
信楽焼の里で愛でる桜とお茶と古代美術と…
滋賀信楽焼の里で愛でる桜とお茶と古代美術と…
久しぶりに滋賀県の信楽町へ行ってきました。京都からは名神、新名神高速道路を通って1時間ほどで行けます。市町村合併があり、現在は甲賀市に属する信楽は、古くから陶器づくりが盛んな焼き物の里として知られてきました。天平14年(742年)、聖武天皇の離宮として造営された「紫香楽宮」の宮瓦を焼くために始まったとされています。備前焼、越前焼、常滑焼、瀬戸焼、丹波焼と並んで「日本六古窯」としても名高いですね。 また、信楽はお茶の生産地としても知られていて、「宇治茶」より400年以上も前に中国から元となるお茶が伝わってきていたそうです。その風味豊かなお茶は「朝宮茶」として愛されています。 陶都・信楽はこの他にもたくさんの見どころがあるんですよ。桜咲く春の一日…美しいもの、おいしいものをいっぱい味わってきました。ちょこっとご紹介させてくださいね。
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小さい頃によく連れて行ってもらった陶芸村。今はひっそりしていて人もまばらではありましたが、信楽名物のたぬきさんは健在!やって来る人々を愛くるしい表情で迎えます。 こちらは、明治21年(1888年)にできた信楽の中でも歴史ある窯元。信楽ではおなじみの信楽焼のたぬきを始め、壺、植木鉢、花器や茶わん類など生活雑貨から美術工品に至るまで素朴で優しい風合いの焼き物を展示、即売されています。 カフェや陶芸体験などもあるので、ご家族でゆっくり遊べます。
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たぬきさんたちに出迎えられて
駐車場から坂をのぼっていくとアラアラ!あっちにもこっちにもたぬきさんが…。「ようこそ」と言わんばかりにこちらを見ていますよ。数もさることながら、種類も様々で表情も千差万別。お気に入りを探すのも楽しいかもです。
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存在感たっぷりの登り窯
約80年前に築窯されたこの登り窯、地形に合わせて作られており、全長25m、11の部屋(焼成室)からなります。保存がとても難しいらしく、完全な形で残された数少ない窯の人ひとつなんですって。白っぽくてごつごつした壁はもろそうですがそうとう固いです。
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登り窯がカフェに!
その中でなんと!お茶が飲めるんです。予約すればこの味わい深い窯の中でコーヒーやケーキがいただけますよ。もちろん!信楽焼の器で。
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陶芸体験も
絵付けや手びねり、電動ろくろを使った陶芸体験も実施されてます。 事前予約制です。本格的なものだけじゃないので、小さなお子さんも楽しめそうです。
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たぬきに守られたお社が
割れてしまったたぬきさんが転がる道をさらにのぼっていくと右手にレンガ造りの窯、左には鳥居が見えてきます。狛犬のようにここにもたぬきさんが…。陶芸に携わる方々を守って来られた神さまでしょうか。
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古い窯
かつては忙しく稼働していただろう窯がひっそりと小高い山の上にありました。
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売店にて
登り窯横の建物では様々な信楽焼が販売されていました。お茶碗…オーソドックスなものからポップな図柄の入ったものまでいろいろ選べてワクワクします。
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ナチュラルカラーのお雛さま
こちらは、信楽焼のお雛さま。しゅっとしたスタイルで、色合いがなんとも優しくていい感じ💗プレゼントにもいいなぁ~。
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そもそもナゼ、たぬき?
信楽では本当にあちこちでこのたぬきさんを見ます。代名詞のようなものでしょうか。実はたぬきには「他を抜く」の意があり、商売繁盛の縁起物なのだそうですよ。体の特徴や持ち物にもそれぞれ「八相縁起」と言う8つの意味があるんですって。
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八相縁起
①顔➡笑顔、②目➡正しい判断をする、③おなか➡大胆さ、④しっぽ➡しっかり終える、⑤金袋➡金運、⑥笠➡災難から守る、⑦通帳➡信用、➇徳利➡徳 なるほど~~。
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ずっと気になっていた美術館。信楽町の山奥にあり、バスも通っていますが、はっきり言ってアクセスしにくい場所なのです。でも!一見の価値アリ!館内の展示品はもちろん、美術館を取り巻く自然の素晴らしさや、目をみはる建造物の数々もぜひご覧になっていただきたいです。 神慈秀明会と言う宗教団体の開祖である小山美秀子(こやまみほこ)氏の美術品コレクションが展示される私設美術館で、あのルーブル美術館のガラス張りのピラミッドを設計した世界的に有名な建築家・I・Mペイ氏が設計を担当したと言うスゴイとこなんです。テーマは「桃源郷」。なるほど…敷地の至る所で桃源郷~シャングリラ~を感じる事ができる…そんな空間です。
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レセプション棟から徒歩10分でやっと入り口に
無料の駐車場に車を停めて最初にたどり着いたのがレセプション棟。こちらで入館チケットを購入します。ミュージアムショップやレストランも兼ね揃えています。さぁ!美術館へ!…とここから徒歩10分。桃源郷の入り口はすでに桃源郷でした➡続く
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ト、トンネル!?
