御岳・赤沢美林・木曽駒・奈良井そして温泉!木曽福島周辺をまるかじり!
長野御岳・赤沢美林・木曽駒・奈良井そして温泉!木曽福島周辺をまるかじり!
今回の旅は両親を連れての家族旅です。実は木曽福島と木曽駒高原は今から40年ほど前には何度も家族旅行で来ていた事がある思い出の場所なのです。しかしその当時は列車利用だった為、思うようにあちこちへ立ち寄っていません。その当時行きたくても行くことができなかった場所へ全て行く、というのが今回の旅のコンセプト。両親にとって40年ぶりに訪れた木曽福島と木曽駒高原は果たしてどのように映った事でしょうか。
御嶽山へ登るには主に3つのルートが存在します。一つは車で7合目まで登る田の原ルート。そしてやや不便なチャオスキー場のゴンドラ。そして今回の御岳ロープウェイ。乗り場がある五合目から一気に七合目へ登ることが出来ます。下界はご覧の通りのいい天気でした。周囲の山よりは断然に高く、まさに空中散歩。ここまでは最高の気分でした。
ここから入ります
駐車場に到着し、とりあえず正面のセンターハウスに入ります。入って左側が券売場。右側が土産物売り場。
売店で見つけた100%ジュース
チケット売り場の対面はいわゆる土産物売り場。様々な特産品の中に見つけたのが果汁100%のジュース。りんご、もも、ぶどうとある中でももを選択。フレッシュで美味しかったです。
お花畑が拡がっています
ロープウェイチケット売店と乗り場の間、ゲレンデ方面は一面の花壇になっていて、散策路の一番上には鐘が設置されています。多分、恋人の鐘かと。
七人の小人の白雪姫のはず
花壇前面には七人の小人が配置され、一番上には白雪姫だと思うんです。遠目には可愛く見えまました。決して写真を拡大しないようにw
いよいよロープウェイに
ロープウェイはほぼ随時やって来るタイプ。正確にはゴンドラですね。上下車時はゆっくり動いてますので慌てなくて良いですから、ご注意を。
途中までは良かったのに
元々当日は雲が多い天気だったのですが、外界は晴れていたのです。しかし、頂上駅に到着する間も無く雲がかかってしまい、景色はこの通り。
絶景のはずです、多分
いい景色ではありませんか。緑の上に御岳の頂上山系がずらりと眺めることが出来ます。下側の案内板を見て脳内再現しました。
山頂駅には御嶽社
頂上の飯森高原駅から花壇を挟んで御嶽社があります。ロープウェイから降りたらまず参拝を。
ここは標高2150メートル
この地点で標高は2150メートル。御嶽7合目といったところです。
山荘へ行ってみます
券売店では、山荘まで殆ど登りが無いという話。せっかくなので本格登山の雰囲気だけ味わいに行きたいと思います。
7合目行場山荘に到着
ロープウェイ頂上駅からほぼ横に移動する形で約10分歩くと標高2180メートルの行場山荘に到着します。ここは正真正銘の登山小屋です。
名物ちからもちをどうぞ
本格装備の登山の方に囲まれてちからもちを頂きました。早い話がきなこもちですが、これが暖かくて食べると力がみなぎる感じ。
7合目にある社
御嶽山開山覚明霊神と記されています。社の周囲は独特な雰囲気があり、いかにも山の神という印象。
赤沢自然休養林というのは、つまり「赤沢美林」と呼ばれるエリア。美しいヒノキの森の中を森林セラピーする事で有名かもしれません。その中を通る一本の鉄道が「赤沢森林鉄道」。かつて林業が盛んな頃は上松の町まで運行していましたが、現在は観光用に約1.1キロが保存されています。
フルオープンのトロッコ列車
可愛いディーゼル機関車に引かれたトロッコは屋根があるので少々の雨でも平気。当日はシーズンの狭間でとても空いていました。
行きは右側座席がオススメ
トロッコは渓流の流れに沿って走ります。ちなみに車窓の展望で美味しいのは片側だけ。行きは右側、帰りは左側に座りましょう。
段差が皆無の散策路
自然林の中には主に8つの散策路があります。中でも鉄道丸山渡駅から駐車場まで通じる「ふれあいの道」は最も難易度が低く万人向けになっています。段差や傾斜が全くありません。ベビーカーや車椅子でも安心です。往復もいいですが、トロッコを往路だけ利用し散策して戻る方法が一番楽でオススメ。
美しく冷たい渓流
