西武新宿線下井草駅~井荻駅~上井草駅周辺を紹介してみる
東京西武新宿線下井草駅~井荻駅~上井草駅周辺を紹介してみる
僕が東京に引っ越してきて、一番長く住んでいた場所の最寄駅は、西武新宿線の井荻駅でした。でも、僕の住んでいた場所は、明らかにより栄えているJR中央線荻窪駅の文化圏であり、買い物に行くにも、外食するにも、飲みに行くにも、圧倒的に荻窪駅を利用する頻度が高かったというのが事実です。が、ここで、改めて、井荻駅周辺に注目してみるのもいいかなと思い、プランを考えてみました。なお、井荻駅付近だけでは紹介できるポイントが限られるので、両隣の下井草駅・上井草駅近辺も紹介します。個人的な思い出や体験なども書いてますが、まあとりあえず生暖かい目で見てください。
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現在の井荻駅の南口です。90年代の終わりごろに駅が改装され、今のような姿になりました。
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井荻駅構内配線
井荻駅は2面3線。両サイドにホームがあり、中線を通過電車が通ります。中線は上り電車も下り電車も入れる構造になってるはずですが、下り電車が通ったのを未だかつて見たことがありません。
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井荻駅より一つ西寄りの駅は上井草駅です。ホーム両端に踏切があるため、ホーム延長ができず、その結果、西武新宿線の各駅停車が10両化できない(新宿線は8両と10両が混在(注:特急除く))ということになっています。駅としては1927年開業。2面2線の対向式ホームですが、ホーム同士を直結する跨線橋や地下道がないため、反対側のホームに行くにはいったん改札を出る必要があります。
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ガンダムのモニュメント
駅の近くに、「機動戦士ガンダム」を制作した会社があるため、2008年に南口に設置されました。と同時に駅の発車メロディもガンダムの主題歌に変更されました。
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電車の入線風景
この写真に写っている形式(101系)は、ワンマン化した上で一部支線に転属した編成を除いてもう西武線には存在していません。
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下井草駅は2007年より、橋上駅舎となってます。僕個人は改装前の平屋の方が馴染みがあるはずなんですが…思い出せない…意識して見てない物って案外あっさり忘れるものです。
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駅前広場
駅の南側の風景です。バス停があります。小学校2年生の時、授業で先生に課題を出され、ここのバスの時刻表をノートに写した記憶があります。でも何の課題だったのかは忘却の彼方に。
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徳川家光が鷹狩で立ち寄ったという話があるお寺で、日蓮宗に所属するそうです。初詣でにぎわうというより、除夜の鐘を突きに行くためににぎわうといった感じでしょうか(個人的な見解)。
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「妙正寺」を示す石板
実はこの石板の存在は、写真を撮った時に初めて気づきました。身近すぎて全く注意を払わなかったわけですね。
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鐘
普段は人気が少ないですが、大みそかはすごく人が集まります。毎日16時00分ちょうどに鐘が鳴ります。
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付近の案内看板
妙正寺のすぐ近くにある付近の案内図です。一見何の変哲もない看板何ですが、実は1990年代中頃の看板です(地元民しか分かりませんが)。ある意味希少価値があります。
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井荻駅から南の方に歩くと、15分弱で妙正寺公園につきます。そこそこ大きい公園で、園内に池があります。杉並区周辺は、池がある公園がいくつかあります(代表的なのは井の頭公園)が、妙正寺公園もその一つです。妙正寺公園は外周が1周約500mなので、体育大会の前に持久走の練習でよく走ったものです。
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妙正寺池
公園内の池には噴水や島があり、水鳥が住んでいます。池の中には鯉やミドリガメが泳いでます。ちょうど写真に写ってる辺りが一番水深が浅かったりします。
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園内風景
昭和の時代に1回、園内が大改装されてますが、写真に写っているボートは昔からあったような。
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妙正寺川
妙正寺公園から流れ出る川です。西武新宿線と付かず離れず流れ、高田馬場の少し東で神田川と合流します。妙正寺川は両側が遊歩道になっているため、快適に歩けます。ここから西武新宿線の鷺ノ宮駅まで、遊歩道を通って約2kmです。
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園内の注意看板
この看板には「キャッチボール禁止」って謳われています。キャッチボールだけを指定する理由が良く分からんのですが。
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成長の証し?
