上品だけどド迫力のあのどんぶりを食べに行こう!
滋賀上品だけどド迫力のあのどんぶりを食べに行こう!
近畿の水がめ琵琶湖の一番京都よりにある大津。かつて、都が置かれたこともあり、古くから京都の文化に薫陶され、町衆の文化水準はかなりのもの。街並みもとても落ち着きがあり、琵琶湖畔で遊んだり、美味しいものを食べたい、遊ぶところにはこと欠きません。見どころは満載ですが、まずは、絶対に食べてもらいたいものがありますからご紹介しましょう。
『日本一のうなぎ』と堂々と書かれたのぼりが、京阪電車が大谷駅に近づくと見えてきます。これは、もう、胸バクバク、期待はいやが上にも盛り上がります。 お出掛けしたのは大津市にある『かねよ』。メディアにもよく取り上げられているお店です。 頼んだのは、上きんし丼2592円。だって、これを食べるためにわざわざやってきたんですから。 ドーンと乗っかった卵焼き。うまきでもなく、出し巻きでもなく、錦糸卵の発展系?…だから『きんし丼』と名づけられたとか。このボリューム、すごいです。わざわざ出かける価値、充分。しかもすごく美味しい真でお勧めです。
桜茶
席に着くと、まず桜茶。このお茶、桜のいい香りに超いい塩味。上品でホッコリするおもてなしです。
『かねよ』
かねよには、本店とレストラン部があります。本店は、料亭風に上品で高級な個室があり、お値段も高め。でも、レストラン部はおひとり様でも気軽に入れます。
かねよの庭
本店に、広い庭園の中に立ってします。とても落ち着く日本庭園。食事をしなくても、庭園は散策させてもらえますので、是非。
「これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」蝉丸。「夜をこめて鳥の空音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ」清少納言。「名にしおはば逢坂山のさねかづら 人に知られでくるよしもがな」三条右大臣。百人一首の中に三首も歌われる逢坂の関ってどんなところなんだ?一度は行ってみなきゃと思っていました。 昔は都と東国を結ぶ重要な関所があったところ。なかなか通れない場所だけに百人一首にも読まれていたのです。ここに立つと、まさにそんな場所だなって実感できます。
説明版
そんなに広くない公園には、由来やかつての道など、詳しく解説がされていますので、休憩がてら立ち寄ってみましょう。
大谷駅のそばに蝉丸神社があります。 琵琶の名手・蝉丸を祭った神社。芸能の神様として人気があります。うっそうと木が茂る石の階段を上って、お参りしてきましょう。
車石
「大津と京都を結ぶ東海道は、米をはじめ多くの物資を運ぶ道として利用されてきました。江戸時代中期の安永八年には牛車だけでも年間15894輌の通行がありながら、大津側に逢坂峠、京都側に日ノ岡峠を要する通行の難所でした。文化二年に大津八町筋から京都三条大橋にかけての約12kmの間に牛車専用通路として、車の轍を刻んだ花崗岩の切石を敷き並べ牛車の通行に役立てました。これを「車石」と呼んでいます」だそうです。
大津といえば、琵琶湖。琵琶湖といえば『ミシガンクルーズ』は、絶対に外せないでしょう。 クルーズ船『ミシガン』は、京阪浜大津駅のすぐそばにおる大津港から出港します。クルーズのコースは4つ。爽快な朝の空気を楽しむクルーズ<ミシガン・モーニング>、昼間のびわ湖と食事、ショーを楽しむ90分コース<ミシガン90>、昼間のびわ湖を気軽に楽しむ60分コース<ミシガン60>、美しい夕景・夜景のびわ湖と食事、ショーを楽しむ<ミシガンナイト>。広い琵琶湖の風に吹かれるちょっとリッチな時間をお楽しみください。
船内を冒険
木の手すりが印象的な船内。広々としていて、飽きません。船尾の大きな外輪の動きも、迫力満点。観客参加のショーも楽しいですよ。
近江八景の一つ、歌川廣重の浮世絵『三井の晩鐘』で有名な、三井寺(園城寺)に行ってみましょう。比叡山をバックに背負ったこのお寺の敷地はかなり広くて、ゆっくり廻ると2時間以上かかります。 各地にあるいろんな有名寺院は、お堂のすばらしさやご本尊の有難さなどでそれぞれ人気がありますが、この三井寺(園城寺)は、『鐘の音の素晴らしさ』で全国区のお寺です。 乱打を防ぐためと、祈りのため、1回300円を納めると、この素晴らしい鐘を搗かせていただけます。西日が差し込む鐘堂で、心をこめてひと搗き。重厚な鐘の音が広がっていきました。秋の琵琶湖に響く鐘の音、龍神様に届いたかな。皆様も一度、いかがですか?
毎年体育の日の前々日が宵宮、前日に本祭りが行われる『大津祭り』。絢爛豪華な13基の曳山巡航が目玉のお祭りです。 京都の祇園祭の影響を色濃く残すお祭りですが、13基の曳山前期にからくり人形が設置されていて、市内各所で「所望」とよばれる演技を披露します。これは必見。ぜひ、お出掛けくださいね。
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