安定した冷たい川の水のおかげで付近は常にヒンヤリとしています。水遊びは残念ながら真夏だけですね。
センターハウス付近
この辺りはまるで浅い池のようになっていて、夏には滑り台も設置され、水遊びの子どもたちでいっぱいに。トロッコ乗り場は写真右側上です。
吊橋に着いたらゴール
ふれあいの道もこの吊橋まで来たらゴール。どれだけのんびり歩いていても1時間かからない筈です。この他にもコースがあります。時間があるなら思いっきり森林セラピーを楽しんでください。
上松から県道を通り、赤沢自然休養林に向かう林道に入った辺りにあるお店。二人だけで接客調理しているため、大人数には向きません。なぜこんな場所にカフェが?というのが正直な感想。でもね、ランチがすっごく美味しいのです。今のところ喫茶のみの利用したことはありませんが、ハーブ系が美味しそうです。 この他の写真等はこちらから。→
かわいいインテリアのお店
女性目線のインテリアでまとめられ、こじんまりとした店内には静かな時間が流れているかのよう。
ランチは基本的に日替わりで
その日に手に入った地元野菜を使用するのでメニューは基本的に日替わりになります。今回は写真のプレートにデザートが付いていました。
ランチのミニデザート
お品書きに「小さな菓子」と表記されていたデザートのタルト、いちじく添え。小さいながら全く手を抜いていません。
昔から奇蹟として有名な寝覚の床。JR車窓からは姿が一瞬だけ見れますが、車からは全く見ることが出来ません。寝覚の床は臨川寺が管理しているようで、寺の拝観料の一部になっています。境内から川原まで降りる事ができ、岩をよじ登る体力があれば岩の上にある弁天堂まで登れますが、途中は足元が結構危険。素直に寺の境内から見下ろすくらいに留めておいた方が無難です。ちなみに寝覚の床の専用駐車場はありません。上松町内の公営駐車場を使用することになります。
浦島太郎伝説がここに?
ここには、竜宮城から帰ってきた浦島太郎が休んでいたという伝説があり、川の奇岩の上には弁天堂が建っています。
浦島太郎といえば、亀!
浦島太郎に因んで様々な亀の像が並んでいます。宝物殿には実際に竿が? あとは自身でご確認を。
古くから寝覚の床拝観口近くにある食堂。かつてこの辺りはメインストリートだった為、常に車で埋まってとても立ち寄ることが出来ませんでした。一度この店の五平餅を食べてみたかったのです。
焼きたて五平餅が旨い
注文してからじっくりとカリッとするまで焼いた五平餅が美味しかったです。店内で頂いたらお茶と漬物を頂きました。漬物も美味しかったです。
歴史を感じる老舗の店内
ここはこの辺りに残った貴重な昔ながらの建物なんです。店内でのんびり五平餅を食べていると、近所の方でしょうか、何人か注文に来ます。
木曽路と言えば妻籠宿と馬籠宿が有名ですが、実は木曽路北の端にもう一つ大きな宿場町があるのです。同じ長野県とは言え、鳥居峠より北は日本海側となり名古屋方面からはやや行きにくい地域になっています。奈良井宿の特徴は平地の宿場町ということですね。妻籠や馬籠と比べると歩きやすく店が多いのが特徴。
結構長い宿場町
道も広く段差も無く、とても歩きやすい宿場町。しかも古の姿が色濃く残って保存されています。天気が良い日はまるで高山のごとく人で溢れます。
街道のあつこちにある水場
街道を歩いているとあちこちに水場があり、夏でも冷たい水が流れ続けています。もちろん飲用可です。
やっぱり蕎麦でしょ
ちょっとした飲食店があちこちにあるので昼食もおまかせを。でもやっぱり木曽に来たら蕎麦を食べたいですね。
小洒落た店が増殖中
奈良井宿に行く度に感じるのですが、小洒落たカフェが増え続けていることです。今回は時間の都合で利用しませんでしたが、次回は店に入ってのんびりしてみようかと思います。
漆器のアウトレット
宿場町全体で漆器類が販売されていますが、権兵衛駐車場近くのお店では常にアウトレット価格で売っています。衝動買いでオッケです。
初めて見た味噌ドラ
店頭で見かけて怖いもの見たさに衝動買い。店内でお茶を頂きながら食べると本当に味噌の味。特に中に入ってる豆が美味しかったですね。
金の装飾が珍しい狛犬
