見性寺
兵庫県たつの市御津町室津311室津の長の娘で遊女の室君が五ケ精舎を建立、現存する唯一の寺。
古来より文人墨客が室津に寄港すると必ず訪れた。
室君の名前は広く知れ渡り、以降遊女は「室君」と呼ばれるようになったとも。
寺の由来は京都五山の一つ臨済宗大本山相国寺派で正法寺(性空上人)がルーツとも。
一時衰退し、再興の際、見性寺に改称。
室津の海中より夜々光輝を発し現れたとされる毘沙門天王立像は一本造りで平安時代の作とも。
また境内には北前船廻船問屋の豪商嶋屋の三木半四郎が奉納した西国三十三所霊場の石仏が並ぶ。