平塚の塚緑地
神奈川県平塚市平塚4丁目10-10平塚の地名のもと。
此処には、桓武天皇の孫である高見王の子、平政子(男)が東国へおもむく途中、この地で亡くなったためここに葬られている。
桓武天皇の血の繋がった人々が、京に居場所がなく東国に下った。そんな高貴な血の繋がりを持った人々が東国の人々に尊ばられ持ち上げられ、各地方の豪族、百姓、つまり後の坂東武者の頭役になっていったと思うと面白い。
平将門もそんな頭役となった桓武天皇の子孫でもあり、そのさらなる子孫が平清盛。
この塚に眠るお方は、その望みも虚しくこの地で倒れた様だ。
なお、この塚の東隣に北条泰時の次男が住んでいて、日蓮聖人が武蔵へ降る途中、一夜を過ごしている。