街道の一番南にある鎮神社。拝殿の両側を守る狛犬が金色に装飾されていました。今迄いろいろな狛犬を見てきましたが金色は初めてです。
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木曽駒高原というのは、駒ケ岳の木曽側の麓。木曽福島から少し北に向かってから右に折れて山に向かいます。この辺りは昔から別荘地として開発され、本当に賑わってきました。しかし現在は特にお店が立ち並んで観光地として賑わうこともなく、ただ静かな山の避暑別荘地となっています。高原はとにかく夏でも涼しいのが特徴。しなの号で帰ると名古屋駅に到着すると同時に現実へと引き戻されます。
高原は静かな山の中
高原には写真のメインストリート以外にも隠れた道が数多く存在し、まるで迷路状態になっています。周囲は似たような風景ばかりだし、下手に枝道に入ると何処へ出るかわかりません。充分にご注意を。
今回宿泊した宿です。ゲストハウスとありますが、普通のペンションなので勘違いしないように。30年程前から建物の存在は知ってましたが宿泊利用は初めて。場所は昔名はコガラスキー場、今は無き「新和木曽駒高原スキー場」ゲレンデのすぐ横。木曽駒高原の中心地からかなり離れています。初めて訪れる方は途中の道で不安になるかも。周囲は山以外何もありません。目の前には駒ケ岳がどーんとそびえています。早朝の散策が超快感。 この他の写真等はこちらから。→
食事は食堂で
食事付きの場合は、この食堂で食事することになります。食事時にはジャズが流れる静かな場所です。
宿泊時のデイナー
この日のディナーは「生春巻き」「野菜スープ」「ニジマスの姿フライ」「チキンのステーキ」「炊き込みご飯」「デザート」でした。とても美味しく満腹になりました。
翌朝の朝食プレート
写真の他には美味しいパンとぶどうジュースがついています。中でもロースハムですね、普段食べてるハムとは全く違いました。
部屋は二人部屋が基本
お部屋は二階の廊下両側。新しいユニットバス完備の二人部屋が基本。夏でも朝方は冷えるかもしれませんね。
軽く散策してみます
かつてここはスキー場のゲレンデでした。現在では駒ケ岳登山のベース地といった感じになっています。
あちこちに小さい花が
散策路のあちこちに小さな花の群生を見つけることが出来ます。朝露で濡れた時がしっとりとして見頃。
この先は登山路です
ここには登山路の案内看板があり、入山する際の届け出を入れるポストが設置されています。ここまでは何度か来たことがありますが、この先へ足を踏み入れたことはありません。
何度も言いますが、長野といえば蕎麦なのです。その大本山とも言える聖地がここ、くるまや本店。町のど真ん中、必ず車が通る要衝にどーんと店舗を構えています。専用駐車場は少し離れた場所にありますが、広くありません。混雑時は駅前に停めて歩くしかありません。なお、繁盛時は蕎麦が売り切れたら閉店時刻前でも終了となります。その場合は素直に支店の国道店へどうぞ。 この他の写真等はこちらから。→
昔から変わらない店内
店内は変わっていないかと思ったのですが、板の間に椅子だったっけ?。いつも混雑してるのでそこまでじっくり見てなかったのかも。
シンプルにもり蕎麦が正解
蕎麦を味わうなら四角いもり蕎麦が一番。分量が可愛いので、一枚単位で増量可能。後からでなく注文時に追加したほうが待たされません。
温かいとろろそばが旨い
予想を遥かに上回るとろろの量が特徴。味はまろやかです。もり蕎麦も美味しいですが、こちらも一度は食べてみてください。
木曽福島へ何度も訪れているのに関所にやってきたのは今回が初めて。駐車場がやや遠くにしか無いのが難点ですかね。この関所からスタートして「上の段」と呼ばれる福島宿の古い町並みまでのんびり歩くのも良いかもしれません。木曽福島はとにかく駐車場が問題なんです、無いんです。
ここから上が福島関所
下の駐車場からはこの坂道を上がります。急坂に見えますが見た目より案外楽ですのでご安心を。
堂々とした関所
復元なのは当然ですが、堂々としたゲートの姿を見ることが出来ます。
関所の中ですね
この場所で様々な吟味が行われたようです。説明には特に鉄砲と女を調べよと記してあります。
