ごめん•なはり線でゆく東高知 絶景のたび
高知ごめん•なはり線でゆく東高知 絶景のたび
高知を旅するのは初めて。四国の中でもアクセスしにくい場所にあるためこれまで何となく行けずにいたようです。 今回、太平洋の大海原が限りなく望める路線があると聞いて思い切って1泊2日で旅をしてきました。 神戸からジャンボフェリーの深夜便で高松へ。 JR土讃線を走る特急しまんと号で四国を縦断し高知へ。 そして、土佐湾沿いをゆく、土佐くろしお鉄道ごめん•なはり線で途中下車しながら沿線を散策してみました。 海を超えるとワクワクが増しますよね。船も鉄道旅も満喫できる旅…ご参考になれば幸いです。
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ジャンボフェリーは神戸と小豆島、香川県の高松を結ぶ瀬戸内海の航路。 神戸の三宮フェリーターミナルから深夜1時出航の便に乗船。翌5時15分に高松東港に着きます。 運良く新船"あおい"に乗れました❗️ 夜中だったし雨が降り始めたのであちこち見ずに予約した席に直行。明日に備えて眠ります。
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石の遊び場(キッズスペース)
船内にはたくさん共用ベンチが設置されています。 小豆島の中山千枚田をイメージした"棚田のベンチ"や、伝統産業である醤油作りに使用する大きな樽をイメージした"醤(ひしお)のベンチ"が設けられています。樽の中に入れば映える写真をゲットできるかも! こちらのスペースはお子さんが遊べるようになっていておもちゃも置いてありましたよ。ほっと寛げる場所があるのはありがたいですね。
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コンフォートリクライニングシート席(有料)
無料で使用できる席の他に有料の座席も。 こちらは+1500円、眺望抜群のリクライニング席。新幹線のグリーン車と同様のクッション材が使われているそうで座り心地バツグンとか。オットマンもついてます。 もちろん全席電源コンセントつきです。
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のびのび座席アネックス(有料)
私がお世話になったのはこちらののびのび席です。(+500円) 驚くほど揺れは感じないので快適に身体を休められます。しかもコスパがよい✌🏻
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横になれるの嬉しい✨
夜中なのでライトダウンされてます。 フルフラットな畳敷になっており座席と座席の間(顔にあたる部分)はパーテーションで仕切られているのでプライベートが保たれます。 電源コンセントもありますよ。
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高松駅につきました
高松東港からは無料のシャトルバスで高松駅まで送迎していただけます。 さぁ、高知に向かうぞ。
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四国最長の"特急しまんと"初乗車
6時4分に出発するこちらの列車は2019年に登場した新型特急気動車2700系。 山間部を走る土讃線はカーブがとても多いため、"振り子式車両"といって高速でカーブを走り抜ける車両が使われています。 高松駅から高知の中村駅まで4時間かけて走行する四国最長特急なんです。 讃岐平野にそびえる飯野山や象頭山に立つ金毘羅宮、大歩危小歩危など自然が生み出した渓谷美を楽しみながら高知、後免駅まで。
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高知県南国市にある後免駅にやってきました。 ここでJRから土佐くろしお鉄道に乗り換えます。 平成14年(2002年)7月開通した土佐くろしお鉄道ごめん•なはり線は、高知県の南国市と奈半利町を土佐湾沿いに42.7km、全21駅で結ぶ第三セクターの鉄道です。 高知県出身のまんが家、やなせたかしさんが考案した駅キャラクターが各駅にありかわいい名前もついてるんですよ。
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ごめんって💦
「ごめん駅」。駅名、おもしろい笑笑 謝られてもなぁってなります。 ここが始点になる駅。JRと接続していて高知駅まで乗り入れてる列車もあります。
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はじめまして❗️「ごめんえきおくん」
駅にはこんな風にキャラクターのモニュメントがあります。21つのキャラクターを巡ってみるのも楽しいかも💞 ということでキャラクターを紹介しちゃいます。 『JRに接続するごめん・なはり線の始発駅にいるボクは、駅員さんがモデルになっているんだ。 田園風景や海岸沿いの風景が楽しめるごめん・なはり線の旅は、後免駅からボクがお見送りするよ!』 ※ごめん•なはり線HPより
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ごめん•なはり線観光1日フリーきっぷ
一日中沿線を観光するならこちらが超お得💛 観光スポットや飲食店など約40店舗の割引特典もついているのでフル活用しました。 駅窓口か列車内(車掌さんが同乗の場合)または、JR高知駅•高知観光情報発信館「とさてらす」などで購入できます。 のいち駅、安芸駅、奈半利駅物産館"無花果"でも。 ※大人 1670円/子どもは半額
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土佐で阪神❓❗️
