井上正夫の像
愛媛県松山市湊町5丁目2
日本の新派俳優、映画監督、書家として活躍。
1881年生まれ。
本名、小坂 勇一。
新劇の芸術性と新派劇の大衆性とを兼ね備えた「中間演劇」を提唱。
松山で村芝居に出演し、砥部焼の陶器店へ丁稚奉公。
1896年、大阪で働いていた時に道頓堀角座で成美団の芝居を観て俳優を志す。
松山市の新栄座に来演した新演劇の敷島義団に入り、小坂幸二を名乗って初舞台を踏んだ。
矯風会、博多で酒井政俊一座、京都の村田正雄一座、上京後に真砂座の伊井蓉峰一座など、新派の一座を転々、伊井蓉峰の一座で頭角を現し幹部俳優となる。
1913年、日本初の野外劇「紅玉」(泉鏡花原作)を上演。