旧呉海軍工廠塔時計
広島県呉市幸町3-26構造は親子時計(設備時計)で、四方に見えている文字盤の部分は子時計と呼ばれるもの。
塔の内部には子時計を制御する親時計があり、親時計からパルス(衝動)を送り、子時計を同時に動かしている。
また、国産初の「電動親子式衝動時計」。
歯車にネーバル黄銅(海軍黄銅とも)という耐海水性に優れた材質を用いているなど、艦艇兵器用の機械構造の特徴がある。
定刻になると、市内の小・中学生が作曲したメロディが流れる。
1921年、呉海軍工廠造機部の屋上に設置。
呉市有形文化財に指定。