南瓦屋町の瓦工房
大阪府大阪市中央区瓦屋町2丁目8-4瓦屋町という町名の由来は1615年に瓦師の寺島惣左衛門が徳川家康より当地を拝領したことに因む。
寺島惣左衛門の先祖は紀伊国粉川寺島(和歌山県紀の川市)出身の瓦職人頭で、寺島という姓はこれに由来する。
寺島惣左衛門は配下の瓦職人をここに住まわせ、大阪城の再建に尽力し、御用瓦師として独占的な地位を確立したという。
後に徳川家と縁故の深い寺島藤右衛門、尼崎屋又右衛門、山村与助は大坂三町人と呼ばれるようになった。
寺島藤右衛門は江戸馬腹より瓦土取場が与えられ、その場所は瓦屋藤右衛門請地と呼ばれるようになった。