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年に一度の現代アートのグループ展『高松コンテンポラリーアート・アニュアル』開催

2018年7月27日(金) 〜 2018年9月2日(日)

ポイント!
  • 今年で開館30周年を迎えるので今一度“開かれた美術館”を意識
  • 8回目の開催となる今回のテーマは「つながりかえる夏」
  • 世代を越えた幅広い層にアクセスしてもらうような企画である

藤浩志《Happy Paradies》2015
藤浩志《Happy Paradies》2015

 年に一度の現代アートのグループ展「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」。2009年よりスタートし、8回目の開催となる今回のテーマは「つながりかえる夏」だ。
 今年で開館30周年を迎える高松市美術館。そこで、今一度“開かれた美術館”を意識し、世代を越えた幅広い層にアクセスしてもらえるよう、4人の作家による複数の回路で美術(館)を多方面に「つなげ」「ひらき」「ふりかえり」たいと思っている。
 まず、藤浩志(1960年生、秋田県在住)は、「カエルのキャンペーン」(1994年、ライブ&インスタレーション、高松市美術館エントランスホール)来、再び高松へ“つながりかえり”、使われなくなったおもちゃによる作品《Jurassic Plastic》(仮称)を展開する。また創造都市・高松が推進する事業「高松市障がい者アートリンク」でアーティストとして事業所に通う千葉尚実(1979年生、香川県在住)は、“関わる”ことによって意味や価値が生成し、変化していくユニークな作品を提示してくれることだろう。そして、30年前の8月6日に開館した当館では、この日が原子爆弾が広島に投下された日でもあることから、毎年祝い事と鎮魂が重なり合う日でもある。そんな中、代表作「戦争のかたち」や「torii」シリーズ等を発表している下道基行(1978年生、愛知県在住)の参加は、美術を介した記憶の回路により私たちの心に明かりを灯してくれるだろう。最後に、山城大督(1983年生、愛知県在住)。その演劇的な装いは、声という肉体を伴い、無邪気な戯れの中、切ない感情をも呼び覚ましてくれるだろう。
 

千葉尚美《卒業アルバムから》2013-2018 撮影:宮脇慎太郎
千葉尚美《卒業アルバムから》2013-2018 撮影:宮脇慎太郎

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

写真にもある、使われなくなったおもちゃによる作品にはなるほどびっくり!夏休みの自由研究に使えそうなアイディアだなと思いました。

開催場所

イベント情報

高松コンテンポラリーアート・アニュアル

開催期間

2018年7月27日(金) 〜 9月2日(日)

休館日

月曜日(月曜祝日の場合は翌平日。日曜日は午後5時閉館/入室は閉館30分前まで)

開催時間

午前9時30分~午後7時(但し日曜日は午後5時閉館/入室は閉館30分前まで)
初日7月27日(金曜日)のみ展示室入室は午前10時15分から。

料金

【一般】800円(640円)※65歳以上も一般料金
【大学生】500円(400円)
【高校生以下】無料
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※前売チケットは、美術館1階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、
宮脇書店本店及び南本店にて6月25日(月曜日)から7月26日(木曜日)まで販売。
※共通定期観覧券についてはこちらから

問い合わせ先

高松市美術館
電話:087-823-1711

写真一覧

  • 下道基行 シリーズ《津波石》より 2015-
  • 山城大督《トーキング・ライツ》(展示風景:「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」森美術館 2016 撮影:永禮 賢 写真提供:森美術館)
  • 千葉尚美《卒業アルバムから》2013-2018 撮影:宮脇慎太郎
  • 藤浩志《Happy Paradies》2015