独眼竜がベイダー卿に?名君伊達政宗公の仙台城を堪能する!
宮城独眼竜がベイダー卿に?名君伊達政宗公の仙台城を堪能する!
伊達政宗公の銅像で有名な仙台城趾ですが、歴史を知りその全体像の概要を知るとかなり凄い城だということがわかります。是非、資料展示館のCG映像を観てください。仙台市博物館と併せて行くとより堪能できます。 仙台城趾自体は、東日本大震災の被害で石垣が崩れるなどの大打撃を受けたのですが、2016年に石垣が復旧するそうですのでその前に被害の様も知って復旧後にもまた訪れたいと思います。
仙台城は仙台の街を見下ろすまさに山城。そもそも「先代」という地名を仙人が住む高台という名前に名付け変えたのが仙台藩の始祖伊達政宗公です。はるか中国の都に憧れこの街を豊かに造っていたといいますから武将としてはもちろん素晴らしい為政者だったことを示していますね。 伊達政宗公については、wikiを→
独眼竜政宗
独眼竜でおなじみの伊達政宗公ですが、幼少時に患った疱瘡(天然痘)により右目を失明したそうです。目が飛び出したことを恥じ、目を刀で突かせたとも言われています。武将としての資質もさることながら、為政者として仙台藩を良く治めたことが高く評価されています。慶長遣欧使節などの国際性もすごいですよね。
伊達政宗公像
仙台を見下ろしています。馬の左前から写真を撮るのがベストだそうです。
天守台からの眺め
まさに仙台市を一望できます。江戸時代ですら夜景が素晴らしかったといいます。
幻の五層の天守閣
五層の天守閣を築くという計画があったそうですが、家康への気遣いから実現はしなかったそうです。なので、仙台城は天守閣なきお城です。騎馬像の後ろには天守閣のかわりともいえる発掘された大広間跡が。
天然の要害
80mの崖、裏山には深い谷を成す竜の口渓谷(たつのくち)、背後は山に囲まれた仙台城。蛇行する広瀬川の流れも相まってまさに天然の要害です。特に街を見下ろす崖部分はかなりの迫力だったようです。天守無くも凄い城なわけですね。
東日本大震災の影響1
城趾にたつ戦没者の慰霊碑である昭忠の碑があるのですが、頂上のトンビが折れて地上に落下してしまいました。今は上部には戻さず台座の下に建てています。
東日本大震災の影響2
石垣が崩れてしまい、石垣沿いの道路が通行止めになっています。5年計画で直したそうで、城趾にいくのに大分遠回りしていました。
仙台城の模型、鎧兜その他数多くの資料をみることが出来ます。中でも16分間の映像は必見です。
新CG映像「謹製仙台城」
これは正直必見です。16分間の映像ですが、伊達政宗公がいかに優れた治世者だったかがよくわかります。
家紋
いくつかの家紋があるのですがこの竹輪に向かい雀というのがメジャー。そういうわけでCG映像も雀キャラが案内します。
大広間
鳳凰が描かれる大広間をCG映像で楽しめます。聚楽第の千畳敷を模したものだったそうです。
懸造(かけづくり)
清水の舞台を思わせる建物が実はこの仙台城の象徴です。CG映像でとくとご覧あれ。
支倉常長(はせくらつねなが)
1613年伊達政宗の命を受けて日本で造られた洋式帆船に乗って石巻から出発。メキシコ・スペイン・ローマを訪ねたという凄い人物です。資料館ではこの人の行程の説明があって詳しく知ることが出来ました。太平洋と大西洋を横断しているわけなのですが、本気でビビりました。そして本気でメキシコと交易しようとしていた伊達政宗公に驚きました。今なら月と交易くらいの感じですかね。
仙台城全景模型
CG映像だけではなく実際の全景模型もあります。
仙台城趾にある宮城県護国神社です。仙台城の本丸内に建てられています。
英霊顕彰館
明治以降の日本の戦争にまつわる展示が行われています。戦艦大和の模型とかあります。
戦艦大和模型
