愛知県瀬戸!せともの祭の歩き方
愛知愛知県瀬戸!せともの祭の歩き方
陶器の食器類のことを「瀬戸物」と呼んでいませんか。それほどにポピュラーになっている陶器の本場、瀬戸で毎年行われている「せともの祭」をブラブラと歩いてみました。今回はいつもとはちょいと趣向を変え、祭りとしての雰囲気を味わう方向にしたいと思います。そのため基本的に買い物をなるべく控え、車ではなくあえて電車を利用して会場入りしたのでした。基本のんびり歩いて回っていたのですが、そこはアレ。つい一目惚れして購入してしまった物も少なくなく、会場を後にして帰りの電車に乗る頃にはビニール袋が手からぶら下がっていたのでした。なお、祭りは2日間開催され、掘り出し物を見つけたい場合は初日朝イチが基本。まだ人が少ない午前中が勝負になります。 ※2017年は9月9日~9月10日に開催されました。
さてさてやって来ました、せともの祭。広い会場には大きく分けていわゆる「問屋系」と「窯元系」、そして「作家系」が存在します。問屋系は幅広い商品を、窯元系は同じテイストの商品、作家系はそれぞれ特徴ある陶器が並んでいます。廉売を求めるなら目指すべきは問屋系、意外な掘り出し物は窯元系でしょうか。とにかく目もくらむ程の物量が展開されています。最後は気合ですね。
川の両側が会場
川を挟んだ両側が祭りの会場になっています。狹いようで案外広いので一箇所に執着してると時間切れになります。
買い物は出会い
ひと目見て良いなと思った陶器はその場で買ってしまいましょう。その場を離れたら二度と戻りませんし、躊躇してる間に売れてしまう場合もあります。
最近は猫関連グッズが多い
招き猫と言えば常滑を思い浮かべるのですが、瀬戸もまた猫の一大産地。むしろ作家物猫が多いような気がします。
全部オリジナル
店の親父が一個一個丁寧に文字を書いていました。見ると同じものが2つとありません。気に入ったものは早い者勝ちです。
小中学生も立派な作家です
瀬戸電瀬戸駅の反対側、瀬戸蔵下の広場で小中学生の陶器作品が販売してました。将来作家の卵かもしれません。
重量級陶器があるのですが
せともの祭の中では比較的重量級の物件です。これを購入してかつて歩く強者が居ないか見てたのですが残念ながらとうとう現れませんでした。
大きな祭りの場合、イベント開催前にはスケジュールやチラシ等が発表されます。出来ることならイベントの場所をタイムスケジュールを確認しておきましょう。少なくとも現地に到着したら無料で配布される案内地図を押さえると同時にイベントの時刻を確認し、忘れずに見るようにしましょう。
本部の辺りは大混雑
本部と本部の近辺には目ぼしいショップや食べ物関連の露店が集中し、常時大混雑しています。混雑した中では意外に時間を浪費してしまうので注意を。ただし、トイレは混んでいてもここできっちり済ませておいた方が良いです。
陶器の町瀬戸の中心的存在
駅と反対側にそびえる建物、壁の藤井四段横幕が目立つ瀬戸蔵。瀬戸物全般に広く販売するアンテナショップと、各種展示や文化発信の地になっています。
せともの祭とか、陶器まつりとか、各地に同様のイベントがあります。通常荷物を考慮して車で向かうのが常ですが、毎年ガッツリ買い付ける方は置いといて、もっと身軽にの~んびりと電車利用というのはいかがでしょ。純粋に祭りを楽しむのです。もし、ある程度荷物がまとまってしまったら自宅に宅配してやればいいんです。
瀬戸電は名古屋の栄が始発
瀬戸電の始発が名古屋市栄のセントラルパーク横にあると知らない方が案外多いのです。栄に買い物に来たついでに瀬戸へ行くのもアリです。
瀬戸と言えば、瀬戸焼きそばを忘れてはいけない。瀬戸焼きそばとは何か? ざっくり説明すると、具はキャベツと豚肉のみで、麺に豚肉の煮汁ダシにして醤油風味で仕上げる焼きそば。富士宮焼きそばと同じく昔から瀬戸に存在するんです。食べるのを忘れたら家に帰れないレベル。
テント村で手っ取り早く
当日は愛知県グルメということで、地元瀬戸焼きそば、豊川いなり寿司、高浜とりめしの食べ比べコーナーがありました。
食べたいものはすぐ買うべし
気持ちキープして気になったら戻ればいいなんて考えは捨てましょう。絶対に戻れないと断言します。
和菓子の河村屋賀栄は鉄板
今の時期は常用饅頭がイチオシですが、何となくどら焼きをチョイス。やや小振りに見えるものの中の餡がギッシリ。