えっ❓なんでなん❓ってなりました💦 沿線の安芸市は阪神のキャンプ地なのだとか。 知らなかったなぁ。高知でトラ🐯に会えるなんて…。
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オープンデッキ付きの車両があるんです
太平洋の海や風を体で感じることができますよ。 天候により利用できない場合あり。 《やたろう1号 》 安芸 14:32発-->後免 15:28着 《しんたろう1号 》 奈半利 12:32発-->安芸 12:59着 《しんたろう2号 》 高知 10:16発-->後免 10:43発-->安芸 11:36着--> 奈半利 12:04着 *オープンデッキ後免~奈半利間開放
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キャラクターが勢揃い❤️🩷
一般的な車両だそうです。 細部にまでこだわりを感じます。
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車内
こちらの車両は半分がクロスシート、もう半分はロングシートになっていました。
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海を独り占め
海沿い走るとさえぎるものなく全面が青い景色に包まれます。夕暮れも最高だろうな。
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「のいち駅」で下車してバスに乗って行く予定だった ワイナリー。時間の都合で行けなかった〜〜😭 次は必ず❗️の想いでご紹介。 高台にあり海が見渡せる絶好のロケーション。 併設のショップでは、高知県産の葡萄で作られるワインの販売、試飲などをされています。
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青空の下で乾杯🥂
屋外のウッドデッキでは、ペアリングを考えて作られたスイーツでワインが楽しめますよ。
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「のいちんどんまん」
そんなコンクールがあるのね😊
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続いて「あかおか駅」で下車します。 「絵金蔵」という施設まで6〜7分歩きます。 ここは、江戸時代の謎多き絵師、絵金について触れることができるところです。 絵金こと、弘瀬金蔵は髪結いの子として幕末の高知城下で生まれたそうです。幼少期から画才に秀でていた金蔵は当時の最大画派である狩野派に属し研鑽を積みました。やがてその才能を認められ21歳で土佐藩家老の御用絵師となったのです。
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絵師金蔵、略して「絵金」
建物に掲げられてました。 御用絵師となった絵金は贋作事件に巻き込まれ狩野派破門、御用絵師も解任となり高知城下追放に…。 真相は闇に包まれたままとなっているそうです。 以後、絵金は親類を頼りにこの地に住み着き酒蔵で絵を描き始めたのです。町絵師•絵金の誕生です。
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展示室一〜闇と絵金蔵〜
入り口で入館料を支払うとひとりずつ提灯を手渡されます。 まずは階段を上り映像ホールにて絵金について知ることができる映像を見せてもらいます。 また一階に降り、提灯に灯りをつけて向かったのが"闇と絵金"という展示室…。暗いのでお化け屋敷に入る心持ちです😨 いくつもの二曲一隻の芝居絵屏風が暗闇でわずかな灯りに照らされて浮かび上がっていました。 ここに描かれているのが町絵師となった絵金の芝居絵です。
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「恐ろしくて美しい」
絵金の絵は闇の中でこそ圧倒的な存在感と異彩を放つと言われているそうです。 赤岡海岸の波の音も聞こえてきます。 極彩色で描かれた絵の中には情念、憎しみ、恐怖、哀しみ…様々な感情が豊かに表されています。 「血赤」という絵金特有の赤の使い方がなんとも斬新😳いやー、じかに見て感じて欲しいです、はい。
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絵金祭り
毎年7月に行われる須留田八幡宮の神祭と、土佐赤岡絵金祭りの宵に蔵の中から芝居絵屏風が出され商店街の軒先に立てられるそうです。 元々、まちの旦那衆が大祭に奉納するため絵金に描かせていたもので江戸時代末期からこうして飾られるようになったのだとか。 ほの暗い灯りの先に浮かび上がる絵金の絵が年に一度眠りから覚めるときなんですね。
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ポストカードもらえます
フリーきっぷ特典で真ん中のポストカードもらいました。
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「あかおかえきんさん」
絵金の絵を見た後だからかやなせさんキャラがほっとするわぁ。 珍しいおじさんキャラなんですね🤭
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弁天座
向かいにあるのは芝居小屋•弁天座。雰囲気がありますね。明治時代に地元の方々によって建てられましたが1970年に閉館。 文化活動の拠点として2007年に復活しました。 ここでは、絵金の芝居絵屏風の世界観が体感できる"絵金歌舞伎"が上演されています。 内部は本格的な造りになっていて花道や廻り舞台、枡席、桟敷席などもあるそうです。 館内を見学することもできます。