しばらく歩いていると道の両脇に見事な枝垂桜が。 まだ満開ではなかったんですがそれは美しく咲き誇っていました。と…その先にはナント!トンネルが(゚д゚)!本館に入るには山を越すんです。
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春の風物詩~トンネルに映し出されるサクラ色🌸
トンネルに入ってしばらくしてから後ろを振り向くと、チタン製の内部ドーム面に桜のピンク色が映し出されているではありませんか!満開になるともっとキレイなピンクが一面に映るらしいです。みなさん、カメラを構えて撮影されていました。いや~、こんな桜の愛で方、なかなかないですよね!まさに穴場ですね。
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歩きもいいけど電気自動車に乗るのもいいね
レセプション棟と本館間をせっせと電気自動車が行き来しています。これは便利!時間のない方や、ご年配の方にはありがたい心配りです。注)無料だよ~♥
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今度はつり橋!
トンネルを抜けるとそこは谷になっていてご覧のようなつり橋を渡るようになっています。コブシや山桜があちこちで咲き、ウグイスの谷渡りが響き渡っていました。なんて気持ちいいんだろう。大きく深呼吸したくなりますよ。
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一枚の絵画の如し
本館に着きました。エントランス前の扉は円形にくりぬかれガラスがはめこまれているのですが、ここから眺める建物奥の景観が素晴らしいです。幾何学的な鉄骨の枠の向こうに佇む松と、湖南アルプスの山なみ…。入るのを忘れしばし見入ってしまいました。
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光を存分に取り込む造り
ガラス張りの天井からは光が降り注ぎ、開放感にあふれています。近代的なのに温かみがあってずっと眺めていたくなるようなペイ氏の設計…。 館内は北館と南館に分かれています。まずは特別展がある北館へ。
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特別展は「和ガラスコレクション」と「古代オリエントの美術品」を堪能
展示品は撮影ができないのでここまで…。6月18日まではこちら。主に江戸時代に作られた繊細な和ガラスが集められていました。外国製とはまるで違う独自のデザインは見るものを虜にします。また、開館20周年を記念して古代オリエント世界を堪能できる美術品も展示されていました。紀元前の作品がズラリです。
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世界中の文明を体感できる常設展
南館はローマ、ギリシア、エジプト、中国にガンダーラ、日本などの世界の古代美術品で構成されていてその数約2000点!まるでシルクロードを旅しているかのような豪華さ!異国の美的感覚をめいっぱい味わえます。
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日本情緒漂う中庭も
北館2階の石庭はほっとくつろげる一角となっています。ベンチに座ってちょっとひと休み…。
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ミュージアムショップも充実してます
館内にもショップが2か所あって、絵ハガキや書籍、信楽焼の陶器や自然素材の生活雑貨が並んでいます。お土産に最適なオリジナルグッズなどもそろっていますよ。
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通路にも美術品を惜しみなく
南館B1階の通路にあるモザイク。3~4世紀の作品だそうです。柵も何もないので踏んづけてしまわないのかしら💦吹き抜けになっていて2階からも見下ろせます。
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疲れたらカフェでひと息つけます
南館1階のこちら「Pine View」では、自然農法を取り入れたお野菜が使われた体に優しいお料理がいただけるそうです。
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ミホミュージアムに向かう道沿いに案内板があったので行ってみました。田畑が続く中の集落に突如、観光バス現れたかと思うとカメラ片手にぞろぞろと人が…。畑のしだれ桜を見に来られた方のようです。 甲賀市の指定文化財にもなっていると言うしだれ桜は「エゾヒガン桜」で、その樹齢は400年とか。都の原産とも言われるそうなのですが、その桜がここで咲いているのはナゼ?実はこんな説があるのです。
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その①都落ちした人たちによって植えられた説
平安時代後期、平家が滅亡し都を追われた身寄りの人々が都をしのんで桜を持ち込み植えたのでは…。 なんだか、切ないお話しですね。
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その②お寺の再建時に記念樹として植えられた説
この辺りは「深堂の郷(ふかどうのさと)」と呼ばれているそうですが、このお寺が織田信長の焼き討ちにあい焼失。再建されたのがこの地であり、記念として植えられたのではないかとも言われているそうです。
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その③家康の手植え説
江戸時代初期に徳川家康が江戸から京都へ行き来する際、刺客を避けるため伊賀からこの信楽、瀬田を抜けたそうで、江戸への帰途、休憩された際に植えられた桜ではないかと言われているそうです。
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ご当地マンホールみ~つけた!
