鑁阿寺

京都の大きなお寺の様な派手さはないのですが、鎌倉幕府成立以前から足利氏が当地に根付いていたことを考えると1000年からの歴史を誇ることになります。
そんな建物に接することができるのを幸運に感じます。
特に向拝部分の瓦葺きが特徴的で一般の造りとは異なります。計画的に割り込んであると思われます。
また、隅に向かっての屋根の照りが大きく、和型では対応が難しいことから以前から本葺きの瓦屋根であったことが想像できます。
足利氏の菩提寺ならではの造りであると感じます。

周りに堀もあり、城かと思った！庭園、建築美、落ち着いた雰囲気の綺麗なとこでした。

大日如来が本尊の真言宗のお寺で、弘法大師(空海)の銅像もあります。もともとは足利氏の館があり、その敷地内に氏寺として建立された
周囲には土塁と堀が巡らされている
本堂は国宝に指定されている！

岩舟駅から足利へ移動し、早速今回のメイン「足利市立美術館」へ赴くも、想像以上の長蛇の列！整理券対応ということで、11:00〜の整理券を確保。2時間ほど時間が空いたので、近くの観光スポットへ。

国宝鑁阿寺は、足利氏宅跡として国の史跡に指定されている大きなお寺。足利氏の守り本尊である大日如来(だいにちにょらい)を祀られているそうです。境内の大銀杏が見頃になる頃には、それはそれは綺麗なんだろうなと思わせる景観。

同じく整理券によって時間を持て余しているであろう刀剣女子たちで賑わっていました。

本堂国宝
地元では「だいにちさま」と親しまれている。
足利氏の守り本尊である大日如来を祀る。