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「夜須(やす)駅」下車、徒歩10分🚶のところにあるなんだこりゃ❓な橋です。 警報器が鳴るとゆっくりと6分かけて橋が開閉していきます(長さが32mもありすごい迫力💦)。橋が動くこと自体あり得なくてそれだけで驚いてしまいます。 土佐藩家老の野中兼山によって作られた手結港の入口に架けられていて、船の通行が優先のためほとんどの時間ははねあげられています。 6:30~8:00、9:00~10:00、11:00~12:00 13:00~14:30、15:00~16:00、17:00~18:00 この橋を渡れるのは、⬆️の時間のみ。 一日のうち約7時間ぐらいですね。迂回路がありますのでご心配なく。
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ヤ•シィパーク
ビーチハウス、芝生公園、ピクニックサイト、道の駅などを兼ね備えた県立の海浜公園。 夜須駅を降りてすぐです。 やしの木が南国ムードを醸し出してますね。 これからの季節は、海水浴客でにぎわうそうです。
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「やすにんぎょちゃん」
金髪✨✨
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海にほど近い「西分駅」で降ります。 波の音が聞こえる道、鉄道高架沿いの道を歩くこと17分。はい、けっこうあります💦
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駅までの道のり
疲れたら海岸が見渡せる堤防でひと休みしても。 歩いていてもずっと波の音が聞こえていました。
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海にせり出してる…
着きました。 わっ。すごっ❗️スケルトン💦
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斬新な建物です
雑誌『サライ』に"抜群の眺望で大自然を思い切り堪能できる絶景カフェ10選"に取り上げられたこちらのお店…ナント、第一位になったのだとか。
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わぁ〜っ
こちらが2階。 表紙の座敷の写真は1階になります。 私は2階に通していただきました。
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絶景✨✨
しかもいちばん海側🙌🙌こわいぐらいです。 しばしぼんやり海を眺めていたくなります。 水平線の先には何も見えない…太平洋なんだなと実感。
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お食事メニュー充実
地元の食材を使用したこだわりのお料理がいただけます。ランチプレート、パスタにスイーツと豊富なメニューも嬉しい。 20時までオープンしてるので、夕暮れや夜景も素晴らしいだろうなぁ。 最高のカフェ見つけました❗️
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「にしぶんつきこちゃん」
『白い砂と青い松林、そして真っ青な海が美しい琴ヶ浜は、月の名所としても有名なんだよ。夜の海辺を明るく照らす月は、ロマンチックで本当にきれい!私はそんな月がモチーフになっているのよ』 *HPより
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「安芸駅」です。 安芸駅は高知東部の観光の中心になっている駅でもあります。室戸方面に行くバスもこちらから出ていたり、レンタカーやレンタサイクルも駅付近で調達できますよ。 また、このぢばさん市場では安芸や東高知のお土産や加工品、新鮮な農産物などが購入できます。
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地元の方もたくさん来られる人気のお店
東高知の逸品がズラリと並ぶ店内。 レンタサイクルはナント❗️無料です。
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いもけんぴの元祖は高知なんやて
安芸市が発祥の地…らしい。 おいしいですよね。本場の味いただいてみたいと思い購入しましたっ。
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かつおを使った製品…さすが高知❗️
サラダチキンならぬサラダかつお❗️このまま食べられるものが多かったですね。 海鮮も充実していて釜揚げちりめんじゃこやお刺身などもお安く販売されてた。家が近かったら間違いなく買ってます。
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槙野富太郎博士にちなんだグッズがかわいい🌸
朝ドラ効果で槙野博士がブームなんでしょうね。 すっごくかわいいボタニカルなイラストの手拭いです。
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ゆず商品はマスト
馬路村や北川村のゆずを使った商品はやっぱり魅力的。ポン酢にゆず果汁、ゆずドリンク、ゆず胡椒…。地元でも手に入るものがあるけど、やっぱりお膝元で買いたいですよね。
