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自然に宿る気配を表現する作品が並ぶ展覧会『村岡貴美男 日本画展』が開催!

2018年9月26日(水) 〜 2018年10月2日(火)

ポイント!
  • 日本画と西洋絵画の両面を取り入れた表現を追求
  • 自然に宿る「気配」の表現を試みる
  • 作家独自の落ち着いた色彩の作品が並ぶ

「聖盃(静寂)」 サイズ:8号P 杉板・彩色
「聖盃(静寂)」 サイズ:8号P 杉板・彩色

伝統的な日本画の技法を基にしながらも西洋絵画の持つ霊性やイコンを取り入れ、自然に宿るさまざまな「気配」の表現を試みる村岡氏だが、その古色を帯びた画面からは観る側の心情が投影されるような独創的な作品世界を生み出している。

「満ち潮」 

「満ち潮」  サイズ:20号P 紙本・彩色
「満ち潮」  サイズ:20号P 紙本・彩色

横たわる女性の姿とアオイガイの殻の形態がシンメトリーを描いている。この貝は透き通る白さで知られており、女性の安らいだ表情と「満ち潮」のタイトルが満ち足りた安寧を比喩表現している。

「心象」

「心象」 サイズ:15号P 紙本・彩色
「心象」 サイズ:15号P 紙本・彩色

あえて色彩を抑制した人物表現と窓外の枯れた風景に対して着衣と花の鮮やかな黄色が内観する女性の心中を表現。今回の展覧会のサブタイトルの「心象の部屋」とは深く広大な内面の世界かも知れない。

「聖盃(静寂)」

「聖盃(静寂)」 サイズ:8号P 杉板・彩色
「聖盃(静寂)」 サイズ:8号P 杉板・彩色

古材かと思われる板材に描いた作品だが、作者は柾目の杉板をバーナーで焙り、角を削り落とすなど加工して支持体としています。素材と共に時代を感じさせる盃と花を描いた作品だが、人物以外の作品も独自の世界観で表現している。

村岡 貴美男 プロフィール

村岡 貴美男
村岡 貴美男

1966年 京都府に生まれる
1995年 東京藝術大学美術学部日本画専攻卒業
1995年 台東区長賞/サロン・ド・プランタン賞
2000年 東京藝術大学大学院博士後期課程満期修了
2001年 有芽の会 法務大臣賞
2005年 春の院展 春季展賞('07、'08、'10)
2005年 院展 日本美術院賞・大観賞('10)
現在:日本美術院同人

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

静かに語りかけてくるような作品たちですね。ぜひ見に行ってみたいです!

開催場所

イベント情報

村岡貴美男 日本画展

開催期間

2018年9月26日(水) 〜 10月2日(火)

開催時間

10:00〜21:00 
※日・祝休日は~20:00(不定休)
※最終日10月2日(火)は、当会場のみ16:00にて閉場

オフィシャルサイト

写真一覧

  • 「満ち潮」  サイズ:20号P 紙本・彩色
  • 「心象」 サイズ:15号P 紙本・彩色
  • 村岡 貴美男
  • 「聖盃(静寂)」 サイズ:8号P 杉板・彩色