昔に姿をジオラマで再現
同時に平面図もあります。見ると現在川側に当たる部分が大きく削り取られて旧国道19号線になったようです。
ちなみにこれが福島宿
今回は立ち寄りませんでしたが、以前行った時の福島宿。短いですが宿町の雰囲気は味わえます。近くに駐車場が無いのでご注意を。苦労しました。
木曽と言えば蕎麦。美味しい蕎麦をお土産にするには饅頭もよろしいかと。木曽福島には2軒の有名なそば饅頭のお店が存在します。味と品揃えが異なりますのでお好みの方で。もしくは両方共どうぞ。
素朴な味の芳香堂
餡の甘さが控え目な分蕎麦の香りが際立つのが特徴。その他に栗きんとんの中に餅が入った「栗子餅」が美味しくてオススメ。
店の構えが大きな田ぐち
こちらのお店ではそば饅頭と、御嶽山の形を模した最中を購入。そば饅頭を芳香堂で購入したものと食べ比べすると、田ぐちは餡の甘さがやや強い感じでした。
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木曽と言えば、誰が何と言おうと酒です。昔から木曽路には5つの造り酒屋があり、それぞれに特徴ある酒を作っています。是非それぞれの蔵元を訪れ、お話を伺ってみてください。なお、蔵元では各種の酒を試飲させてくれますが、運転手は厳禁ですのでくれぐれもよろしく。写真は左から2本が木曽福島の「七笑」、真ん中2本が須原の「木曽の棧」、その右が木曽福島の「中乗さん」、一番右が藪原の「木曽路」。全て4合瓶の銘酒です。
木曽福島町の中にある七笑
木曽福島のメインストリートど真ん中に店を構えている「七笑」。お車の場合は店の前に堂々停めるしかありません。
やや分かりにくい中乗りさん
木曽福島の駅前から少し離れた川沿いにある「中乗りさん」の「仲善酒造」。店の前は狭い一方通行になっています。駐車場は店の対面辺りにあります。
西尾酒造は須原宿ど真ん中
木曽の一番南、須原駅がある須原宿ど真ん中に店を構える「木曽の棧」の「西尾酒造」。是非、婆(大女将)さんとの会話を楽しんでみてください。
奈良井宿の酒屋が便利
各社様々な限定酒を出していますが、蔵元で売り切れていても意外にこの店で発見できる事があります。限定に出遅れたと思ったら一度行ってみると良いかも。
奈良井の杉の森は閉店
ずっと以前にこの店で原酒を購入して感動的に美味しかったのですが、残念ながら数年前に閉店してしまったようです。
木曽福島周辺に行ったら絶対外せない公衆温泉の一つです。湯はもちろん掛け流し。泉質が少し変わっていて、強炭酸泉と言いましょうか、湯に浸かった途端肌が細かな泡で包まれます。天然の「バブ」だと説明したほうが分かりやすいでしょうか。湯船は大きくなく、大人7人位が限度。適度に温めなのでいつまでも入っていられます。が、血行が良くなっている筈ですので油断して長湯するとのぼせます。ご注意を。
開田高原を通過する際、道端に妙な人を見掛けました。見ていてもちっとも動きません。何してるのかと思ったら、案山子ですね。驚くほどよく出来ていて遠目には本当の人かと思いました。このエリア、よく見ると他にもあちこちに案山子が存在します。なぜでしょう?
近くで見てようやく分かる
体型やサイズ、シャツやズボンなど、着ている衣服まで本物。そしてその仕草までもが真似てあります。顔を見てようやくカカシだと気が付くレベルです。
木曽福島へ行くには通常、名古屋から中央道を利用し、中津川から19号線に入ります。その途中、恵那峡SA辺りが丁度時間的にも最初の休憩地として最適な位置にあるため、毎回チョイ休憩として利用しています。
中津川の名店がずらり集結
季節的に栗きんとんなのです。名古屋で有名な店は「すや」と「川上屋」ですが、実はもっと数多くの名店が存在し、味も食感も異なります。一個ずつ食べ比べしたいのですが、お値段がね。
アイスかと思ったら違った
形を見たらアイスでしょ。しかし正解はういろでした。一口で食べられるサイズになっているアイデア商品。よく見たら地元大須ういろでしたw
美味しそうなクッキー?
美味しそうかなと思ってよく見たらパッケージに犬のイラストがあります。説明を読んだらペット専用クッキーでした。あー驚いた。