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ゆずははずせぬ
ほっと一息つきましょう。 味が濃いです、ひたすらゆずが主張してきます。 シャーベットに近いような軽さがまたいいです。 うますぎるー🍊
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焼きなすアイス❓❗️
高知は冬春なすの生産量日本一だそう。 そんなおいしいなすをじっくり炭火で焼いてアイスになりました。 興味本位で手に取ってみたんだけど… 待って❗️おいしい🍆✨なすやん、焼きなすやん❗️ 皮のような黒いぷつぷつも入っていて、しっかり芳ばしい焼きなすの風味がするのだ。 うそみたいだけど焼きなすアイスです。 これは食べないとわからない。お取り寄せしよかな。
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土佐茶
1本買うと10円が生産者さんに還元される『TOSACHA 茶りティーボトル』。 こんな形で応援するのいいですね。
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「あきうたこちゃん」
市内のあちこちに童謡のモニュメントがあるよ。
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駅から歩いて5分ほどのところにあります。 平成23年に開催された「志国高知龍馬ふるさと博」に伴いオープンした東高知の観光情報を発信する施設。 安芸市出身の実業家で三菱の創業者である岩崎彌太郎の功績を広く世に伝えるために2020年にリニューアルされたそうです。
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「起業家の聖地•安芸市」
「東洋の海上王」と呼ばれた岩崎彌太郎。大河ドラマ“龍馬伝"では香川照之さんが演じておられましたね。 安芸市の小さな村で生まれやがて、激動の時代を「こころざし」を持って生き抜いた彌太郎…現代の人にこそその生き方を知ってほしいと思えました。
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青は時代の荒波を乗り越える大海をイメージ
館内は青を基調としており、時代の激流に向かって帆を拡げる海運船に見立た造りになっています。 真ん中はタッチパネル式ディスプレイになっていて 彌太郎に関する情報や、安芸市の観光スポットやグルメについて検索できます。
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お土産も揃ってます
VRシアターでは、幅13.3m、高さ2.7mの巨大スクリーンで彌太郎の生涯について学べます。美しいCG映像に没入してしまいます。 《上映時間》 9:00より15分ごとに上映(1回約10分)。 最終上映16:45~ 観光パンフレットや案内などもしてもらえますし、お土産も買えますよ。 無料のレンタサイクルも完備。
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ぢばさん市場でレンタサイクル🚲を借りて観光スポットを巡ってみました。 自転車で爽快に風を切って走ること10分余り。 土居地区にやってきました。そこには時計台がついた建物が…。安芸市のシンボル的存在になっている「野良時計」です。
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手作りされた時計なんですって
明治20年頃、この辺りの地主だった畠中源馬さんがたったひとりでしかも全て手作りで作り上げたそうです。 西欧から時計を取り寄せ仕組みを覚え、歯車、分銅など部品もひとつずつ作って組み立てたといいます。 当時、野良仕事をしていた人々はこの時計を見て時を知ることができたそうで"野良時計"と呼ばれるようになったとか。
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今も末裔の方が住んでおられます
周辺には水路が敷かれ、季節の花が彩りを添えていました。地元のみなさんに愛されてる時計なんだなぁと温かい気持ちになります。
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野良時計のほど近くには武家屋敷跡が並んでいました。その奥には安芸城跡があります。 安芸城は鎌倉時代末期から安芸氏代々の居城でした。 長宗我部元親の岡豊城(おこうじょう)を攻撃したことにより逆に攻められ落城。 こうして安芸氏は滅びました。 その後約30年は長曽我部氏が、その後は山内一豊が土佐に入り家臣に城を預けたそうです。 蓮の葉が豊かに茂るお堀、そして重厚な石垣…まさに城跡といった佇まいです。
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五藤家安芸屋敷
関ケ原の合戦場後、山内一豊の家臣で安芸城を預けられたのが五藤氏でした。 こちらはその住居跡で昭和44年(1969年)に安芸市の文化財に指定され今も城内に残っています。
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土佐藩山内家の家老だった五藤氏
五藤氏は、高知城近くにも高知屋敷を構えていたそうです。 ふもとにあった屋敷や蔵、馬小屋などは明治になって全て取り壊されたようですが、こちらの奇棟造りの主屋や離れは残りこうしてみることができます。
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あじさいの季節がきた
駐車場で咲いていたあじさい。 初夏の風にゆれる姿が往時をしのばせます。
