【2025年】今こそ行きたい、靖國神社「みたままつり」!映えるだけじゃない夏の夜の過ごし方

2025年7月13日(日) 〜 2025年7月16日(水)

ポイント!
  • 毎年7月13日 〜 16日の4日間限定で開催! 靖國神社の夏の風物詩「みたままつり」
  • 約3万灯の提灯が灯る幻想的な夜景は、フォトスポットとしても大人気
  • キッチンカーや盆踊りも登場!子どもから大人まで楽しめる参加型イベントも盛りだくさん
  • まつり期間だけの特別体験。普段は入れない中庭で夜間参拝が可能に
  • 誰でも気軽に訪れられる神社だからこそ、心を込めてお参りも忘れずに

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都会の真ん中にありながら、一歩足を踏み入れると、日常を忘れるような静けさと厳かな空気が漂う靖國神社。毎年夏、ここが約3万もの提灯の光に包まれ、幻想的な姿を見せる4日間があります。それが「みたままつり」です。黄色い光が夜空を照らす光景は、まさに夏の風物詩。でも、みたままつりの魅力はそれだけではありません。

本記事では、美しい風景はもちろん、みたままつりが本来持つ「祈り」と「感謝」の意味に触れながら、みたままつりをさらに深く、有意義に楽しむための方法をご紹介します。初めて訪れる人も、毎年行っている人も、せっかく訪れるなら、提灯の美しさだけでなく、ぜひ心を込めて参拝もしてほしい。この記事を読んで、是非心に残る体験をしてください。

夏の風物詩「みたままつり」とは?

みたままつり
みたままつり

「みたままつり」は、昭和22年(1947年)に始まった、戦歿者のみたまを慰めるためのお祭りです。お祭りの賑わいのなかにも、英霊の方々への感謝と平和への願いが込められています。

このお祭りの最大の特徴は、なんといっても境内に大小合わせて約3万もの提灯(ちょうちん)・雪洞(ぼんぼり)が掲げられる、幻想的な風景です。夕刻になると提灯に明かりが灯り、黄色い光が夜空を美しく照らします。この光景は圧巻で、まさに「光の祭典」とも称されるほど。

「みたままつり」詳細

開催場所:靖國神社
開催期間:7月13日(日) 〜 7月16日(水)
開門時刻:午前6時
閉門時刻:午後9時30分

みたままつりが行われる「靖國神社」ってどんなところ?

桜の名所として知られる靖國神社
桜の名所として知られる靖國神社

幕末維新から大東亜戦争(先の大戦)までの間、国のために尊い命を捧げられた方々の御霊(みたま)をお祀りしている神社です。明治2年(1869年)に明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社(しょうこんしゃ)からはじまり、明治12年(1879年)に「靖國神社」と名前を改めました。

食事処・売店
食事処・売店

「一般の人は入りにくい」「敷居が高い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。毎日多くの方が自由に参拝に訪れる、開かれた場所です。

境内には食事処やカフェ、お土産ショップもあり、様々な形で訪れる人々を受け入れています。

靖國神社での参拝方法ガイド:みたままつりに来たら、まずはお参りを!

みたままつりに訪れたなら、ぜひお参りをしましょう。みたままつり期間中は、午前6時〜午後9時30分まで社頭参拝(お賽銭を入れてお祈りする一般的な参拝)ができます。

神社は、日々の感謝を伝えたり、心の中で静かに手を合わせる「祈りの場」です。参拝に慣れていない方でも大丈夫!ここでは、一般的な神社の参拝方法を簡単に紹介します。

参拝方法

①鳥居をくぐる
神社の入り口には鳥居があります。鳥居は神社の神聖な領域と外の世界を区切るものです。鳥居をくぐる前に、軽くお辞儀をしましょう。

②手水舎(てみずや)で清める
参道の途中には手水舎があります。ここで、手と口を清めます。これは、心身を清めてから神様にお参りするための大切な作法です。

  1. 柄杓(ひしゃく)を右手に持ち、水を汲んで左手にかける。
  2. 柄杓を左手に持ち替え、右手にかける。
  3. 再び柄杓を右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ。
  4. 口をすすいだ水を静かに吐き出す。
  5. もう一度左手を清める。
  6. 最後に、柄杓を立てて残った水を柄杓の柄に流し、元の位置に戻す。