これだけの説を持つしだれ桜もなかなかないですよね。何はともあれ、悠久の昔から訪れる人々の心を癒して来た桜なのは確か。強さと、はかなさをあわせ持った…そんな姿でした。 あ、マンホールもごらんの通り🌸。
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そして、次の世代を担うものへ
傍らにあったまだ小さな桜の苗木…。親木の小枝から増殖されたものだそうです。大切に育てられているようです。
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15年ほど前に家族で訪れた事のあるお店です。信楽で栽培されている「朝宮茶」が味わえるカフェなのですが、「まだあった~!」とうれしくなって再訪することに。 ここで初めてきちんと淹れた日本茶の甘みと旨みを体感した私、あの時の衝撃をもう一度! 店舗の後ろには茶畑が広がります。
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うす紅の「ヒメコブシ」が咲いていました
変わらない外観。 店舗は喫茶部と銘茶部に店舗が分かれています。
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涼やかな竹林をイメージしたエントランス
見上げるような青々とした竹が心地よいです。右手が喫茶部、左手がお茶が購入できる銘茶部になっています。 私達は喫茶部へ。
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春限定メニューをいただきました
あさみや茶スイーツ「桜モンブラン」。ほんのり桜の風味がするクリームの中には若草色の抹茶のクリームも!フォトジェニックなスイーツです。セットのお茶は「あさみや上煎茶」。本格的に淹れるのですがお店の方が教えてくださいますから大丈夫。
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手間ひまかけるからこそおいしい
鉄瓶に入れられたお湯を60度ぐらいまで冷ましてから急須に注ぐ…時間も労力もかかる作業ですね。でも、こうして淹れるからこそ味わい深い…それが日本茶なのかも。!甘~い!コレコレ、この甘みです。懐かしい~~(泣)
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奥のお庭でお花見~withたぬき
ほっこりした後は竹林の先…お店の奥手にあるお庭に行ってみました。イスやテーブルがセットされているのでこちらでお茶をいただくのもいいかもしれませんね。桜がキレイでした。あ~春ですね、たぬきさん。
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信楽に牧場あり。観光牧場ではありませんが、内部を見て回ることができます。こんなところでたぬきさん以外の動物に会えるとは!牛舎や建物のネーミングセンスにも注目していただきたい。くすっと笑えること間違いなし! 年中無休、入場無料でブランコや滑り台、広場もあるので小さなお子さんも存分に遊べますよ!新鮮な牛乳を使った極上スイーツも味わえます(^^♪
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「サマンサの庭」
第二駐車場のすぐ前にいたのは、ポニーとナント!ダチョウ!目が合うと近寄ってきて金網をガツン!威嚇!?ちょっと恐怖を感じました。 奥に小屋にはヤギさんもいますよ。
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「小中学生の牛舎」
道を進んでいくと牛舎が。 こちらは、まだお乳をしぼれない育成中の牛さんたちが暮らすおうち。近くまで行けますよ。奥には「大人の牛舎」が。
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大型ブランコ「山田舞乱子」!
天まで届く?!大人も乗れるブランコ発見。舞いすぎて乱れないように(笑) 手前にはクジャクの小屋が。デカいクジャクが2羽いました。もう、動物園のようです。羽を広げたところ見たかったなー。
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「カヴァロ亭」と「ほっとする休憩所」
牧場スイーツが購入できるのはこちら。カフェもあり、牛乳やソフトクリームがいただけます。お天気の良い日はぜひ外のテーブル「ほっとする休憩所」で。 ちなみにトイレは「スッと亭」(笑)
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どれもおいしそう~
お土産にもなるスイーツが並んでいます。バウムクーヘンやクッキー、プリン、ヨーグルト…。フレッシュミルクで作った自慢の製品です。
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純乳ソフトクリーム
5~10月の間しか食べられないソフトクリーム!コクがあって自然な甘みがなんともおいしい~。後味は意外とスッキリです。ヨーグルトも入っているんだとか。こちらは「こどもサイズ」。「おとなサイズ」もあり。
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生乳飲むヨーグルト
低温殺菌のノンホモ牛乳を使ってできた飲むヨーグルト。小さなサイズで一気に飲める!と思ったのですが…濃すぎて出てこない?ビックリするほどもったりしています。私はこれがイチバン好きかも。
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贅沢チーズケーキ✨
冷凍保存されています。 こちらはナッツとフルーツ味。濃厚チーズとナッツの芳ばしさが見事にマッチ!朝宮茶を練りこんだ煎茶チーズケーキもオツな味ですよ。1人前サイズもあります。
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ふ、ふね?
