
日本酒の名産地・西宮と灘五郷
兵庫日本酒の名産地・西宮と灘五郷
まいどまいど! 兵庫県の西宮市では豊かな水源に恵まれ今も昔も日本酒の名産地として名高い。 古くから兵庫県西宮市と神戸市を中心とする西宮郷、今津郷、魚崎郷、御影郷、西郷は、灘五郷と呼ばれ「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地。 かつては伊丹・池田が代表的な酒処でおましてんけど、江戸時代、当時の技術では品質を落とさずに江戸まで酒を輸送するには困難やったさかい、輸送所要日数が短縮可能な灘地区が主流となり、絞油業も賑わいを見せたという。 現在、酒蔵が立ち並ぶ酒処としてだけやなく、日本酒の製造工程や製造に必要な備品の展示、歴史の紹介などを行っている酒蔵博物館が開設され、見学することもできまんねん。 さらに一部では、お土産の販売や利き酒のコーナーもおまして、日本酒を楽しむ人もぎょうさんいたはりまっせ。 特に、灘五郷は駅からも近く、駐車場も完備。 徒歩で、多くの酒蔵をめぐる人やバスツアーで当地を訪れる人など、灘五郷の楽しみ方は様々。 京都の伏見に負けてへん人気と趣ある雰囲気を今に残してまっせ。 その他、歴史では西宮砲台、ゲゲゲの鬼太郎の原作者・水木しげるさんの足跡も追います。
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西宮今津は古くから酒蔵がひしめきあい、現在も酒蔵通り周辺には多くの酒蔵が密集する。 ここでは、和菓子、原酒・焼酎量り売りなど、酒に関する専門店として知られている。
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今津小学校内にある今津六角堂。 1755年、海岸近くに学問所「大観楼」が建設され、京都など多方面学者を招いたとか。 明治時代、日本で初めてとなる学制が公布され、今津小学校が設立された。 場所は、今津村常源寺。 洋風校舎を新設し、現在の六角堂に至る。
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「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」等の作品で知られる漫画家、紙芝居作家、妖怪研究家として活躍した水木しげる氏の邸宅跡。 1922年、大阪府大阪市住吉区生まれ。 鳥取県境港市入船町育ち。 ペンネームは、紙芝居作家時代に兵庫県神戸市の水木通り沿いで経営していたアパート「水木荘」から。 1958年に漫画家デビュー。 幼少時代、神仏に仕える拝み屋の妻でまかない婦として家に出入りしていた景山ふさ(のんのんばあ)が語り聞かせた妖怪の話に強い影響を受ける。 1953年、父を頼りに神戸に移住。 大阪に移住するまでの4年間、当地に住んでいたという。
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たこ焼き、お好み焼き、焼きそばのお店。 広島風のお好み焼きも楽しめるという地元で人気のお店。
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タコ焼き
外はカリッと、中はじわっとした食感が特徴のたこ焼き。 ソースが乗った本格的なたこ焼きが味わえる。
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テーマは、日本酒。 日本盛のアミューズメントスポットとして知られる。 施設内では、利き酒ができ日本酒を購入できるコーナーや本格日本料理のレストラン「花さかり」がある。 その他、エステ、ガラス工房があり、ガラス工房では実際にガラス細工の製造工程を見学することができる。
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西宮は古くから酒蔵がひしめきあい、現在も酒蔵通り周辺には多くの酒蔵が密集する。 また、付近から湧出する宮水は、江戸時代から日本酒つくりに使用され、灘五郷(今津郷・西宮市今津地区、西宮郷・西宮市浜脇・用海地区、魚崎郷・神戸市東灘区魚崎・本庄地区、御影郷・神戸市東灘区御影・住吉地区、西郷・神戸市灘区新在家・大石地区)の酒造に欠かせない名水として知られる。 宮水発祥地には、有名酒造会社の井戸が立ち並ぶ。 桜正宗の六代目蔵元・山邑太左衛門が発見し、西宮と魚崎で造り酒屋を営んでいた。 当初、「西宮の水」と称していたが、やがて「宮水」と呼ばれるようになった。
