神奈川県・箱根町のポーラ美術館で、2018年3月17日(土) 〜 7月16日(月・祝)に、開館以来初となる、フランスのガラス工芸家 エミール・ガレの展覧会「エミール・ガレ 自然の蒐集（しゅうしゅう）」が開催される。

ガレは、ガラス工芸の分野におけるフランスのアール・ヌーヴォーの旗手として知られており、植物学、生物学、そして鉱物学といった博物学的な知識を駆使して作品の製作に取り組んでいる。
今回の展覧会では、ガレの芸術を初期から晩年まで辿りながら、「森」と「海」というふたつのキーワードを通して、ガレによる自然の蒐集行為を検証する。

今回は全国の美術館から約70点を借用し、ポーラ美術館のコレクションから厳選した60点のガレ作品とあわせて、およそ130点を展示。さらにモネ《睡蓮》などの絵画と併せて展示し、分野を超えて隆盛した芸術運動や時代背景も紹介する。