼ラッピング列車
若桜鉄道若桜線隼駅では若桜鉄道の車両が発着する。 2016年、「隼ラッピング列車」が運行開始。 当駅 - 八東駅間で併走パレードが行われ、大型バイクのラッピング広告および併走パレードは共に日本初であるとか。