七年に一度!六善光寺で同時御開帳
長野七年に一度!六善光寺で同時御開帳
善光寺といえば信州善光寺ですが、案外身近な場所にも「善光寺」と名が付いた寺院がある筈です。 信州善光寺は全国に点在する善光寺のいわゆる総本山的存在なのであります。 その信州善光寺が七年に一度御開帳が執り行われ、同時に元善光寺、甲斐善光寺、岐阜善光寺、関善光寺、善光寺東海別院でも御開帳を行い、これが六善光寺同時御開帳となります。 前回の同時御開帳は平成27年4月5日(日)~5月31日(日)でした。次回は平成33年ですね。 今回のテーマはズバリ「六善光寺」と、「せっかくですから立ち寄りたいスポット」がテーマ。 A~Fが「六善光寺」、以降が「ついでにおすすめスポット」となります。
言わずと知れた全国区的超メジャー級寺院。一生の間で一度は参拝するべきと言われるスポット。御開帳期間中は境内内外が笑えるほどの人でごった返します。今回は参拝に関して一つの真理を発見しました。とにかく朝イチに行くべきです。ちなみに信州善光寺の朝イチは午前4時です。内陣参拝と戒壇巡りはどうあがいても時間がかかることを覚悟する必要がありますが、少なくとも「回向柱」と「御朱印」は朝イチの待ち時間ゼロのうちに済ませると良いです。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
御朱印はお早めに
写真の時刻は午前4時50分です。この時点で既に御朱印30分待ち。この後どんどん行列が長くなり午前9時には2時間待ちになりました。
朝第一回目の御数珠頂戴
写真の時刻は午前5時20分です。この時刻に第一回目の御数珠頂戴が行われます。境内には数珠待ちの列がずらりと並びます。
目を疑う光景がそこに
写真の時刻は午前6時です。既に回向柱周辺は恐るべき状態になっていました。午前6時では既に遅いのです。
仲見世は既に身動き取れない
写真の時刻は午前8時です。仲見世は既にひとでいっぱいで身動き取りにくい状態に。これが午前9時になると回向柱の行列がこの辺りまで出来てました。約120分待ちだそうです。
油断してるとこうなります
回向柱に触れるイベントのリアルな待ち時間です。まだ大丈夫だと思おうなかれ。油断してるとどんどん列が長くなります。
絵馬はいろいろな種類が
絵馬は通常の形の他に写真の丸型やハート型、おむすび型っぽいのやくまさんの絵馬など様々なタイプがありました。
五羽の鳩を探せ
善光寺の文字の中に鳩が五羽隠れています。これは全工事前の交差点地名表示ですがより分かりやすいかと思います。見つけることが出来ましたか?
八幡屋礒五郎の御開帳缶
長野市で最も有名な七味です。今回は御開帳特別仕様があるというので、参道にある本店で購入してきました。本堂前にちゃんと回向柱が建っていて、2015の年号が入っています。
善光寺御開帳特別どん兵衛
大勧進の境内で発売してたのを購入し、荷物が嵩張るし、何より腹が減ってたのでその場で頂いてしまいました。
御朱印
御開帳期間中は左上に記念スタンプがつきます。なお、御朱印は早めに対策しないと本当に大変なことになりますので注意を。
善光寺の散華
御朱印「しあわせセット(御朱印4種・散華5色・お御影)」のセット品として入っていました。
善光寺本尊御尊影
これもやはり「しあわせセット」のセット品でした。
甲府市にある善光寺。戦国時代に武田氏が本尊をこの地に持ち込んだのが始まりだとか。本堂はいわゆる善光寺的な造りになっており、見応え充分。駐車場は善光寺の駐車場及び特設駐車場がありました。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
内陣は有料になってます
通常参拝はここまで。この先の内陣参拝及び鳴き龍、戒壇巡りは有料ゾーンになります。
まだ拝観前の境内
到着したのが拝観開始時間より早い時間でした。境内にはまだ誰もいません。御開帳期間中は8時より拝観が始まり、朝のお務めに参加できます。
