山下翁頌徳碑
大阪府枚方市津田関西地域での素麺の名産地といえば、兵庫県の姫路市、宍粟市、たつの市を中心とする播州素麺や南あわじ市の淡路素麺、奈良県桜井市の三輪素麺が挙げられるが、実は大阪府枚方市もかつては名産地でした。
1681年、山下政右衛門(後に政太)氏は大和国三輪を訪れ、手延べそうめんの製造技術を学んだ。
その後、手延べそうめんの製法を河内で広めたことにより、名称を「河内そうめん」。
現在、一部で手延べそうめんの技術と生産の継承に取り組んでいる。
都市化の進んだ枚方市では後継者の不足が深刻化し、機械化の遅れとも重なって、1991年には8軒、2007年には1軒が残るのみとなってしまった。