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安芸市立歴史民族資料館
土佐藩家老の五藤家に伝わる武具などが展示されています。 隣には全国初となる公立の書道美術館も。安芸市は藩政時代から書道がさかんだったようで有名な書家をたくさん輩出してるそうです。
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毒井戸跡❓❓
書道美術館の入り口あたりに井戸がありました。 安芸城が長宗我部軍に包囲されたことで籠城していた時、井戸に毒を投じられ城に籠っていた兵士が何人も倒れたとか…。 城主だった安芸国虎は残された全兵士と領民の命と引き換えに自決したそうです💧曰く付きの井戸なんだ…。
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一国一城令により"城"ではなく地名である"土居"と呼ぶようになり"安芸土居"として、その周囲には家臣団の居住地である廓中(かちゅう)を整えました。 今も武家屋敷の名残を残し風情ある街並みがみられます。 車がやっと一台通れるほどの狭い通りに石溝や生垣、塀などが残りタイムスリップしたかのような美しい景観が見られます。 「日本風景街道」の一つであり、「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。
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野村家住宅
五藤家家臣だった野村家の屋敷が唯一、一般公開されています。(平成20年に安芸市に寄贈) 野村氏は、惣役という財政や人事を司る役目をになっていたようです。中には誰もおられず自由に見てまわれるようになっていました。 切妻造桟瓦葺き木造造り平屋建ての主屋を中心に、門・便所風呂棟・納屋・薪置き場・井戸・塀など江戸末期の武家住宅の形式を残しています。
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塀重門
通りからひとつ門をくぐると右手にまた門があります。こちらは敵の襲撃を防ぐために設けられているのだそう。 右手の塀には瓦が重なるように埋め込まれた練り塀です。これが土居廓中独特の景観を生み出していますね。良質な粘土が入手できた安芸地方では江戸時代から瓦がよく作られたそうです。
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主屋内
切妻造桟瓦葺き木造造り平屋建ての主屋になっています。スリッパが用意され、室内にあがることもできるようです。すごい❗️
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台所
キレイに整備されています。
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往時の武家の生活を垣間見ることができました
藩政時代、この界隈には農民商人は1人もいなかったようです。武家だけが住むことが許されていたのですね。明治以降も廓中に入る際には頬被りや鉢巻はとったそうです。 江戸時代末期(1830年頃)に作られたものがこうして150年以上の歳月を経て現代の人々に受け継がれていかれる、当時に思いを馳せることができる…貴重な体験をさせてもらえてるなと感じます。
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廓中ふるさと館
残念…閉館でした😣 地産地消にこだわったお料理がいただけるのです。 安芸市特産品のナスやゆずを使用したメニューや、かき揚げちりめん丼が人気なのだとか。 店内には土産物や特産品の販売もあり。
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安芸市出身の作曲家•弘田良太郎の童謡…知ってますか?
「靴が鳴る🎶」、「春よこい🎵」、「鯉のぼり🎶」…誰もが知っているこれらの童謡を作曲された方です。大正から昭和初期に活躍した日本の作曲家の第一人者なんですって。 彼の功績をしのんで市内各所、旧跡地に10の曲碑が建てられています。 武家屋敷界隈に建つこちらは「叱られて🎵」。
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土居からさらに自転車🚲を走らせ井ノ口という地区に岩崎彌太郎さんの生まれた家がみられるとの事でやってまいりました。 駐車場のある広場奥に彌太郎さんの銅像が建っています。 高知•安芸市が生んだ異才、岩崎彌太郎。 その足元には日本地図が。天下雄飛という大きな志を抱いて故郷から羽ばたいた彌太郎さんの思いに寄り添えるような気がしました。
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看板にも彌太郎さんが
のんびりした田畑の間を走っていると誘うように彌太郎さんつきの看板が目に入りました笑笑 まもなくです。
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彌太郎さん生家
今日はお休みだったらしく中には入れませんでした。外から撮影だけさせてもらってます。 彌太郎さんの曽祖父•彌次右衛門氏が建てた家屋で、当時の中農の代表的な造りなのだとか。 庭には彌太郎さんが作ったとされる「日本列島」を模した石組みがあります。 また、土蔵の鬼瓦には岩崎家の家紋になっている"三階菱"が見られ、これが三菱マークの原形になっているそうです。
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三菱のこのマークってどんな意味があるの?