定番土産といえば
信玄餅と言えばそれこそ甲府の観光地どこでも売っている定番のお土産ですが、少し北杜市まで足を伸ばせば本店があり、他では購入できないアイテムを手に入れることが出来ます。
御朱印
本堂外の寺務所にて頂きます。番号札も一番でした。なお、参拝者が多い場合は先に御朱印を申し込んでからの参拝をオススメします。
長野県は飯田にある善光寺。話によると、信州善光寺は元々この地にあったことから「元善光寺」という名前になったとか。駐車場は参道石段下と少し坂を上がった場所にありますが、混雑時は身動きが取れなくて停める場所探しに困るかも。混雑時は素直に手前の特設駐車場を利用したほうが良さそう。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
でっかい文字の看板が目印
もうひと目で元善光寺であるとわかります。横には御開帳を示す特別な立て札が立っています。山門及び本堂はこの石段を上がった正面になります。
真直ぐの石段
この石段を上がると山門になります。石段両側のノボリも誤解超特別仕様に。石段は見た目よりきっついです。
御開帳期間中は無料開放
戒壇巡りは元々無料ですが、通常は有料の宝物殿が御開帳期間中は特別に無料で見ることが出来ます。更には特設会場で西国三十三観音のお砂踏みが出来ます。
御朱印
以前に頂いた御朱印と変化ないようです。日付で区別しましょう。
岐阜は関市にある善光寺。場所は長良川鉄道関駅の近く。充分な大きさの駐車場がありますのでお車で大丈夫です。写真は関善光寺本堂です、信州善光寺とそっくりですね。サイズは小柄ですが作りは同じだそうです。ココで面白いのは戒壇めぐり。妙に長くてクネクネ曲がり、暗闇の中で方向感覚が全く失われます。距離もすごく長く感じます。是非お試しを。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
大仏殿
関善光寺では本堂とは別に立派な大仏殿が設けられています。最初はこちらが本堂かと思いました。
涅槃像
涅槃像は大仏殿向かって左側にいらっしゃいます。
八角形の大日堂
天井絵が綺麗で見惚れてしまします。金堂坐像の台座をよーく見たらミニ仏像が掘り込んであって更に驚き。
こちら弘法様です
関善光寺は美濃新四国八十八ケ所第二十一番札所、及び中濃八十八ヶ所第十番札所に指定されています。
行者堂
行者堂には、修験の開祖「役行者」の石像が安置されています。
閻魔様御一行
本堂と大仏殿の間に古い十王堂があります。見逃し価値ですがお忘れなくどうぞ。
稚児行列のイベント同時開催
御開帳が異常に混んでいると思ったら稚児行列と合致してしまいました。境内もとても賑やかでした。
新緑の季節
この辺りで4月~6月と言うのは眩しいばかりの新緑の季節。日向は厚いけれど日陰はまだまだ涼しい。
絶品鮎菓子
いつもは閉まっている境内の売店が開いていました。見ると手焼きで鮎菓子を作っているではありませんか。思わず注文するとまだ温かいまま。皮の外側がパリっとして中はしっとり。求肥がとろけるようでした。焼きたてならではの銘菓でした。
弁慶庵
善光寺の丁度石段下に位置する場所に立っている弁慶庵。松尾芭蕉の弟子の一人、惟然が関に居た時に住んでいた建物。拝観無料。
御朱印
通常は札所としての御朱印ですが、わざわざ書いて頂きました。なお、御開帳期間中には左上に「御開帳記念」のスタンプが追加されます。
岐阜善光寺は、伊奈波神社の参道口途中にあるので、失礼ながら当初はこちらも伊奈波神社の施設の一つだと思ってました。本堂は六善光寺の中で一番小振りであり、戒壇巡りもありません。お車でお越しの場合、境内正面向かって左側に駐車場があります。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
賑やかな本堂
境内正面に建てられた回向柱から白い紐が内陣に。今回の御開帳ではその紐が間違いなくご本尊に繋がれていることを確認できました。