③参拝する
拝殿の前にある大きなお賽銭箱の前に進み、会釈をします。お賽銭を静かに入れます。その後、「二礼二拍手一礼」の作法でお参りします。

  1. 姿勢を正し、2回深くお辞儀(礼)をします。
  2. 胸の高さで両手を合わせ、右手を少し手前にずらして2回拍手(かしわで)を打ちます。
  3. 両手をきちんと合わせ直し、心の中で祈りを捧げます。
  4. 最後に、1回深くお辞儀(礼)をします。

正式参拝

より丁寧に参拝したい場合は、本殿で行われる正式参拝がおすすめです。正式参拝では、神職による祝詞(のりと)が奏上され、参拝者(代表者)の名前が読み上げられます。

「正式参拝」詳細

受付場所:参集殿
時間:午前9時〜午後8時30分(みたままつり期間)
玉串料:5,000円より
各祈願:1件5,000円より

夜間中庭参拝

夜間中庭参拝
夜間中庭参拝

また期間中は、本殿に最も近い神域である「中庭(ちゅうてい)」での夜間参拝が実施され、灯りに照らされた幻想的な雰囲気の中、特別な参拝ができます。この場所は、明るい境内の雰囲気とはまた異なる、より静かで神聖なスポットと言えるでしょう。

「夜間中庭参拝」詳細

期間:みたままつりの期間中
受付場所:拝殿前参道脇
時間:午後5時45分~午後9時10分
玉串料:1,000円(小学生以下無料)
参拝授与品:こすずまもり(先着5,000名)

みたままつりの賑わいの前に、まずは心静かに神様にご挨拶し、感謝の気持ちを伝える時間を持つことで、お祭りの意義をより深く感じられるはずです。お参りを終えたら、いよいよ黄色い光に染まる賑やかな境内へ!

みたままつりの様々な楽しみ方

みたままつりは、「映える」だけじゃない!奉納行事や展示がたくさんあり、様々な楽しみ方ができます。ここでは、エリアごとの見どころをご紹介します。

「外苑」エリア

外苑
外苑

神門の「仙台七夕飾り」

仙台の宮城縣護國神社から奉納された色とりどりの「仙台七夕飾り」が掲げられ、昼と夜で違う表情を楽しめます。風に揺れる飾りは、夏らしい涼やかさも演出してくれます。

仙台七夕飾り
仙台七夕飾り

大村益次郎銅像の周囲で「納涼民踊の集い」

夕刻から毎日開催され、どなたでも参加自由。大村益次郎銅像の周囲で行われ、スピーカーから流れる有名なご当地曲や定番曲、地方の民謡や子ども向けの曲に合わせてゆったりと踊ります。初心者でも気軽に参加できます。

大型献灯(夕刻に点灯)

奉納者の名前が墨書きされた約1万灯もの大型献灯が長い参道を照らし出します。

大型提灯
大型提灯

奉納芸能

青森ねぶたや、吹奏楽パレード、阿波踊り、江戸芸かっぽれ、みこし振りなどもこのエリアで行われます。

みこし振り
みこし振り

「内苑」エリア

内苑
内苑

「懸ぼんぼり・献句ぼんぼり」

約300点の「懸ぼんぼり」や、俳人の献句が書かれた「献句ぼんぼり」がずらりと並び、静かで趣深い雰囲気に。著名人による絵や書の作品も見ごたえたっぷりです。

懸ぼんぼり・献句ぼんぼり
懸ぼんぼり・献句ぼんぼり

遊就館前の「全国有名燈籠展」

青森ねぶたや湯沢絵灯籠など、全国の伝統的な燈籠が一堂に展示され、日没後には明りが灯されます。全国各地の燈籠は、その郷里出身の戦歿者のみたまに懐しんでいただこうと、各地より奉納されたものです。提灯・ぼんぼり・七夕飾りと並ぶ、撮影スポットとしても人気です。

全国有名燈籠展
全国有名燈籠展

小型献灯(夕刻に点灯)