実はこれ、岩崎家の家紋「三階菱」と、土佐藩主山内家の家紋「三葉柏」が組合せられているそうです。 故郷への思いが根底にあるのですね。
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銅像の台座にも注目
故郷を見守り、そして見守られ大きく羽ばたいた彌太郎さん。威風堂々と建つ姿はホントかっこいいですよね。
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弘田龍太郎氏曲碑〜春よこい🌸〜
〜はるよこい、はやくこい、あるきはじめたみぃちゃんが〜 今でもそらで歌える童謡です🌸 こちらにも曲碑、見つけました。音楽が流れますよ🎵
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「下山駅」から徒歩15〜16分歩きます。 大山岬あたりの海からすぐのところにあるおいしいお魚が味わえるお店。 人気のお店なので予約をおすすめします☺️ 国道55号線から海に向かう側道に入り徒歩3分。海蝕洞に包まれるように建つ白亜の店舗です。着きました💨
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ぜいたくな空間
2階にあがり扉を開けると思わずわぁ〜っ😳と感嘆の声が出そうに。海色に染まる店内が待っていました。
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すてきなご夫婦がきりもりされてます
かつお出汁のいい香りが充満していてさらに幸せな気持ちに…。 一音灯さんは4月にオープンしたお店。海鮮丼や天丼、お造りなどがいただけます。 喫茶メニューもあり挽きたてのコーヒーなどもスタンバイ。
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言葉を失いますね
はてしなく続く青い海。波も穏やかです。 こんな景色を眺めながらお食事できるなんて…。
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馬路村のゆずを100%使用したゆず酒
ロックでいただいてみました。 やさしいゆずの優しい酸味とほのかな甘さがいいですね。さわやか〜。
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お造り膳
高知で獲れたお魚3種(生鰹炙り、黄肌まぐろ、平鯵)、手作り有機豆腐、京出汁のお吸い物、土佐米、漬物。なんと美しい…🥹 最高とはこのことですね。食べたかった鰹は期待をはるかに上回っていました。芳ばしい炙りでご飯も進みますよ。 お漬物の上に鯛の小さいの❓がちょこんと乗ってるのが可愛かったな。こちらではよく食べるのでしょうか。
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お店の後ろは…
すごいことになっています…😳 まるで神々しい神殿のようです。 元々は喫茶店だったようですね。うまく周囲の岩肌を利用して建てられています。
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この先にお地蔵さまが
洞窟奥、左手にはお地蔵さまが祀られていました。 なんだか不思議な空間です。 いくつかのお地蔵さますべてにかわいいみかん🍊が供えられています。大切にされているのですね。
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「しもやまちどりちゃん」
海岸線にある浜千鳥公園に弘田龍太郎氏の「はまちどり🎶」の曲碑があるそうです。 そこから名付けられたのでしょうか🎵
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海蝕によって形成された洞窟や奇岩があちこちにみられ、荒波が砕ける様子は圧巻です。
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大山岬公園
恋人の聖地にも認定され、ここからだるま夕日を見ると願い事が叶うと言われているとか。 弘田龍太郎の「浜千鳥🎵」の曲碑もありますよ。
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ずいぶん東へきました。 次は「伊尾木駅」でおり、伊尾木洞を目指します。 近くに観光案内所があり長靴を無料で借りることができます。雨の後などは足元の渓流の水かさが増しますので長靴が必要になります。夏場はヘビ🐍が出ることもあるそうで要注意です⚠️
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「いおきトラオくん」
『俺は、映画「男はつらいよ」でおなじみの寅さんがモデル。この帽子とトランクが「フーテン」っぽいだろ?映画の舞台になる予定だったこの地には、寅さんの冥福を祈って「寅さん地蔵」が立てられているんだ』 *HPより
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昔、海だった記憶
伊尾木洞とは、300万年前の地表が隆起し、太平洋からの波によって侵蝕されできた洞窟。 高さ約5m、幅約4m、長さは約40mほどです。 洞窟を抜けた先には、木々に覆われた渓谷が400mもつづき神秘的な空間が広がっています。 実際どのような光景が見られるのかドキドキしながら入り口まで辿り着きました。
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入り口…ちょっとひるみます💦
え❓これ、マジな洞窟だ。 すぐそばには普通に住宅があるのに突如この洞窟の口が現れます。あたりには誰もいません…💧 一瞬、入ろうかな、どうしようかな…とためらいました。いやいや、ここまで来たんだから行こう❗️ 意を決して進むことにしました。
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洞窟に入りました
やはり昨日の雨で水が多いです。 実は長靴借りてなくて裸足になってザブザブ進みました。チャレンジャーすぎる…😅(へび🐍に遭遇しなくてよかった…) 洞内は思いのほか広く前からも後ろからも光が入るので真っ暗ではありません。 振り返って入り口あたりを撮影してみました。
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神秘的な光景が広がっていました
