建水分神社
大阪府南河内郡千早赤阪村水分357
通称、水分神社、水分大明神、上水分社とも称する。
祭神は、天御中主神、天水分神、罔象女神、国水分神、瀬織津姫神を祀る。
紀元前92年、諸国が飢饉となったとき、各地に溜池や溝を作ることが勧められた。
このときに金剛葛城の山麓に水分神が祀られたのに始まる。
南北朝時代、兵火により荒廃。
楠木正成が、現在地に本殿、拝殿、鐘楼などを再建し遷座した。
織田信長軍の河内国攻略の際、社領を没収され一時衰退。
豊臣秀吉が社領を寄進し、復旧した。
摂社の南木神社では、祭神、楠木正成公(大楠公)を祀る。
本殿は、三殿で構成され、中殿は一間社春日造、左右両殿は二間社流造、各殿を渡廊で連結する「水分造」。