はじめての尾道
広島はじめての尾道
たとえば、広島滞在中に一日だけお休みができたら。 ちょっと足を伸ばして、ノスタルジックな気分に浸ってみませんか。 日本にはまだまだ知らない素敵な町がたくさんあるのね、そう思わせてくれた場所のひとつです。
まずはアンデルセンのモーニングから一日が始まります。 いつもお世話になっているアンデルセンですが、広島に本店があったのね、とちょっとびっくり。 実は、私たちがよく知っているあんなものやこんなものも、けっこう広島が発祥の地だったりします。 カルビー、ダイソー、ユニクロ、アヲハタジャム、ユーハイム、ゆかりで有名な三島食品… こちらの建物は、被爆建物でもある“旧帝国銀行広島支店”。 重厚な外壁は被爆を経てなお生き残り、22年後にベーカリーとして生まれ変わったのだそうです。 〈営業時間〉7:30~21:30(モーニングは10:30まで) 水曜不定休
モーニング
ハムエッグとスープのセット。 焼きたてのパンがいただけます。 こちらは842円。 セットだとだいたい600~800円前後ぐらい。 もちろん、単品の好きなパンを選んでコーヒーなんていうのもできます。
広島からJR山陽本線に乗って、1時間半前後の鉄道の旅。 広島を8:45に出発すると、10:25には尾道に到着します。運賃は1490円。 電車を降りると、まるで映画のワンシーンのようなノスタルジックな風景が広がります。
山陽本線
黄色のレトロな車体が可愛いです。
林芙美子像
尾道は、小説家林芙美子ゆかりの地。 駅前には芙美子像があります。 “海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい”の一節で有名な“放浪記”。 幼少時代を尾道で過ごした林芙美子は、生涯この町を愛したそうです。 尾道の待ち合わせスポットとしても人気なのだとか。
JR尾道駅から東へ1.6㎞に渡って延びる尾道本通り商店街。 懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂います。 海へ向かって延びる石畳小路も風情があります。
おやつとやまねこ
風味豊かな砂谷牛乳や地元の新鮮な卵で作る、やまねこ印の尾道プリンが人気のお店です。 〈営業時間〉10:00~19:00 (売り切れ次第閉店) 月曜定休 (祝日の場合は翌日)
やまねこ印の尾道プリン
レモンシロップが魚の醤油さしに入っていて可愛いです。 各300円。
創作ジャム工房おのみち
手づくりの無添加ジャムのお店です。 新鮮なフルーツや野菜を使ったジャムは季節ごとに約25種類がお店に並びます。 〈営業時間〉11:00~17:30 水曜・木曜定休
ゆーゆー
約100年続いた銭湯“大和湯”を改装したお店。 尾道みやげにぴったりの商品が揃います。 〈営業時間〉11:00~17:00頃 木曜定休 (祝日の場合は営業)
尾道ええもんや
駄菓子屋風のレトロな店内に、しまなみの柑橘類や地元の海産物の加工品が並びます。 私のおすすめは手ぬぐい!! 尾道らしさをテーマに尾道大学の学生がデザインしたそうです。 756円。 〈営業時間〉10:00~18:00 不定休
尾道に来たら絶対食べたい尾道ラーメン!! 駅から歩いて15分ほど。尾道ラーメンの老舗店です。 15人ぐらい並んでいましたが、20分ほどで入店できました。 〈営業時間〉11:00~19:30 火曜定休
中華そば(並)
濃いめの醤油味のスープにたっぷりの背脂。 背脂といっても、いわゆるチャッチャ系ではなく揚げ玉のような感じです。 見た目よりもずっとあっさりしています。おいしいです。 中華そば(並)550円 (大)650円。 中華うどんもありました。気になります。
朱華園も人気店
こちらも駅から15分ぐらい。 私は木曜日に行ってしまい、食べられませんでした…。 中華そば600円。 〈営業時間〉11:00~19:00 (売り切れ次第終了) 木曜 第3水曜定休 (祝日の場合営業)
尾道に来たら是非訪れたいのが、千光寺山中腹の坂道エリア。 ロープウェイで山頂まで上り、坂道を下りながら散策を楽しむのがおすすめです。 写真は、天寧寺の境内にある三重塔。 塔越しに眺める景色は、“寺と坂道と海の町”尾道を代表する絶景のひとつです。
ロープウェイに乗って山頂へ