洞窟をでると…✨✨
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空、見上げてみたら
あたり一体が緑に包まれ、鳥のさえずり、流れの音が耳に入ってきました。一気に森に包まれるような感覚になります。 岩肌からはポタポタと水滴が…。 まさに"もののけ姫"の世界🍀
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珍しいシダ🌿がたくさんあるらしい
岩壁や渓流沿いには無数のシダ植物が自生しているのが見られます。 ノコギリシダ、コモチシダ、ホウビシダなど約40種類ほどあるそうでいづれも天然記念物なのだとか。
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貝の化石が見つかるかも
壁面にはよく見ると貝が化石となって埋まっているそうです。たしかにここはかつて海だったんだなと痛感します。 まだまだ、先に行けそうでしたが列車の時間もあるのでここで折り返すことに。 ガイドツアーなどもあるみたいですよ。
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津波避難タワー
駅に戻ってきました。このような津波避難タワーをあちこちでみます。ホームの高さでは浸水するんだな…。津波のこわさをひしひしと感じるのでした。
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まっすぐ伸びるごめん•なはり線の線路
夏の空❗️まっすぐな線路に映えます☘️
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「奈半利駅」。終着駅&始発駅です。 駅に隣接している物産館は奈半利や、東高知の特産品や新鮮なお野菜、お土産などが並びます。
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奈半利の特産品
イチジクやスイカの産地なんですって。これからの季節、おいしいですよね〜🤭🍉💦
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レンタサイクルあり〼
奈半利には登録有形文化財の民家や商店が点在し、ノスタルジックな町並み散策も楽しめます。 自転車でのんびり巡るのもいいですね🌈 ※シティ 200円/~4時間.400円/1日 ※eバイク 250円/~4時間.500円/1日
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イタリア食堂 トンノ
建物3階にはおいしいパスタがいただけるお店があります。テラスからは海も望めます💚 駅改札口にも直結してます。
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「なはりこちゃん』
たくさんのキャラクターのみなさんに癒されました〜💕
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東高知を旅する目的の一つ。ここ❗️ここにに来てみたかったのです。 雨が降っていたのでもったいなかったのですが、それはそれで艶やかでしっとりとした風景に出会えたのでよかったかなと。
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エントランス
奈半利駅から北川村村営バスで10分。 北川村はゆずの名産地。他にもとろとろのお湯が自慢の温泉もありますよ。
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ギャラリー&ショップ
まずはこちらのカウンターで入園料をおさめます。 モネの絵画にでてくるような草花がモチーフになった雑貨やお菓子、キッチングッズなどが並びます。また、ギャラリーでは押し花アートの展示会が開催されていましたよ。季節ごとに内容が変わるそうです。
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クロード•モネ
印象派の巨匠。フランス北部のジヴェルニーに家と庭を造り人生の後半をこちらで過ごしました。 創作以外の時間、モネはほとんど庭仕事をしていたそうです。 そのモネの想いを再現したのが「北川村モネの庭マルモッタン」なのです。 そして、クロード•モネ財団により世界で唯一"モネの庭"の名を掲げることを許されたのです。
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花の庭🌼🌹
四季折折の木々やお花が咲き競います。色彩の美しさが楽しめるようにとあえて、花に名札をつけていないそうです。 「パレットの絵の具を落としたような」とパンフレットに記されていました。まさにそう❗️自由さがあり色彩のグラデーションがたまらなくきれいです。
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初夏の庭を彩るあじさい
雨に濡れて輝きを増していました。 あじさいだけでも様々な種類がありました
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ナチュラルで柔らかな庭です
生きた美術館とも称されるモネの庭。どこを切り取っても絵になるんですよね。 花園に迷い込んだような楽しさがあります。
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水の庭🪷
モネといえば「睡蓮」。このエリアはその睡蓮が描かれた庭を再現しています。
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モネの絵画とともに…
池には赤や白の睡蓮が咲いていました。午後だったので閉じかけている花もありましたが、しっかりとモネの世界感を映し出していましたよ。
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緑がいちばん美しい季節
周囲の緑が池に反射し一体化しているかのように見えます。ここはフランス🇫🇷❓
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7月に花を咲かせる青い睡蓮
モネが試行錯誤してなんとか咲かせようとしたそうですが叶いませんでした。 ここ、モネの庭では毎年7〜10月に美しい花が開花するそうです。すごい❗️✨ スタッフのみなさんの努力の賜ものですね。