この遊具、小学生の頃はすごく大きく見えたんですが。今見るとそんなに大きく見えません。やはり背が伸びて、目線の高さが変わったからでしょうか?
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下井草駅から旧早稲田通りに沿って南側へ歩くと見えてきます。池こそありませんが、アスレチック系の遊具が充実しており…あれ?遊具が減ってる?それにこんなに木が少なかったっけ?と思ったらリニューアルしてたようで。
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公園内の風景
僕の記憶ではもっと木が多かったはず。遊具が減ったのは経年によるものに加え、怪我の危険を考慮したからでしょうか?
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井荻駅からだと少し南にある早稲田通りを西に向かうと着きます。平安時代から存在しているとの情報もあります。5年に1度の割合で流鏑馬も行われます。1回だけ生で見たことがありますが、すごい迫力です。もちろん初詣もかなりの人出になります。ちなみに、妙正寺公園の近くに住んでいた僕にとって、小学校低学年の時はものすごく遠く感じた井草八幡宮も、今となってはすぐ近くに感じます。成長ですね。
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お祭り
もちろん、お祭りも行われます。お祭りの時は、なぜか屋台のたこ焼きが美味しいんですよね。
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井草八幡宮にほど近いところにある公園です。先述の妙正寺公園よりはかなり大きな公園です。公園としては1961年に開園。井草八幡と並んで小学校低学年の頃は遠く感じたスポットです。
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善福寺池
公園内にある大きな池です。写真にある通り、上池と下池に分かれます。上池ではボートに乗れます。そういえば中学生のころ、友人の自転車を水没させかけた記憶が…(未遂)。
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1597年に創建された寺です。1763年に本堂が全焼したそうですが、翌年には再建されています。境内には戦国時代に駿河・遠江・三河を支配した今川氏の末裔が眠る墓が都指定旧史跡として存在しています。周辺の地名である「今川」は、今川氏に由来するそうです。
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今川氏累代の墓
「海道一の弓取り」と言われた名将の今川義元の長男、氏真から始まる墓です。氏真本人は(当時の基準で)ダメ武将の代表のような人ですが、なんだかんだで戦国時代を生き抜いて天寿を全うしています。
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以前は「科学教育センター」という名称でした。プラネタリウムがあり、月に1回くらいの割合で見ることができました。夏休みの科学教室に参加したり、授業の一環でのカエルの解剖をやったりと、何かとお世話になりました。天体望遠鏡で月のクレーターを初めて見たのもここでした。2016年3月で閉館という噂があるのですが、技術立国日本を目指す上で、それでいいのか、と思います。
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エントランスの様子
科学館に入ると、まずはじめにフーコーの振り子が出迎えてくれます。
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科学館館内
こんな感じの教室がいくつかあったりします。そういえば、科学館で、電気の実験をした時、電流計と電圧計を逆にセットして壊したことがありました。ここで皆さんに質問です。僕が壊したのは電流計だったはずです。なぜそう言い切れるのでしょうか?
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科学館のアンテナ
せっかく科学関係の建物を紹介してるので、ついでにアンテナも載せときます。このアンテナ自体は日本中どこでも見ることができるありふれたアンテナです。ただし、このアンテナは、八木アンテナと呼ばれ、日本が世界に誇れる大発明です。原理の詳細は省きますが、知らない方はぜひ調べてみてください。日本ってやっぱりすごいんだ、と思えることでしょう。
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避雷針
調子に乗って避雷針も載せときます。避雷針は、先端は必ずとがらせてあります。よりとがっているほど、避雷針の性能は良くなります。この辺についても、いろいろと調べてみると面白いのではないでしょうか。
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