たたらの里学習館
兵庫県宍粟市千種町西河内1048-38周辺では古くから真砂砂鉄「千草鉄」を利用した製鉄産業が盛んであった。
金屋子神社(島根県安来市)によるとある日、村人は雨乞いをしていたところ、播磨国志相郡岩鍋という場所に、天より神が舞い降りて村人は驚いた。
神は村人に対し、「吾は金屋子神である」と告げ、人々が安心して暮らし、作物がよく実るようにと、傍らの岩石をもって鍋を作られた。
しかし、当地には住める場所はなく、白鷺に乗って出雲の地に行かれたという。
以後、この地を「岩鍋(現在の千種町岩野辺)」と呼ぶ由縁となり、砂鉄を利用した「たたら製鉄」が行われ、古代製鉄の「たたら」のルーツとも。