「チー連号」と言う船だそうです。他にもクルーザーみたいなんも丘の上にありましたよ…? ナゼ、船が?
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ニャンコパラダイス
よくよく見るとそこら中にニャンコがいます。人によく慣れていてぜんぜんこわがらずそばにやってくるんです。なんとも愛らしい牧場住まいのニャンコたちでした。
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貴生川(甲賀市水口町)と信楽を結ぶ延長14.7kmの鉄道です。JR信楽線を昭和62年に信楽高原鉄道が引き継いだ形で始まったようです。 信楽高原の中を縫うように走る鉄道からの四季折々の景色は日本の原風景を思わせる美しさです。
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ラッピング車両続々!
色んなラッピング車両が楽しめるのもこの鉄道の魅力。5年ぶりの新作とされる「甲賀忍者とたぬき」のコラボ車両。「忍」も文字がいいですね!そう、信楽のある甲賀市は忍者の里としても知られているんです。
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ホームにもやはり…
信楽の玄関口ですものね。お出迎えしないと…とばかりに整列しているたぬきさん。
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駅前の巨大たぬきの…
駅前にそびえるコレ、実は公衆電話なんですよ。季節に合わせたコスチュームに変わるそうで訪れた時はセーラー服でした。 マツコデラックスみたい…。
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滋賀名物「飛び出し坊や」にもたくさん会えます
誰もが目にしているこの看板。実は、滋賀県が発祥なんですよ。東近江市の社協が発案し、看板にしたのがコレ。「飛び出し坊や」とか「とび太くん」なんて呼ばれていますね。
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近江牛のすき焼きやステーキがいただけるレストラン。 お店はそんなに新しくはないのですが、清潔感がありレトロモダンな調度品が珍しく、版画や信楽焼の置き物などもありいい雰囲気です。 せっかくの滋賀県なので、ふだん食べられない近江牛をリーズナブルに味わう事のできるココ、牛石さんをセレクト!期待が高まります。
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国道307号線沿いです
この高い看板が目印!
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ステーキ定食!
ドーンと一枚のお肉が一口サイズにカットされています。しょうゆ味のソースとマスタードでいただきます。
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あぁ~食べるのもったいない💦
うま味と甘みのバランスがいいお肉❤ やわらかいですよ~。 焼肉定食やハンバーグ定食も大人気とか。
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メンチカツも絶品!
陶美通り(すえみどおり)沿いの川から少し入ったところにある昭和レトロな「信楽銀座商店街」の中に牛石さんのお肉屋さんがあります。こちらでは牛石さんのお肉で作る「メンチカツ」がいただけますよ~。ジュワ~っと肉汁がでてくるメンチカツ…うま~!!散策のおともに。
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こちらは信楽焼の特製羽釜鍋で炊いた近江米がいただけるお店。 季節によってブレンドし、その時期にいちばんおいしい形で提供してくれます。「ご飯にあう」おかずと、こだわりのお野菜、漬物、調味料…できるだけ地元産のものを使用すると言う地産地消にこだわっているお店です。
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国道307号線沿い!
土鍋の書いた看板に惹かれてやってきました。人気のお店なんですね。けっこう人が並ばれていました。
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近江米の米粉で揚げた「唐揚げ定食」
カリッとした衣に甘いタレがかかっています。お肉もやわらか~い(^^♪定食には大和芋とろろの小鉢が付いています。ご飯にかければ味を変えて二度おいしい。
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ボリューミーな「チキンカツ定食」
デッカいカツ!でもペロリといただけちゃいます。サクサクジューシーとはこのことや~!卵かけセットにしてみました。+200円でTKGの為に飼育されたと言う卵とネギ、塩昆布が付いてきます。ご飯3杯食べれました(私じゃないですが…。)
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近江米ご飯はおかわり自由❤
そうそう、コレ言うとかなきゃ!ご飯はおかわり自由ですよー。共用台のおひつに入れられて置いてあるので何杯でもどうぞ。
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スイーツもぜひ!
