橘寺
奈良県高市郡明日香村橘532天台宗の寺院。
正式名称は仏頭山上宮皇院菩提寺。
本尊は聖徳太子・如意輪観音。
創建時期など詳細は不明。
寺名の由来は、垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことに由来。
橘寺の付近は聖徳太子が生まれた場所とされ、当寺は聖徳太子建立七大寺の1つとも。
太子は父用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まり。
発掘調査の結果、当初の建物は東を正面に中門、塔、金堂、講堂が東西に一直線に並ぶ四天王寺式または山田寺式の伽藍配置。
8世紀、堂宇66が立ち並び、皇族・貴族の庇護を受けて栄えた橘寺であった。
1148年、五重塔が雷で焼失し、1190年頃に三重塔として再建。