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市内の酒蔵通りを中心に設置された案内板。 2004年、案内板が西宮商工会議所によって設置。 西宮は古くから酒蔵がひしめきあい、現在も酒蔵通り周辺には多くの酒蔵が密集する。 また、付近から湧出する宮水は、江戸時代から日本酒つくりに使用され、灘五郷(今津郷・西宮市今津地区、西宮郷・西宮市浜脇・用海地区、魚崎郷・神戸市東灘区魚崎・本庄地区、御影郷・神戸市東灘区御影・住吉地区、西郷・神戸市灘区新在家・大石地区)の酒造に欠かせない名水として知られる。 宮水発祥地には、有名酒造会社の井戸が立ち並ぶ。 桜正宗の六代目蔵元・山邑太左衛門が発見し、西宮と魚崎で造り酒屋を営んでいた。
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宮水
当初、「西宮の水」と称していたが、やがて「宮水」と呼ばれるようになった。
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蔵元の一つとして知られる「白鷹」。 ここでは、江戸時代から昭和時代の蔵元の生活道具が保存、展示されている。 また、辰馬家の住居が再現され、ショップ、レストラン、バー、多目的ホールなどがある。 さらに、バーでは、昼下がりの一杯セット、季節の飲み比べセットなどがあり、肴をつまみながら蔵元の本物の酒を飲み比べることもできる。
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兵庫県西宮市は関西屈指の酒どころとして知られ、日本最大。 環境省のかおり風景100選にも選定された。 現在、酒蔵が立ち並ぶ酒所としてだけでなく、日本酒の製造工程や製造に必要な備品の展示、歴史の紹介などを行っている酒蔵博物館が開設され、見学することができる。 さらに、一部では、お土産の販売や利き酒のコーナーもあり、日本酒を楽しむ人でにぎわっている。 そんな灘五郷の蔵元の一部ではレストランがオープンし、日本酒が苦手な方でも気軽に訪れることができるようになった。 そんな中の一つ、1662年に創業した辰馬本家酒造が製造する「白鹿」ブランドのレストラン。
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白鹿クラシックス名物!茶美豚吟醸粕汁鍋の昼御膳
個室和食をコンセプトにすき焼きや天ぷら、銀鱈粕漬け焼きと夏大根のステーキなどを楽しむことができる。 今回は、茶美豚を楽しむことができる白鹿クラシックス名物!茶美豚吟醸粕汁鍋の昼御膳。 まずは前菜が通され、一つ一つの味を楽しむ。
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白鹿クラシックス名物!茶美豚吟醸粕汁鍋の昼御膳
最後にご飯、汁物が登場する。
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白鹿クラシックス名物!茶美豚吟醸粕汁鍋の昼御膳
鍋の出汁からは、ほんのりと酒粕の香りが漂う。 天ぷらでも同様に、前菜が登場し、天ぷらを味わいつつ、ご飯と汁物で締めくくる。
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白鹿クラシックス名物!茶美豚吟醸粕汁鍋の昼御膳
そもそも、白鹿とは中国では古くから縁起の良い霊獣のことを指し、唐の時代の故事「宣春苑中之白鹿」や詩「長生自得千年寿」が酒銘の由来。 白鹿には神仙思想を反映し、酒造りの精神とも。 白鹿を中心とする蔵元は地域での教育にも力を入れ、甲陽学院中学校・高等学校を運営、灘の嘉納治郎右衛門(菊正宗酒造)、嘉納治兵衛(白鶴酒造)、山邑太左衛門(櫻正宗)によって設立された灘中学校・高等学校と並ぶ関西の有名進学校。
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テーマは、日本酒。 1982年、日本の酒造りの歴史と文化を後世に伝承することを目的として、清酒「白鹿」醸造元の辰馬本家酒造により設立。 「酒蔵館」では酒造りの道具・資料を展示するとともに釜場・槽場跡の遺構を公開し、酒造りの歴史と技術を紹介する。
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記念館
日本酒に関する美術品や文献資料を常設展示。 「笹部さくら資料室」では桜の研究・保護・育成に人生の大半を費やした笹部新太郎が収集した桜に関する資料を展示している。