おなかいっぱいになったので、今回はいただけませんでしたが次回はチャレンジしたいです。 自家製の近江米甘酒や十勝産小豆を使ったおぜんざい、朝宮ほうじ茶プリンなど魅力的な和スイーツがラインナップ!
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信楽町の長野地区には信楽焼を製造している窯元が多く点在する坂路があります。この路は「窯元散策路」として観光客に親しまれているんです。マップ片手にお散歩してみませんか? 動物型の焼き物、登り窯、壺や火鉢…あちこちの道沿いで信楽焼に出会えたり、お店では、個性あふれる陶芸家さんの作品などに触れながら私のお気に入りを探してみてください。 *工房内は勝手に立ち入ることはできません。各工房の方にご確認の上見学させてもらってくださいね。
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信楽伝統産業会館
散策のスタート地点。こちらでも様々な信楽焼に触れる事が出来ますよ。また、観光パンフなどもそろっていますので、いただいていくと便利。レンタサイクル(1日500円)もアリ。
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ろくろ坂からてくてく
お日さまポカポカな昼下がり…ゆっくり歩を進めていきましょう。 現在地を示す案内看板があちこちにあるので安心ですよ。
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紫香楽一宮 新宮神社
石鳥居が見えてきました。ここ、新宮神社は陶器作りと生活に欠かせない「火」と、信楽焼の守護神をお祀りし古くから感謝と火に関わる安全を祈られてきたお社です。毎年7月には「信楽火まつり」が行われ、ここから採火された松明を愛宕山山頂にある陶器神社へ奉納されるそうです。
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この円柱、よく見ます
嶋吉陶製さんの工房脇にあったコレ、「立ちざや」というものだそうで、登り窯で火鉢を焼くために使っていた台なんですって。 小さいものは「継ぎざや」。 アヒルやペンギンが乗っかってました。ほのぼの…。
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「窯元散策路」の陶製柱
こちらも陶製の道しるべ。
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ちょっと一息…
陶製のベンチに腰掛けひと休み…。桜はそろそろ散りかけです。
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道に埋め込まれた「敷き石」
窯元散策路には「ろくろ坂」・「壺場坂」・「ひいろ壺坂」などの坂路があってそれらの道にはこうして目印になる敷き石がみられます。素朴でかわいいです。探してみてね。
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「バンチク」?
地図にそう記してありましたが…これはナニ?土で作られたカベに屋根がついてるような建物? これは「版築」と言う建築工法の一種とか。木枠の型に土を入れて締め固めを繰り返し土の積層を作るんですって。登り窯の壁もこれと一緒の工法でできてるのかな?
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古き良きたたずまい
懐かしさを覚える町並みや通り。うまく陶器を使い植木鉢にしたり、小さな橋に埋め込まれていたり…。ふと気づけばたぬきさんに見つめられてたり…ほっとするポイントが満載な散策路です。
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この子もよく見ます
「しがらきっこ110番の家」の前に置かれているたぬきさん。表情がなんともかわいいんです。
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窯元散策路、ろくろ坂を登り切ったところにある古い登り窯。明山窯さんが有する役目を終え、静かにたたずむ登り窯なんです。そんな登り窯を眺めながらコーヒーやお食事が楽しめるのが「ogama」さん。信楽でも人気のカフェです。
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もはやアート!
10の部屋からなる登り窯は圧倒的な存在感!信楽が誇る産業遺産ですね。
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中には陶器がズラリ
すぐそばまで行って見学することができるんです。ひんやりとし、ほの暗い部屋の中には数々の陶器が陳列されています。先人たちは古の昔からここで焼き物を生みだして来たんだろうなと思いを馳せます。
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登り窯の焚口
イベントスペースにもなっている場所。レンガ造りの窯の焚口は長年使い込まれいい感じです。堂々たるもの!
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足踏みでろくろを回す機械
その横にあったろくろ台。現在も使われているのかもしれません。 別棟で陶芸教室も行われているそうですよ。
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カフェスペース
テラスからは登り窯が目の前です。カップはもちろん信楽焼。ゆったりとした時をつむぎます。
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2階はギャラリーとショップ
明山窯や、信楽の作家さんによる作品を展示、販売しています。ごろんとしたもの、シャープなイメージのもの…作家さんの個性が際立つ作品に触れるだけでも発見がいろいろあって楽しい♪
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