
自然を満喫!赤沢自然休養林で森林セラピー
長野自然を満喫!赤沢自然休養林で森林セラピー
昔々林業が盛んだった頃、木曽上松から森林鉄道が伸びていました。 その鉄道も昭和50年に廃止され、公園として整備された赤沢自然休養林に少しだけ残されました。 以来現在まで赤沢自然休養林は森林浴のメッカとして名が知れています。 それでも開設当初、今から40年ほど前でしょうか。 その当時の赤沢自然林が一番賑わっていたようですが、最近では静かなもの。 今ではむしろ知る人ぞ知る隠れた初心者でも安心な自然系観光地になっているようです。 今回は赤沢自然休養林に残る「トロッコ列車」に乗り、せっかく上松まで来たので「寝覚の床」を見物し、 少し足を伸ばして「奈良井の宿場」を歩き、最後に「旨い木曽の地酒」をいっぱい仕入れてきたいと思います。 時間があれば温泉にも入りたかったのですが、残念ながら時間不足の為今回はおあずけです。
写真のボールドウィン号は鉄道記念館の展示品ですので動きません。大正5年から昭和35年まで稼働していたらしい。現在の森林鉄道は小振りで可愛いディーゼル機関車です。赤沢自然休養林へは車もしくはバス利用ということになります。一応駐車場がありますが、駐車台数を規制してるので、行くなら早めのほうがいいみたいです。 この他の写真はこちらに掲載中→
さまざまな散策ルート
森林鉄道と渓流を中心して散策路が整備されています。渓流沿いの道は高低差がなく初級者向き。
フルオープンタイプのトロッコ
窓も何も無い超開放感たっぷりのトロッコ列車があります。料金は往復のみ、30分毎に出発。
森林の中を走ります
現存しているトロッコ列車の路線は往復2.2キロ。深い森林の中をのんびり走ります。
車窓は目まぐるしく変わる
線路は森林の中や渓流沿いを走ります。二人掛けの方座席のほうが景色がいいです。それと、最後部のほうが面白いです。
森林鉄道資料館と記念館
かつて森林鉄道が稼働していた頃の車両や資料が展示されています。天皇専用の御料車が見もの。
森のすべり台
森の中に設置された45メートルもの長さを誇る滑り台があります。森の空気を全身に浴びることが出来ます。
森林の遊歩道
川に沿って鉄道と並んで延びる遊歩道は誰でも歩きやすい散歩道になっています。高低差もありません。
どこでも水遊び天国
通常、川の水は非常に浅いです。どこでも安心に自由に遊ぶことが出来ます。天気が良い日はまさに天国。ただ、水温が低めなので注意を。
ひのきと言えば定番の品
山の中ですから木に関するみやげ品が多いです。特にこれ、ひのき風呂は定番中の定番でしょうか。
土産にいかが
かつて走っていた汽車のミニチュア。小さいながらよく出来ています。
森林鉄道乗車記念
切符の代わりでしょうか、大きな木の札が記念品として貰えます。
赤沢自然休養林に向かう途中、周囲を山で囲まれた場所に唐突に1軒のお店があり、ランチがあると書いてありました。帰り道、丁度お昼でしたので立ち寄ってみるとこれがおしゃれな店舗だったのです。ランチは想像よりやや高めだったものの納得の内容でした。
やや暗めの店内
窓がありますが、外は山の中の深い森林のせいか昼間でもやや薄暗く感じます。でも、これがしっくりと落ち着くのです。
ランチを注文しました
ランチの価格を見るとAとBがあって約1500円と約1300円。面白そうなので両方注文しシェアすることにしました。
野菜たっぷりのランチセット
地元で採れた野菜なんでしょうね、プレートの上にこれでもかと言うほどの野菜の量。中身がぎっしり詰まったピタパンは半分だけで充分に満足できる量。
デザートのケーキがナイス
Bセットにはデザートが付いてました。小振りですがこれがとても美味しい。充分に堪能しました。
民家を改装した店舗
実際に行くとわかりますが、店に続いている奥の方は古い民家になっています。一番手前の部分のみ改装してあるようです。
木曽路屈指の景勝地。巨石が水によって削られて出来た壁のような奇石が特徴。JR中央線の車窓から一瞬見えます。国道19号線からは殆ど見えません。
スタートは臨川寺から
閑散期はセブンイレブンに、混雑期は町営駐車場に車を停め、いざスタートです。臨川寺は信州木曽七福神巡りの弁天様が祀られていますのでお忘れなく。
