
ユネスコ世界遺産「白川郷」をぶらり歩き
岐阜ユネスコ世界遺産「白川郷」をぶらり歩き
まいどまいど! 1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、1995年には富山県の五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。 一般的に合掌造りとして知られる白川郷には当時の人々の生活の営みを今に伝える家屋が点在してまして、お土産の販売や喫茶店、食堂。 さらに、宿泊が可能な施設もありまして、特に宿泊施設では、都会で暮らす普段の日常生活では感じることのできへん貴重な体験をすることができまんねん。 さらに、白川郷などその周辺で古くから伝わる「さるぼぼ」と出会い、「どぶろく」を味わいながら、ほろ酔いに。 「もしかしてだけど~♪」でおなじみのお笑いコンビ「どぶろっく」はんやおまへんで(笑) さて、実際に白川郷で一泊し、宿泊した施設でのお食事では、朴葉味噌焼きと出会い、ご飯と共に進む味噌は絶品。 ここだけでしか味わえへん白川郷なひと時をぜひ、皆さんも体験してみてください。 今回のおでかけプランでは、皆様のそんな素敵な旅には欠かせへん観光案内所も掲載していますので、ぜひ、参考にしてみてください。
白川郷やその周辺の観光案内、食堂、岐阜県内の特産物の他、お土産の販売も行っている。 合掌ミュージアムでは本物の合掌家屋を移築して、建築の過程を解説している。
道の駅・白川郷の正面に鎮座している。 毎年10月中旬、どぶろく祭りが行われる。
高台に位置する展望台。 朝の白川郷内を一望することができ、絶好の写真撮影スポット。 時間帯によっては白川郷内の景色を一人占め。 白川郷内からはバスも発着してるので、徒歩での登山以外でも可能。
荻町城趾
天守閣などは残っていないが、当時の遺構が保存されている。
荻町城趾
荻町城の歴史を今に伝えている。 荻町城に関しては築城年代など、詳細は不明となっている。 戦国時代、城主は帰雲城内ヶ島氏の家臣で山下氏勝。 大地震によって内ヶ島一族が滅亡。 その後、尾張国徳川氏に仕え、名古屋城築城の献策をしたという。
白川郷やその周辺の観光案内、イベント情報の案内などを行っている。
白川村にある合掌造りの保存を目的に、当時、廃屋となっていた合掌家屋9棟を集めて開設した。 現在、25棟が展示・保存されている。 最古は、邑主の家(旧山下家)で築300年とも。
ライトアップ
昼間だけでなく夜間も楽しめる。
合掌造りの内部の詳細までわかる
実際に一般家庭の家屋として使用されていた合掌造り。 当時の人の生活の営みが見えてくる。
内装
昔はどこの家にもあったと言う囲炉裏と火天((ひあま)火棚)。 囲炉裏で火を起こすと、熱と煙が上へと昇っていく。 煙に含まれるヤニは腐食や害虫から家(木材・萱)を守るために重要な役割を果たしていたため、火天で熱と煙を分散させ、家屋全体に広がるように設置した人々の知恵であったとか。 通常、囲炉裏の煙で30年以上、持ったというが、最近は囲炉裏を使用していないため、20年前後と短くなっているとか。
安らぐひと時
野外博物館の中心部に位置する建屋。 ここでは、トイレが設置されているほか、お土産も販売されている。
画家の焔仁(ほむらじん)氏により寄贈された合掌造り建物と、アート作品が一般公開されている。 焔仁氏は白川村・木谷集落の合掌造り家屋に住んでいた。 その家屋をアトリエとして使用し、個性豊かな絵画作品を制作してきたとか。
元気な野菜館
地元で採れた新鮮な野菜と自家製の漬物などを販売している。
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真宗大谷派の寺院。 本堂、庫裏、鐘楼は合掌造りという全国的にも珍しい寺院。
本堂
本堂では、京都の東寺や醍醐寺にも保存されている浜田泰介画伯の障壁画も。
明善寺郷土資料館
江戸時代、高山の大工副棟梁与四郎によって建立。 客間「でい」が「口のでい」「奥のでい」と3室に分かれており、南側と表側の一部が庭に面して回廊になっているのが特徴。 階上は郷土の民具などの資料が展示された「明善寺郷土館」として公開されている。
郷土料理、家庭料理が自慢の宿泊施設。
部屋のなかに人のぬくもり
客室と客室の間は薄いふすまで区切られ、しきりに隣の部屋からは声や音がもれてくる。 廊下も木造で歩くときしむ。 でも、ホテルや旅館に備え付けのテレビや冷蔵庫もないので、基本的に静か。
白川郷名物を食べる
長旅で疲れた体を癒すには、やっぱり休憩。 部屋に置かれていたポットとティーバッグ。 急須にティーバッグを入れ、お湯を注ぎ、暫くしてからコップに注ぐ。 煎餅とお茶を交互に持ちながら、特別な癒しの時間を過ごす。