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1888年、擬洋風建築として建設された。 明治時代、阪神地域では近代的な芸術・文化・生活様式が育まれ、阪神間モダニズムが形成。 灘の酒造家をはじめとする実業家は、洋館建の邸宅や酒造工場、酒蔵を残したほか、美術館・博物館・学校を創設。 この邸宅は辰馬財閥・辰馬本家の分家、南辰馬家当主・辰馬喜十郎(十代目当主・辰馬吉左衛門の四男)が自邸を新築するにあたり、日本人大工、山下某に神戸旧居留地の英国領事館を模すように命じたという。 木造総2階建の母屋と木造平屋建の附属屋で構成。
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大阪湾に面した海浜公園。 公園内には1866年に竣工した西宮砲台が現存する。 また香櫨園浜と接続する。
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御前浜(香櫨園浜)にある砲台跡。 西宮砲台は高さ約12m、内径約17m、石造円堡。 1階は床叩土で中央に防火用(砲身冷却用)の井戸があり、床板敷の弾薬庫が設置。 2階は砲眼、大砲2門を設置して筒口を四方に向ける装備。
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西宮砲台
江戸幕府は当時、国防に不安を感じており、勝海舟の建議を取り入れ、大坂湾の海防のために和田岬砲台、舞子砲台、西宮砲台などと共に砲台の建設が開始。 建設に必要な御影石(花崗岩)は主に、岡山県笠岡市より切り出し、海路にて運搬。 1866年、竣工。 完成後、空砲を試し撃ちしたが砲煙が内部に充満、結局、実用には向かず、一度も使用されなかったとか。 1884年、火災により木造構造物を焼失。
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1866年、今津砲台として竣工。 高さ約10m、直径十数mの石造(花崗岩)。 2層目に空けられた砲眼より大砲で四方を狙うことが可能であったとか。 江戸幕府は当時、国防に不安を感じており、勝海舟の建議を取り入れ、大坂湾の海防のために和田岬砲台、舞子砲台、西宮砲台などと共に砲台の建設が開始。 御影石(花崗岩)は主に、岡山県笠岡市より切り出し、海路にて運搬された。 1915年、解体され、「今津海岸砲台記念石」が福應神社へ奉納。 1995年、阪神・淡路大震災による被災・復興を経て、記念碑は当地に移設。
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酒造会社の大関が運営する灯台。 現役の航路標識として使用されている灯台は日本最古で1858年に再建。 高さ約6m。 木造袴腰付灯籠形・銅板葺屋根で、竜山石の基壇上に建立。 灯火部分には格子が組まれ、点灯には油皿を使用、風雨を防ぐ目的として油障子が貼られた。 台石に刻まれた文字「象頭山常夜燈」は海上交通の守り神・金刀比羅宮に奉納された灯明台の意味。 1810年、今津港を出入りする船の安全を守る為、酒造家の長部家によって設置。 今津港では樽廻船による日本酒、木綿、干鰯などの荷を積み下ろしていた。 かつて大関の丁稚が油2合を携えて毎晩のように点灯に向かった。 大正時代、電灯となり、自動点火となった。
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公園内にはバーベキュー場「西宮浜 BBQ PARK powered by LOGOS」や人工芝広場がある。 バーベキュー場ではアウトドアブランドのロゴスのアイテムがレンタルできる。
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ベイコムフィールド
2023年、全面開園。 多目的人工芝グラウンドの愛称が「ベイコムフィールド」、バスケットボール広場の愛称が「EPIC DREAM COURT」。
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西日本最大級のヨットハーバー。 別名。しんにしのみや海の駅。 センターハウス内には関西小型船安全協会事務局、関西ヨットクラブも。
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芦屋市在住の海洋冒険家・堀江謙一氏
芦屋市在住の海洋冒険家・堀江謙一氏は、関西ヨットクラブの名誉会員として知られ、海洋冒険に使用した2艇が展示。 施設内には バーベキュースペース、レストラン、喫茶、マリンショップも。
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