蒸し羊羹の食べ歩きが新しい
ここは是非通常サイズの蒸し羊羹を片手にかぶり付いて欲しいところですが、安心してください。ちゃんと一口サイズの棒状に切り分けてあります。
恵方巻きにオススメ
サイズは通常の太巻き寿司サイズよりも大きいです。これを恵方巻きみたいに一気食いしたら・・・危険ですので止めましょう。w
暑い日はオアシスに見える
商店街の中で見つけたかき氷。これが「生」のフルーツが入ってる優れもの。しかもお値段350円とリーズナブル。
とりあえず地元にある神社仏閣は押さえておきたいものです。瀬戸と言えば深川神社でしょうか。場所は瀬戸電尾張瀬戸駅から商店街を通り抜けた向こう側。この辺りが祭りのUターンポイントになります。
可愛い狛犬が鎮座してる
歴史ある神社には歴史ある狛犬様がいらっしゃいます。
稲荷様でおなじみの赤い鳥居
深川神社の隣と言っていいのかな。深川奥宮稲荷社がありました。赤い鳥居のトンネルを見るとつい撮ってしまうのは癖です。
あちこちに稲荷様
社には2対の稲荷様を中心にたくさんの稲荷様がいらっしゃいました。
唐突に鳥小屋があったりする
その昔、あちこちの公園でよく見かけたスタイルの鳥小屋。見てみると鶏と孔雀が飼育されていました。
こちらにも愛くるしい狛犬
こちらは稲荷様の更に隣にある「お願い狛犬」。すぐ横にはミニチュアの陶器狛犬が多数奉納されています。
調べて頂けると判るかと思いますが、いわゆる「猫」専門店です。商品的に一番多いのはメインとなる招き猫で、その他に関連グッズが山のように展示販売されています。店内に入ると幸せな気分になって抜け出せなくなる危険があります。早く現実に戻りましょう。
隣は招き猫ミュージアム
正確にはミュージアムは2階にあり、有料施設。1階はワングレード上の猫グッズショップ。価格的にお手軽とは言い難い感じ。内部を紹介したいところですが撮影禁止なので、外の道路から撮った正面ショットだけ。
ここでも藤井聡太君推しが
瀬戸の町を巡ると分かるのですが、そこら中で藤井聡太君推しが見られ、将棋の駒関連グッズも目につきます。
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実はブラブラのんびりと街を歩く事こそが本来の自分スタイル。祭り等のイベントはその場所を訪れるきっかけに過ぎないのです。勿論、閑散とした町を歩くのも好きですが、せっかく賑やかになる日があるのですから行かない手はありません。この場合、前知識は殆ど調べてありません。行き当たりばったりにテキトー。そのうち何かアンテナに引っかかる事を期待します。
商店街アーケードは全制覇
その地のアーケードはもれなく巡ります。アーケードってまるで一つの店のようで面白いですよね。いったい何があるのかじっくり見て巡ります。
陶器のお地蔵様ですね
場所が瀬戸ですから、地蔵様も通常の石とか木ではなくて陶器製なんですね。とはいえ見たのはこれだけですがw。
瀬戸電の顔出しパネル
商店街のあちこちに点在した手作りらしき顔出しパネルの一つ。作風はかなりシュール。古い瀬戸電の姿は置いといて、屋根の飾りは一体何でしょう?
いつの間にか種類が増えてる
以前は向かって左側4種類だけだったはず。いつの間にか右側3種類が増えていました。中でもカレー香が非常にそそりますw。
日除けになりにくい帽子?
正体は帽子を陳列する際に型崩れを防ぐ型だと思うのですが、本当に商品でこんなんあったら面白くありませんかね。雨具にはなるかもしれません。
知らない町のぶらぶら歩きでの醍醐味は何と言っても怪しいスポットでしょう。ここで言う怪しいイメージはいわゆる「フォトジェニック的に怪しい場所」を指します。いわゆる心霊方面の怪しい場所はマジ怖いので謹んで遠慮しておきます。
頭の上の方もよく見ておく
面白いのは何も周囲左右だけではありません。たまには上の方も見ておくべき。軒下に見慣れないものがあったらラッキーかな。
いわゆる昭和の香りを探す
あの頃、昭和の頃はきっと賑やかだったんだろうなというお店や建物。気分次第でモノクロで撮ってみたりします。
この先、興味があります
トンネルを過ぎたら別の世界だった。そんなような場所があるのか無いのか。常に路地の先が気になります。時間が許す限り行ってみるのがセオリー。