ロープウェイから尾道の町並みを眺めながら山頂へ。3分で到着します。 千光寺公園展望台からは、尾道水道と瀬戸内の島々が織りなす美しい景色が楽しめます。 晴れた日には四国連山が見えることもあるそう。
文学のこみち
約1㎞の遊歩道沿いに尾道にゆかりのある作家や詩人、歌人の作品の一節を刻んだ25の文学碑があります。
千光寺
尾道のシンボル的存在。 市街地を見下ろす斜面に赤堂と呼ばれる朱塗りの本堂と鐘楼が立ちます。
千光寺の縁結びお守り
自分にふさわしい相手にめぐり会えるというペアのお守り。(800円)
ネコの町
ネコの町としても知られる尾道。 ふと気付くとネコがひょっこり現れます。 絶景を眺めているのでしょうか…
艮神社
“うしとらじんじゃ”と読みます。 尾道で最も古い神社で、大林宣彦監督の映画“時をかける少女”のロケ地となりました。 尾道では数多くの大林監督作品が撮影されており、細い路地を歩けば、懐かしいあのシーンがよみがえります。
招き猫美術館in尾道
民家を利用した美術館。 尾道在住の絵師園山春二さんが石やガラス、和紙などに描いた招き猫をはじめ、全国から集めた招き猫の作品を約3000点展示しています。 〈開館時間〉11:00~17:00 (土・日・祝は10:00~) 木曜休館 (祝日の場合は開館) 〈入館料〉大人200円 小学生100円 猫の細道を歩いてふもとへ戻ります。
こちらも是非訪れたいお店。駅から10分ぐらい、海岸通り沿いです。 手づくりのたまごアイスが味わえます。(230円) 〈営業時間〉10:00~19:00 10:00~18:00(11月~2月) 火曜定休(祝日の場合は翌日) 火曜・第2水曜日定休(11~2月)
アイスモナカ
おいしいです。 ものすごくおいしいです。 なんだかとっても懐かしい味。 アイスクリームを“アイスクリン”と呼んでいた頃、きっとこんな味わいだったんだろうなー。 あっさりしていて何個でも食べられそうです。 アイスモナカの中のアイスはアイス単品よりも小ぶりです。 アイスモナカは1コ150円。たまごアイスの他に、季節によって抹茶、ごま、チョコ、いちごなどがあります。 たまごとチョコ2つ食べちゃいました。
からさわベンチ
海辺に可愛いベンチがポツンと置かれています。 NHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケもこちらで行われたそうです。 こんなロケーションでおいしいアイスをいただくのも素敵ですね。
近くにはこんな可愛いお店もあります
やまねこ cafe 5種類ある日替わりランチが人気。 夜はイタリアン。 〈営業時間〉11:30~21:30 (金・土は~23:00) 月曜定休 (祝日の場合は翌日) 夕やけカフェドーナツ からさわのお隣りのドーナツ屋さん。 厳選した食材を使用した豆腐ドーナツが人気。 〈営業時間〉10:00~18:30 火・水曜定休 (祝日の場合は営業)
夕やけカフェの豆腐ドーナツ
もっちりふわふわのハート型のドーナツ。 1個130円~190円。
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町に明かりが灯ると、昼間とはまた違った表情です。
駅前
夕暮れ時の尾道に別れを告げ、広島へ帰ります。
夜はふたたび市内へ。 せっかく広島に来たんだから、あれもこれも食べたい!! そんな願いをを叶えてくれるお店です。 路地裏にあり、暖簾が出ていません。 “島々”という和菓子屋さんの奥にこっそりあります。 特別感があって素敵です。 私は“島々”の前を10往復ぐらいうろうろ…。怪しすぎます。 アラカルトもありますが、“エマニュエル リヴァ オマージュ”という個室で頂く懐石スタイルのコースがおすすめ。(4200円) 〈営業時間〉17:00~22:00 無休
ほんの一部ですが…
こんな感じで郷土の味を少しずつ楽しめます。
三次のワニ
わわわわ…とびっくりしましたが、広島の三次ではサメのことを“ワニ”と呼ぶそうです。 サメも充分刺激的です。
広島牛!!
ステーキも味わえます♡
食後は…
さすが和菓子屋さん。 瀬戸内の島々をイメージした和菓子の中から好きなものを選びます。 全部おいしそう!! 全部食べたい!!
お抹茶と一緒にいただきます。
檸檬にしました。 こちらのお店は器もとっても可愛いです。 特にこの宮島焼の茶碗を気に入ってしまい、どうしても欲しくて宮島で探したのですが、出会えませんでした。