約2万灯もの小型献灯が内縁一帯に掲げられます。

小型献灯
小型献灯

「能楽堂」

能楽堂では毎日午前10時〜午後8時頃まで、日本舞踊・詩吟・古武道・浪曲・民謡・バレエなど、多彩な演目が終日披露され無料で観覧できます。

能楽堂
能楽堂

行ってみたくなる!楽しみ方&過ごし方プラン

提灯が灯り始める夕方からの時間帯は特におすすめ。友人や家族と一緒に、ゆったりと夏の風情を楽しみましょう。ここでは、参考にしたくなるプランをご紹介。

<参考プラン>

  1. 九段下駅に集合し、靖國神社へ向かう
  2. 本殿でお参り&中庭特別参拝(午後5時45分頃)
  3. 提灯・ぼんぼりを背景に、幻想的な写真を撮影
  4. 神門の七夕飾りや、全国有名燈籠展をじっくり鑑賞
  5. 外苑に出店されるキッチンカーで軽食タイム
  6. 奉納芸能や特別行事をスケジュールに合わせて観覧
  7. 盆踊りエリアに立ち寄り、輪に加わって踊ってみる

提灯や七夕飾りはどこを切り取っても“映える”ので、カメラやスマホの準備はお忘れなく。浴衣で訪れると、より雰囲気が楽しめますよ。
また、屋台の出店はありませんが、外苑や中央広場ではキッチンカーが出店されており、軽食も楽しめます。

お祭りを楽しみつつ、マナーも大切に

みたままつりはどなたでも楽しめるお祭りですが、靖國神社という神聖な場所であることを忘れずに。特に参拝の際や、能楽堂での芸能鑑賞中は、静かに過ごす心がけを。

事前チェックで充実度アップ!

奉納行事や展示のスケジュールは、日によって異なります。お目当ての催しがある方は、あらかじめ靖國神社の公式サイトで日程をチェックしておくと、効率よく楽しめますよ。

靖國神社へのアクセス

みたままつりの開催期間は大変混雑が予想されます。公共交通機関を利用して向かいましょう。最寄りの九段下駅からは、案内に従って進めばすぐに到着します。

<JR>

  • 中央・総武線「飯田橋駅」または「市ケ谷駅」から、徒歩約10分

<地下鉄>

  • 東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」から、徒歩約5分
  • 東西線・有楽町線・南北線「飯田橋駅」から、徒歩約10分
  • 有楽町線・南北線・都営新宿線「市ケ谷駅」から、徒歩約10分

お役立ち情報まとめ:みたままつりQ&A

Q:何時ごろが混雑しますか?

A:みたままつりは多くの人が訪れる大規模な夏祭りです。特に提灯の点灯に合わせて、夕方から夜にかけて混雑のピークを迎えます。ゆっくり楽しみたい場合は、提灯が灯り始める前の夕刻に訪れるか、比較的空いている時間帯(例えば午前中や午後早い時間)に参拝や展示鑑賞を済ませておくのも良いかもしれません。

Q:服装のおすすめは?

A:特に服装の規定はありませんが、お祭りですので浴衣で訪れる方も多く見られます。境内を歩き回ることが多いので、歩きやすい靴をおすすめします。また、夜間は提灯の明かりのみとなる場所もあるため、足元に注意して歩きましょう。神社は神聖な場所ですので、特に昇殿して正式参拝をする際には、露出の多い服装などは避けましょう。

Q:雨天時はどうなりますか?

A:屋外で行われる奉納行事(みこし振り、阿波踊りなど)は影響を受ける可能性があります。能楽堂で行われる奉納芸能やコンサート、屋内の展示は雨天でも楽しめるでしょう。お出かけ前に天気予報を確認し、雨具の準備をすることをおすすめします。

Q:献灯の申し込みはできますか?

A:はい、みたままつりの献灯は誰でも申し込むことができます。大型献灯(1灯 20,000円)は例年5月31日に申込受付が終了しますが、小型献灯(1灯 5,000円)は当日申し込みも可能です。詳細は、靖國神社祭儀課献灯係(03-3261-8326、午前9時~午後5時)にお問い合わせください。

Q:正式参拝や夜間中庭参拝は予約が必要ですか?

A:いずれも予約なしで参拝できます。ただし正式参拝は、儀式の関係で待ち時間が発生する可能性があります。みたままつり期間中は、それぞれ受付時間内に参集殿(正式参拝)または拝殿前参道脇(夜間中庭参拝)で受け付けています。


※最新の情報は、靖國神社公式ホームページなどでご確認ください。

開催場所

イベント情報

みたままつり

開催期間

7月13日(日) 〜 7月16日(水)

開催時間

開門時刻:午前6時
閉門時刻:午後9時30分

問い合わせ先

電話:03-3261-8326(代表)

主催者

靖國神社

オフィシャルサイト

写真一覧