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3人の近代絵画の巨匠、その接点と魅力に迫る【ユトリロ ヴラマンク 荻須 展】を開催!

2018年5月24日(木) 〜 2018年6月24日(日)

ポイント!
  • 近代絵画の巨匠、モーリス・ユトリロ、モーリス・ド・ヴラマンク、荻須高徳の展覧会
  • 作品約30点が集結
  • 同じようなパリの古い街並みや郊外の風景から、それぞれの独自の表現を比較出来る

ヴラマンク「花瓶の花」 56×47 ㎝
ヴラマンク「花瓶の花」 56×47 ㎝

このたび、ギャルリーためなが大阪では、2018年5月24日(木) 〜 6月24日(日)に近代絵画の巨匠、モーリス・ユトリロ(1883-1955)、モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)、荻須高徳(1901-1986)、三人の展覧会を開催する。

20世紀初頭の美術の動向

20 世紀初頭、芸術の都パリではキュビズムをはじめ美術運動が次々に起こり、若く才能に溢れた多彩な芸術家たちが世界中からこの大都市に集まり活躍した。1909 年未来派宣言、1916 年ダダイズム、1924 年にはシュルレアリズムが誕生。モンマルトルではモディリアニやピカソ、デュフィ、ドンゲンたちがアトリエを構えていましたが、物価の高騰により、移民芸術家たちは率先して生活費の安価な郊外モンパルナスに移り住むように。モンパルナスではモディリアニやスーチンをはじめキスリング、シャガール、ドンゲン、藤田、ピカソ、ミロ、ジャコメッティなど、それぞれが迸るほどの独創的な才能を開花させる。

ユトリロ 「モンマルトル、トローゼ通り」
ユトリロ 「モンマルトル、トローゼ通り」

個性的な世界を築き上げた三巨匠

同時代の美術の動向には関心を示さず、独自の画風の確立に力を注ぎ、個性的な世界を築き上げた画家たちがいた。ユトリロ と ヴラマンクは、そういった画家たちを代表する作家と言える。そして、この二人に強い影響を受けた荻須もその一人と言える。モンマルトルの街路や壁を哀愁と静けさが漂う詩的な作品として描いたユトリロ。大都会パリの現代生活や文明から離れ、厳しい自然とそこに暮らす人々の素朴な村々を力強いタッチと大胆な構図で描いたヴラマンク。そして荻須は、パリの下町の建物の壁、石畳の道に宿る人々の生活感など、どこか懐かしさを感じさせる作品を描き続けた。

荻須 「レ・アル地区」 65×54 ㎝ 1965 年頃
荻須 「レ・アル地区」 65×54 ㎝ 1965 年頃

ユトリロ ヴラマンク 荻須 展

本展では、共にパリの古い街並みや郊外の風景を描きながら、各々独自の表現を築き上げ、時代に名を遺した三人の作品約30点を一堂に展覧する。

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

近代絵画のなかでも共通点の多い3人の画家なので
見比べながらどんな共通点や違いがあるのか探しながら鑑賞するのがおすすめ♪

開催場所

イベント情報

「ユトリロ ヴラマンク 荻須 展」

開催期間

2018年5月24日(木) 〜 6月24日(日)

開催時間

10:00〜19:00 会期中無休

問い合わせ先

TEL.(06)6949-3434

オフィシャルサイト

写真一覧

  • ユトリロ 「モンマルトル、トローゼ通り」
  • 荻須 「レ・アル地区」 65×54 ㎝ 1965 年頃
  • ヴラマンク「花瓶の花」 56×47 ㎝