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カフェ•モネの家
園内を散策した後はカフェでひと息つきませんか❓ ランチでは、モネのレシピから考案されたメニューや地元の食材を使ったメニューいただけます。 自家製のサングリアをいただきました。 オレンジジュースにスパイスを漬け込んだノンアルコールのドリンクです。酸味が爽やか💕 となりの手づくりパン工房では毎日店内で焼かれたパンが味わえます。
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こちらのホテルでお世話になりました。 奈半利駅まで親切に迎えに来ていただいてチェックイン✅ 1980年に開業したホテルなはりさんはまぐろ🐟がおいしいと評判のお宿です。 チロリアン風のかわいい外観で露天風呂を兼ね備えた大浴場もあり、旅の疲れを癒すことができます。
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🐟マグロのお遍路さん❓
駐車場で発見笑笑
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マグロ尽くし✨✨
"奈半利まぐろ定食"。今晩のディナーです。 まぐろ刺身、皮酢、まぐろのわたの天ぷら、季節の野菜の炊合せ、ご飯、味噌汁、デザート。 中とろを含む3種類のまぐろのお刺身…本当においしかったです。臭みがまったくないし、とろとろで甘みもある。本場の味はやはり違うんですね。 皮の酢の物、わた天も目からウロコ❗️うまい。 まぐろを余すことなくいただけて大満足です。
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地酒は味わっておきたい☺️
お隣、田野町の酒蔵、「濱の鶴酒造」さんの純米酒、"慎太郎"。ふわっとお米の香りがして豊かな味わいのお酒でした。
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大浴場完備
木の香りに癒されてゆっくり浸かるとほっこり疲れがとれます。奥には露天風呂も。
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朝ご飯もボリュームあり
朝の光がたっぷりはいる窓辺の席でゆっくり朝ごはんをいただく…これ、旅の醍醐味です。 優しい味付けのおみそ汁、炊き立てのご飯…日本人でよかったと感じる瞬間でもありますね。
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頭が下がる想い…
南海トラフ地震への取り組みがさまざまな形でなされているのですね。 送迎していただいた際に運転手さんがおっしゃってましたが、高台にあるこちらのホテルも津波が来た際は避難場所になるのだそうです。
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ホテルから駅までぷらぷら歩いてみました。 見事な石塀を有するお寺があったのでちょっと寄ってみました。 丸い石をから積みしたもので「イシグロ」と呼ばれているそうです。台風や海からの強風避けの石垣で貴重なものなのだとか。こちらは台風、多いもんね…💧先人の知恵だ。 (国登録有形文化財)
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お殿さまが立ち寄ったお寺
ご本尊は弘法大師。本堂も国登録有形文化財に指定されていて、すぐ横には高さ6.4mの日本一の黄金の鈴大師さまが祀られていました。 山内一豊が入国した際に宿泊所になったと言われる由緒あるお寺です。
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優しいお顔の観音さまにでを合わせます
施薬観音さま。 こちらは四国三十三観音霊場第九番札所の観音さまだそうです。ぼけ封じのご利益があるそうな。
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本堂前の仏足石
踏むのかな、踏んでは行けないのかな。 悩んで踏まずに手前でお詣りさせていただきました。
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こういう造りの建物をよくみます
奈半利町にはノスタルジックな古民家が数多く残されているそうです。 町内13カ所の住宅が国の登録有形文化財として登録されいて個性的なその造りなどを見て回るのも楽しいかも。 きめが細かく厚塗りが可能な土佐漆喰、 強い雨や日差しから壁を守る水切り瓦、 水の侵入を防ぎ耐震性にも優れる石塀… ここに来ないと見ることのできない伝統的な街並みが奈半利にはあるのです。
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こちらも…立派だなぁ
奈半利町は阿波国(徳島)に通じる交通の要衝として栄えたそうです。 実業家も多く風情ある建造物がたくさん造られました。時を経ても姿を変えずに私たちに往時の息づかいを感じさせてくれています。
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高知駅まで来ました。 ここからは特急南風に乗って高松まで行きます。 高知の旅もそろそろ終わり…。大自然と豊かな食、温かい人々との出会いに感謝。また近いうちに会いに来ます🌼
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これを見ずに帰れぬ
駅前に佇む大きな三志士像。 左から… 武市半平太、 坂本龍馬、 中岡慎太郎、 地元の、いや、日本の宝ですね。 彼らの生き様と功績にただただ頭が下がる思いです。
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特急南風がかわいすぎる😂
やはり最後まで高知気分を味合わせてくれます。 乗りたかったのよね…アンパンマンラッピング列車💕
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ありがとう、高知
車両内…天井にもアンパンマンたちが。 馬路村のゆずドリンクで乾杯だ🥂
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