寝覚の床は遥か眼下に
受付の説明で、まずは展望台から眺めから左側の階段へと言われます。もしかしてあそこまで降りるから覚悟してから行けという話かも。
浦島堂が祀られている
寝覚の床には浦島太郎がこの地で玉手箱を開けたという説があるそうです。信じる信じないは、あなた次第。
巨大な岩場を歩きます
遠くから見ると小さく見えても実はこんなにも巨大。上から下を眺めると目が回りそう。
気持ちい滝が横に
寝覚の床に降りる途中に小さい滝があります。有難いのは帰り道。どんなに暑くてもこの辺りだけ涼しいのです。
今に残る木曽路の宿場町として、南は妻籠宿や馬籠宿がありますが、北は奈良井宿です。とはいえ従来あまり目立たない宿場町でした。しかし最近では「木曽の大橋」を始め、道の駅を設置され、いぜんよりずっと立ち寄りやすくなっています。 この他の写真はこちらに掲載中→
木曽路を代表する宿場町
両側を山に挟まれた宿場町。高低差は殆ど無いので凄く歩きやすいですね。
古いナショナルの看板が素敵
古い電器店が宿場町にすっかり馴染んでいました。全く違和感ありません。
ここはトイレです
ぱっと見は普通の民家に見えるけど、これでも公衆トイレ。町にしっかり溶け込んでわかりません。
塗り物が安く買える
高級な塗り物は勿論ですが、リーズナブルな器や椀その他が、アウトレット状態で売られています。写真の箸は春慶塗ですね。
カワイイ顔の竹のヘラ
宿場町の店には塗り物の他に竹細工の店も多く、中でも顔がついた竹べらがカワイイですね。
ジョンレノンってなに?
ロイヤルスィートバニラのアイスだそうです。20年ぶりに復活とか、ジョン・レノンとか書いてあるけど、意味良くわかりません。
暑い時は水飲み場で癒やす
宿場中に数箇所ある水場は全て飲用可能。暑い時には有難い味方ですね。
つまみ食いならおやきで
長野定番のおやつは何と言ってもおやきですね。野沢菜は勿論、こしあん、切り干し大根、野菜、カボチャ等様々な具が選べます。
百草丸専門店
御嶽百草丸と日野百草丸の両方がしっかりと売られていました。
宿場の酒屋が穴場かも
宿場の中の酒屋なので観光客相手かなと思ってましたが、意外に他の酒屋で売切てれいた酒が残っていたりします。木曽の地酒がずらり並んでいます。
木曽福島に2ヶ所ある酒蔵のうちの一つ。福島の町中に店舗を構えているため、酒蔵としてはこちらの方が探しやすい。ぱっと見駐車場が見当たらないのでいつも店の前に直付けしています。希望者には試飲も可能ですが、車の運転手は残念ながら飲めません。酒はスッキリ系が多いかなという印象。
ややさっぱり系の銘酒
実際にはコクがある筈だが、先に中乗りさんを飲んでしまった後ではどのような酒でもさっぱり系に感じてしまう。普通に美味しい酒でした。
福島は関所があった町
福島宿は中山道六十九次で37番目の宿場町。それに加えて福島には関所が設置されていたことから町の入口には関所を象徴する巨大な門が設置されています。
木曽福島に存在するもう一つの酒蔵、「中乗りさん」の銘柄で有名。酒蔵の場所が少々ややこしく、川沿いの狭い道でしかも一方通行が絡むので失敗するとかなり大回りになります。あらかじめ位置を確認しておいたほうが無難。駐車場は店の手前に数台停められるので車でも安心。今迄気にしてませんでしたが、HPによると常時工場見学の申し込みが出来るようです。
ずらり並ぶ中乗りさんの酒
ご当地地元の友人の親父さんが昔から中乗りさんを飲んでいた為中乗りさんの旨さは昔から分かっています。他の酒蔵の酒と比較すると、どっしりとした旨口が特徴。アルコール度数が通常より高めの原酒系が特にオススメ。
ご機嫌に美味しい酒
一口飲んだらうっとりするくらい美味しい酒。特に向かって左側の限定酒は横井戸という暗所で寝かせたという酒で、飲みくちがトロ味を感じる程旨かった。
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今回残念だったのは、くるまやの蕎麦が食べられなかったことです。到達した時刻には既に準備中になっていました。蕎麦を食べるなら断然ここです。国道店もありますが、本店にはかないません。