ご本尊は緞帳の向こうに
扉が開いているもののご本尊は常時緞帳が掛かっています。定時に行われる法要と講話の際にのみ緞帳が上がり、内陣を参拝できます。間近でご本尊と対面する貴重な機会を体験しました。
真新しい弘法様
新しくなった弘法堂。こちらでは弘法様の御朱印と不動様の御朱印を頂きました。入口には線香や金平糖のお店が出ていて盛んに呼び込んでいました。
善光寺は参道正面にある
岐阜伊奈波神社へ参拝すると、参道正面に見えるのが善光寺なのです。伊奈波神社参道は右側に避けるような形になっています。
御朱印
岐阜善光寺のご朱印です。本堂上がって左側でお申し込みを。
御朱印
弘法大師様の御朱印です。 弘法堂内で頂きました。
御朱印
弘法大師様の御朱印です。 弘法堂内で頂きました。
善光寺如来御尊影
御朱印には特に御開帳を示す文字はありませんでしたが、善光寺如来御尊影を頂きました。
こちらの善光寺は、ごく郊外の住宅地の中に突如として存在する善光寺。こんな場所と言っては失礼ですが、かなり立派な建物です。この辺りの善光寺で一番ではないでしょうか。ちなみにココには非常に珍しい「一見の価値がある」戒壇巡りがあります。なお、本来の善光寺駐車場は程んどが団体用として使用されます。そのため、周囲の特設無料駐車場を利用することになるのですが、運が悪いと結構遠くに案内されてしまいます。 その他の写真はこちらをクリック(猫耳ブログ)→
回向柱から建物内へ続く紐
境内本堂正面に立てられた回向柱から建物内に紐が続いています。
ココより先は内陣です。
御朱印は本堂外側左へ。御開帳参拝及び御印文頂戴、戒壇巡りの方は靴を脱いで右側から順に廻ります。
御札を頂きました
御印文頂戴の際、手に持って合掌します。その際の御札はそのまま頂くことができました。
涅槃像がお出迎え
東海地方の3つの善光寺は位置的に近いので、お車でしたら1日で全て廻る事が可能です。
御朱印
御朱印は本堂外側向かって左側に受付があります。順序が逆ですが、参拝前に申し込んでおくとスムーズに済みます。
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位置的には信州善光寺と元善光寺と甲斐善光寺の中間地点。諏訪湖の南西側になります。いずれの地に向かう場合でも途中で通ることになるのでしょうか。なお駐車場は近い場所から遠い場所まで様々な場所にあります。
神が宿る広い境内
ここでまず面白かったのは、鳥居の近くにある手水が温泉だったこと。広い境内は巨木が多く立ち並び、そこに神が居る日のような雰囲気です。
長い研究開発期間を経てようやく動き出したリニア中央新幹線の実験線が山梨にあります。甲斐善光寺から更に東に位置しますが、関東方面からなら途中立ち寄ることが可能だと思います。間近で見るリニアの車両はまさに飛んでいくが如く速度です。以前定期的に行われていた一般乗車会が最近でもたまにあるようです。HPを注意して見てみましょう。
実際の車内風景
ドアの上の電光掲示板で時速を表示します。300キロまでは静かであっという間でした。そこからじわじわ速度が上がり、500キロ達成時には車内に歓声が上がりました。
乗車証明書をもらった
これは以前のリニア試乗会でいち早く時速500キロ体験した際に頂いた試乗証明書。しっかり名前入りでした。
実車展示は名古屋で見れます
この当時に乗車したリニアの実車は現在名古屋の「リニア鉄道館」にて公開展示されています。
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場所は山梨リニア実験センターのすぐ近く。実はこの店で初めて「ほうとう」を食べました。太いうどんのような麺を想像していたらまるで棒のような太い麺で、しかも歯ごたえ充分。特に「ざる」の方は食べるのに顎が疲れてしまいました。
定番のほうとう
汁はごく普通の「味噌汁」。そこに太切り野菜と太麺が入った素朴な料理でした。