中金堂
奈良県奈良市登大路町48東大寺と並ぶ奈良のランドマーク、興福寺。
京都・山科に建立された藤原鎌足の私邸「山階寺」を前身とし、飛鳥を経て和銅3年(710年)、平城遷都に伴い藤原不比等によってこの地に遷されました。以降は、藤原氏の氏寺としておおいに栄えたと言います。
平成30年に落慶したばかりの”中金堂”は、過去に7度の火災に遭い1717年焼失。ナント、300年ぶりに復興されたのだとか。興福寺の伽藍の中でも中心的役割を持つ堂宇は荘厳な雰囲気を放っています。ご本尊は釈迦如来。四方を守る四天王(広目天、多聞天、増長天、持国天)は、鎌倉時代に運慶らが率いた工房の作品で国宝です。