北陸新幹線開業まで待てない! 金沢の町を着物で歩く旅
石川北陸新幹線開業まで待てない! 金沢の町を着物で歩く旅
東京からだとアクセスがあまり良くない金沢。 陸路だと新幹線+特急を乗り継いで4時間20分! これが北陸新幹線が開通すると東京から金沢まで約2時間30分になるのです。 でも2015年まで待てない!と行ってきました金沢。 今回は女子旅にぴったり!着物でそぞろ歩く金沢の1日旅をお届けします。 東京から出発すると金沢へ到着するのはだいたいお昼頃。まずは金沢市民の台所、近江町市場でご飯を食べよう!
近江町市場で食事を終えたら金沢シティホテルの近くにある「心結(ここゆい)」で着物をレンタル。 季節によって浴衣や着物に着付けましょう。 レンタル着物は着やすく、ぬぎやすくカンタンに着つけてくれるレンタルサービスもありますが、心結さんは「着物に通な金沢の人間でも納得のいく着付け」を心がけているそうです。 心結ではオプションでヘアセットもやってくれて、ヘアセットの場合は髪飾りもレンタルできます。
着物に着替えて東茶屋街へ
お店の前で記念撮影もお忘れなく。 着物も帯も色とりどりで迷ってしまたら、スタッフの方に相談をしながら決めるのもよいかも♪
バックや草履もレンタルできます
バック、草履、たびや必要なものはすべてレンタルできるので、手ぶらで行ってもOK! バックを選ぶだけでも迷ってしまう。
金沢の大所「近江町市場」はエビ・カニ以外の魚介類だけじゃなく、野菜や花、コロッケやお惣菜も売っていて食べ歩きもできます。 写真は近江町市場内にある「豆腐家 しば田」のショーケース。 カップに入った湯葉料理がまるでスイーツのよう。 水に戻さなくてもよい「乾燥ゆば」は、サラダにトッピングしてもおいしいのです。お土産におススメ♪
近江町市場
近江町市場は300年も前にできた市場。現在はアーケード街になっているので雨が降ってもゆっくり買い物ができます。
カニ・カニ・カニ!
金沢といったらカニ! 2014年のカニ漁の解禁は11月6日、7日からの販売だけど、解禁を待たずとも市場にはカニがいっぱい!
なんでも売っている市場なのです
魚介類だけじゃなく、野菜や果物も売っているのです。
着物で「ひがし茶屋街」へ。 近くに駐車場もありますが、バスでも行くことができます。 木虫籠(きむすこ)と呼ばれる出格子がある建物は江戸時代に建てられたもので、まるで江戸時代にタイムスリップした気分になれます。
「別れの柳」は絵になります
ひがし茶屋街の入口に一本だけある柳は「別れの柳」と呼ばれていて、芸者と客がここで「さよなら」を告げたと言われています。 これがまた、風情があるのです。 写真スポットとしておススメです!
茶屋建築を見て歩くのも楽しい
写真は内部を公開している「志摩」というお茶屋さんだった建物。 茶屋建築は2階にお客を入れる座敷があり、2階が通路に面してせり出すように建っています。建物の中から見てみるのもオツです。 芸者気分を味わってみるのはいかが? 着物を着て見学していると、外国人の方からよく写真をせがまれました。
加賀麩 不室屋 東山店
茶屋街で絶対買いたい!と思っていたもの。「加賀麩 不室屋」の「宝の麩」。 麩好き、味噌好きにはたまらない素敵なものが売っているのです! 食事でいただく麩だけでなく、「おやつ麩」もうまいんだな。
不室屋の「宝の麩」
真ん中に指で穴をあけ、麩についていたお味噌をいれ、お湯をかけると中からお味噌汁の具が出てくるのです! 加賀みそ、赤だし、お吸い物もあったりと種類が多く、季節によって出しているセットが違うので、いつ行っても楽しめます! 1個あたり300円以下なので、配布用のお土産にもおすすめ!
今回の旅のメインイベント。「箔座」で箔押し体験! 着物で箔押しはちょっと緊張するけれど、なかなか面白い体験でした!
箔座 ひかり蔵
箔座の中に入ると目に入るのが「黄金の蔵」! 箔座では「純金プラチナ箔」という金とプラチナを合わせることに成功しました。これによってさまざまな色合いの金箔の表現ができるように。 その純金プラチナ箔がたっぷりと張られている蔵はとにかくゴージャス。
御利益ありますように・・・。
ひかり蔵には触れることはできないけれど、すぐそばにあるこの石にも同様に箔がはられていて、こちらは触ってOK。 美しくなれますように・・・と思いながら触ってきました。
箔押し体験の始まり~。
今回は金箔の箸をつくります。 箸に薄く糊を塗り、しばらく乾かしたあとにいろんな色の箔をピンセットでのせていきます。 息をしただけで箔は飛んでいくので、息をするのも大変(笑。
箔をつけてみた
かなりゴテゴテとデコレーションしたけれど、この上から金箔をつけると、ほとんど目立たなくなるそうです。 ということで、かなり多めにつけてみた。
いよいよ金箔を押しつける
これが想像以上に気を使う作業。 「金箔のような薄い知識」と例えられるように、金箔は本当に薄くて、息をするどころか、そばを誰かが通っただけでまくれてしまい、そのままくっついてしまうのです! 箸を金箔の上に載せ、コロコロと転がすと金箔がついていきます。
金箔を巻きつけたところ
金箔を巻き終わったところです。 色がついた箔がうっすらと見える。
金箔を筆で落とします
ごしごしやると箔が全部落ちてしまうので、筆で優しくポンポンと叩くようにしていくと、余分な箔が落ちていく。丁寧に、でこぼこがなくなるまで箔を筆で落としたら完成!
金箔が手の上で溶ける!?
あまった金箔。スタッフさんに教えてもらい、手の上にのせて軽くマッサージすると、まるで溶け込んでいくよう。そういえば、金箔エステって聞いたことある! リンパの流れを助け、血行をよくしてくれるのです。 金箔ってすごいな!
箔座はお部屋も素敵
箔押し体験は2階の奥の部屋だったのだけど、それまでいろんなお部屋を通過していきました。 かなり広い建物で、これがそのまま昔はお茶屋だったというから、とても羽振りの良いお茶屋だったのかなぁ。と想像してしまいました。
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