実は大和だけではなく他にも沢山の戦艦や空母の模型があります。
写真は青葉城址の全景ですが、天然の要害であることがよくわかります。市内で一番見下ろしやすいウェスティンホテルから。暑い季節は天守まで行って歩いて降りてくるのがオススメですが登って城攻めを楽しみながらってのも醍醐味です。登りは仙台市博物館から遊歩道に入っていけます。15分くらいで天守まで登れます。
大橋
広瀬川をわたり青葉城址に向かう大橋。河岸段丘の上に建つ青葉城址がよくイメージできる場所です。
大手門
再建運動のある大手門。ここまで行くと仙台市博物館は行き過ぎです。
魯迅
遊歩道の入口に建つ魯迅像
東北大学医学部に留学
魯迅は東北大学医学部に留学していたので日中友好のシンボルとしての銅像です。
清水門
震災ダメージ
清水門の震災ダメージに関する記述。くの字に石垣ぐ飛び出しています。
沢門
本丸北壁
迫力の北壁
護国神社(本丸)入口
本丸震災ダメージ
この護国神社入口の脇の石垣が一番崩れたようです。
仙台城見聞館
日本100名城スタンプはこちらです。
100名城スタンプ
見聞館の展示
大広間跡
五層の天守閣を作ろうとした場所にあった大広間の跡が発掘されています。
騎馬像
仙台城のシンボル騎馬像と本丸天守台からのながめです。登って良かった!ってなります。
仙台城の麓の青葉山公園にある仙台市博物館。こちらには伊達家にまつわる様々な宝物などが所蔵されていますが、特に黒漆五枚胴具足が目玉です。
黒漆五枚胴具足(くろうるしごまいどうぐそく)
こちらに所蔵されている黒漆五枚胴具足(くろうるしごまいどうぐそく)については、なんとあのスターウォーズのダースベイダーのモデルとされたという事実があります。ちなみに通常はレプリカの展示で所属の本物はたまに展示されるみたい。伊達政宗生誕450年の展示を待ちましょう。
ダースベイダー
"STAR WARS−THE MAGIC OF MYTH−"(MARY HENDERSON /1997)という、スターウォーズに登場する人物の衣装、航空機、武器、シーンなどのヒントに使われた物事を紹介している本の188ページに、伊達政宗の黒漆五枚胴具足の兜部分の写真が紹介されています。
水玉模様陣羽織
今では水玉で有名ですが「紫地羅背板五色乱星」の名で宝物録に記載され、水玉ではなく星とされていたようです。また伊達政宗所用と伝えられていますが、製作年代は政宗の時代より下がる可能性あるようです。 しかし、こちらも所属はあるものの常設展示はないみたい。伊達政宗生誕450年展示を待ちましょう。
2010年リニューアル
常設展示などは2010年にリニューアルされましたので、大分楽しめるようになっています。
伊達政宗の墓の発掘
かなりしっかりとした墓の発掘が行われ科学的調査が行われたそうでその埋蔵品などの展示があります。
林子平
あまり知られていませんが、1700年中盤の学者林子平の資料もあって嬉しかったです。この人の書いた海防の重要性を説いた「海国兵談」に小笠原諸島の記載のおかげで小笠原諸島は日本なのです。仙台藩の不遇の偉人。
支倉常長(はせくらつねなが)グッズ
伊達政宗の命でメキシコ、スペイン、ローマと旅した支倉常長にちなんだグッズも売ってます。支倉は伊達政宗の天下取りの野望から幕府転覆のための命を受けてスペインやローマと繋がろうとしていたと言われています。
とんかつ屋さんと言っていますが、美味しい居酒屋さんです。楽天関係者も愛用する食事処です。夜仙台藩を語るならこちらで是非。
ホッキと塩うに
厚切り牛タン
牛タン焼き中
つぶとセロリの柚子胡椒いため
カツオ
ウニ
大将
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