豊川稲荷は「おきつね」ワンダーランド!
愛知豊川稲荷は「おきつね」ワンダーランド!
昔から名古屋鉄道による啓蒙活動のおかげで正月は名古屋から赤いパノラマ電車で豊川稲荷詣でが定番でした。 かつてはそれ程気にしませんでしたが、改めてじっくり散策してみると境内「おきつね様」だらけ。 右を向いても左を向いても、はたまた一番奥の「狐塚」に足を踏み入れようものなら 一帯にズラリと展開しているおきつね様の姿に感動すら覚えます。 今回は「豊川稲荷とその周辺」を探索します。
かつて名古屋で初詣といえば「熱田神宮」と「豊川稲荷」が定番。名古屋鉄道が特に力を入れてたんですよね。名鉄の名物「赤いパノラマ号」の「座席指定」で豊川に行くのがステータスでした。その豊川稲荷、果たして神社なのか寺なのか。実に曖昧なのであります。豊川稲荷の敷地自体も広いですが、駅前から歩くと楽しさが二倍にも三倍にもなります。ここはあえて鉄道で攻略するのがよろしいかと。 その他の写真はこちらをクリック→
ここからが豊川稲荷
駅前から門前町を歩いてようやく信号前の総門に到達出来ました。三が日は朝からすっごい人です。
巨大おきつね様がお出迎え
写真でおわかりでしょうか。これでも普通に立っているのです。
グッズ購入は空いているうちに
本殿を目前にしてグッズ売り場があります。帰りでも構いませんが、もし空いていたら逃してはいけません。後でいいと舐めてると大変なことになります。
いよいよ本殿に突入
混雑してくると、本堂を目前にして身動きできなくなります。本堂を参拝したら手前でなく右の方へ抜けるのが正しい道順です。
不動様です
東海産十六不動尊霊場第十七番札所になっています。
各方面の神様が在中です
続いて毘沙門様等の神様がずらりと続きます。
立派な納札所
てっきり何かの堂かと思ったら納札所でした。
一番奥が奥之院
豊川稲荷の一番奥にあるのが奥之院。こじんまりしてますがなかなかの人気スポット。
祈願のぼりがずらり
奥之院近くに受付があり、祈願のぼりを奉納することが出来ます。よく見ると案外有名人の名前があるかも。
立派な法堂
すっごい広く立派な建物。本来「寺」としてはこちらが本堂。文化10年春改築だそうです。東海百観音はこちらへ。
最古級の郵便ポスト
書院の前に何故か郵便ポストが立っています。よく見ると文字が巷の丸ポストとは随分違いレトロ感を醸し出しています。日本最古級のポストらしいです。
境内は店でいっぱい
普段広大な境内のはずなのですが、正月はこの通り。ちょいと腹ごしらえもいいですよね。
御朱印
豊川稲荷の御朱印です。ちなみに東海百観音の締めはこちらです。
この場所は豊川稲荷の中でも分かりにくい場所にあり、慣れない方は見逃しがちです。しかし、この異様な光景を逃してはいけません。昼間でも薄暗いのに夕方暗くなってから来ると更に恐怖が増すかも。正式には「霊狐塚」と言って御狐様を納める場所だったらしいのですが、現在では祈願奉納として持ち込まれるそうです。 大きい写真はこちらをクリック→
岩の上におきつね様
狐塚の手前にある岩がパワースポットになっているようです。岩の隙間にある小銭を小枝で取れると金運があるそうで、もしご利益があったら何倍かの賽銭を隙間に返すといい、らしいです。
一斉に向くおきつね様
親子きつねでしょうか、結構リアルなんですよね。小さいほうがカワイイです。
リアルタイプおきつね様
参道のあちこちに見守るというか監視してるというか、おきつね様がいらっしゃいます。
様々なおきつね様
それにしても様々な表情をしています。さて、全部で何体あるのでしょう。
稲荷神社といえば「いなり寿司」が定番。門前参道には店ごとに工夫を凝らした様々な「創作いなり寿司」が売ってますので食べ比べするのも楽しいと思います。
名物!おきつねバーガー
異色の名物が登場!正体はトンカツを大きな厚揚げで挟んだ「おきつねバーガー」。油と油で引きそうですが思い切って食べたら案外スッキリして美味しかったです。
駅前と豊川稲荷を繋ぐ参道の両側にはお店でいっぱい。道幅が適度に狭いのですぐに人で満杯になります。決して行きに土産の狙いをつけて帰りに買おうなんて思わないように。ムリです。買えるうちに買うのが鉄則。
片っ端から買い食い
名前忘れちゃいましたが美味しかったです。お店ごとに「いなり」を工夫した「ファストフード」が販売されています。
次から次へと食べまくり
参道にはこれでもかと言う具合に誘惑のデパートです。一人1つ買うと案外ヘビー。2人で分け合うくらいで丁度いいかも。
猫グッズが多い
真ん中の猫が良いなと思ったんですけどね、作家物らしく高くて諦めました。
きつねグッズも多い
やっぱ元祖おキツネ様ですから、当然きつねグッズも多いです。これがまたカワイイのです。
注:食べられません
何故こんなところにミルキーが?そのとなりにはいちごみるく? 実はこれらは「フレーバー線香」。コラボ商品ってことですが、どんな香り?
レトロ看板が多い
あちこちの路地にホーロー看板を見かけます。これだけ数が多いとわざとなんでしょうね。
豊川稲荷攻略はここからスタート。古くから豊川稲荷詣でをウリにしてる駅のわりには風情があるというか、ボロいというか。昔から変わらない駅の構内です。
豊川稲荷駅が終点
赤い名鉄カラーの電車の手前は線路がありません。ここで終点です。
駅前にもきつね様
駅前に出るといきなりきつね様が歓迎しています。この先いったい何体のきつね様と出会うでしょうか。
一応名鉄がメインのアクセス鉄道なのですが、もう一つJR飯田線の豊川駅があります。近年新しくしたのか、すっげー立派。これでも「飯田線」なんですからね。あの「飯田線」ですよ。
お馴染みの改札口
JRのお馴染みの改札口風景です。ここだけ見るととても「飯田線」だと思えません。
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豊川稲荷門前参道にひっそりと入口があります。余程注意深く歩いていないと気が付かないかもしれません。実はこの中にもワンダーランドが潜んでいます。見逃すのは勿体無いです。
薬師如来堂
薬師如来堂もいいですが、境内の休憩所がいいのです。この辺りなかなか座るところが無いので重宝します。
御朱印
御朱印帳に直接書いて頂けるかと思ったら出来上がりを頂けるタイプでした。
参道すぐ隣りの神社。参拝者はそれなりにあるんですよ。地元の方専用って感じ。豊川稲荷の賑わいとは全く違い静かな空間でした。
静かな境内
超混雑の稲荷横だとは思えないほどの静けさ。全くの盲点なんでしょうね。
豊川進雄神社のすぐ隣りには、弘法様が突き当てたとされる井戸があります。名付けて「弘法大師錫杖井戸」ということになってます。
小さな堂の中は
この堂自体が徳城寺の横をすり抜けた奥にあり、しかも小さな堂がこれほど立派だとは誰も思いません。
豊川進雄神社のすぐ隣りの寺。境内本堂の左横をすり抜けると弘法大師錫杖井戸に繋がってます。覚えておくと良いですが、この境内が一般駐車場になっています。門前参道を楽しみながら豊川稲荷に参拝するのに丁度いい位置にあります。
徳城寺本堂
門の所に二十一弘法大師札所とか、三河八十八番とか書いてあるんですよね。ここで食指を伸ばすのは自殺行為、ぐっと思い留めました。