夕食
お食事の時間です。 部屋に呼ばれて、食堂に行くと豪華な定食が。 おひつにもご飯がたっぷり。
朝食
朝、目が覚めて、支度をしていると、時間になり、 お食事の時間です。 と呼ばれて食堂に向かう。 昨晩と同様、たっぷりのご飯。 白川郷名物「朴葉味噌焼き」を口にしながら、至福の時間を過ごす。 「朴葉味噌焼き」とは、朴葉の上に味噌と具材を載せて焼き、ご飯と一緒に食べるもの。
囲炉裏を囲みながら、楽しく過ごせる宿泊施設。
700年代、創建。 1628年、山下氏勝(帰雲城城主内ヶ島氏家臣、尾張藩家臣。萩町城城主)により、境内に釈迦堂が建立される。 毎年10月中旬に、どぶろく祭りが開催される。
どぶろくとは、お米を原料に、発酵させただけの白く濁った酒。 アルコール度は14~17。 酸っぱさの中に甘みがあり、毎朝、白川八幡神社で献上された神聖などぶろくを試飲することができる。 門外不出のどぶろくで、毎年、白川郷ではどぶろく祭りが開催されている。 ここでは、どぶろく祭りに関する資料や歴史の紹介を行っている。
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実際に使用されていた合掌造りの家屋を保存している。
岐阜県内の特産物の他、お土産の販売も行っている。
山菜、山かけ、天ぷら、定食などのうどん、そば、カレーライスなどを味わうことができる。
境内にある「おおたザクラ」は、推定樹齢200年。 樹高6.7m、幹周2.3m。 かつて、3本が生育していたが、現在は2本となった。 当時、「塩釜桜」と呼ばれ、宮城県塩釜市に鎮座する塩釜神社(東北鎮護・陸奥国一之宮)境内にある桜と同種と思われていた。 植物画家太田洋愛は塩釜神社の桜と異なっていることに気づき、植物学者大井次三郎らに調査を依頼。 新種であることがわかり、発見者の名前から「オオタザクラ」と命名されたとか。 岐阜県指定天然記念物、飛騨・美濃さくら三十三選に選定。
庄川沿いに位置する合掌造り。 内部には、囲炉裏がある宿泊施設。
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表には、ゆっくりくつろぐことのできる縁側。 まわりに点在する合掌造りの家屋の風景を楽しみつつ、裏には庄川が流れ、自然を身近に感じることができる宿泊施設。 お食事の自家米は天日干し、自家精米。
郷土料理、家庭料理が自慢の宿泊施設。
当主は代々「弥右衛門」を名乗ったとか。 江戸時代、牛首口留番所役人や庄屋を務め、苗字帯刀を許された。 火薬の原料である塩硝(焔硝)の取引で成功した。 往時には20人以上の人が住んでいたという。 山に囲まれた場所に位置し、土地が狭かったため分家することが困難であったためであるとか。 1995年、主屋、土蔵、便所の3棟ならびに土地が国の重要文化財に指定。
駄菓子・漬物・酒類・ご当地限定キャラクター商品・自然薯や飛騨りんごなど、季節限定商品などが揃う。 さるぼぼも、数種類の中から選ぶことができる。
郷土料理、定食、うどん、そば、軽食、地酒などを味わうことができる。
飛騨牛
白川郷と言えば、飛騨牛。 飛騨牛が入ったおにぎりを注文。
飛騨牛めし
袋を開け、中からは熱々のおにぎりが。 湯気と美味しそうな薫りが辺りを包み込む。
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宿泊、日帰り入浴が可能な温泉施設。 内部は檜材を主に使用し、食堂もあり。 温泉はナトリウムー塩化物鉱泉。
5階建ての合掌造り家屋。 美術品・什器等を展示。 3・4階には昔からの生活用具を展示。
案内掲示板
長瀬家とともに歩んできた家屋の説明が記述されている。
さるぼぼと日本地図
写真中央部、机の上に乗っている赤色の人形は「さるぼぼ」。 飛騨弁で、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味。 赤い体に赤く丸い顔、黒い頭巾と黒い腹掛けを纏っている。 赤は古くから悪霊祓い、疫病除けの御利益があるという意味。
展示物
古くから人の生活の営みを支えてきた道具が部屋いっぱいに並べられ、来客の目を楽しませている。
内装
施設内は窓が開けられ、爽やかな風が吹き抜ける。
景色
施設内では、窓が開けられ、白川郷内を一望することができる。
屋根
普段、目にすることがない茅葺き屋根の裏側から撮影。
合掌造りの家屋そのままを喫茶店に改装したとか。
白川郷の中心部に位置する休憩スペース。 ここは荻町公園となっており、中央に芝生と植栽、木製ベンチが設置。 合掌造り建物の荻町公園休憩所と公衆トイレも併設。 給水器・手洗い場・授乳兼おむつ交換スペースを完備。