
阪神間というか、西宮市の野球場を巡る
兵庫阪神間というか、西宮市の野球場を巡る
阪神間にあるプロ野球球団と言えば、もちろん阪神タイガース。でも、昭和が終わるころまでは、確かにもう1球団存在しました。その球団とは「阪急ブレーブス」。1923年に設立された日本最初のプロ野球球団を引き継いだ球団です。阪急電鉄のお膝元の宝塚市出身の僕は、その昔、阪急ブレーブスのファンでした。その後、いろいろあって、今は阪神ファンです。そんな僕の、ものすごく個人的な阪神間、というか事実上すべて西宮市にある(またはあった)野球場および周辺施設の解説です。でも、一応努めて冷静な記事にしてますのであしからず。
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かつて阪急ブレーブスの本拠地があった西宮球場。その跡地にできたのがショッピングモールである阪急西宮ガーデンズ。その一角に、阪急ブレーブスの歴史を伝えてくれるコーナー「阪急西宮ギャラリー」が存在しています。
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西宮球場の模型
かつての西宮球場の模型です。よく見ると、観客席が大入り満員になってるのですが、実際に満員になることはまれでした。今にして思います。企業というのは、絶対に利益を出さなくてはいけません。利益が出せなければ、どんなに良いことをやっていてもブレーブスみたいに身売りされるんです。せめて阪神タイガースだけは、身売りしないでほしいです。
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アストロビジョン
西宮球場にあった電光掲示板です。試合は阪急-西武。加藤秀司がメンバーにいるということは1982年のシーンでしょうか。
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チャンピオンフラッグ
阪急ブレーブスが初めて日本一に輝いた時のものですね。阪急ブレーブスは、昭和40年代に入ってから5回のリーグ優勝を果たしましたが、日本一には手が届きませんでした。でも、この年から3年連続で日本一に輝き、絶頂期を迎えます。
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球団関係者のレリーフ
阪急ブレーブスに貢献した方のレリーフです。たくさんありますが、ここでは代表して上田利治元監督のレリーフを載せておきます。上田監督は1974年~1990年までブレーブスを率いました。監督通算1322勝は歴代7位。球史に残る名将です。
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主要選手の紹介
ここでは代表して、阪急ブレーブス絶頂期のエース、山田久志さんのコーナーを紹介します。山田投手は下手投げで通算284勝。素晴らしい投手です。阪急ブレーブスには、他にも350勝投手の米田哲也氏、254勝投手の梶本隆夫氏、打つ方では通算1065盗塁の福本豊氏、代打本塁打世界一の記録を持つ高井保弘氏など、錚々たるメンバーがいました(そしてみんな酒が異常に強い)。
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今は亡きダイヤモンドクロッシング
西宮球場の最寄駅である西宮北口駅は、1984年まで神戸線と今津線が直角に平面交差をしていました。とてもリアルに再現されています。そういえば平面交差部分の架線ってどうなってたんでしょうね。
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7000系車両
写真右側の車両は今でも現役の主力車両として走っている7000系です。当時と今では車両の連結順が違っていますが、しっかりと再現されています。素晴らしい。
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西宮球場の最寄駅です。小説/映画「阪急電車」や、「涼宮ハルヒ」シリーズにも登場しますね。
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今津線との平面交差部を通る5000系車両
何年に撮影された写真かは不明ですが、とても懐かしい写真です。まだ阪急電車にヘッドマークが当たり前のように使われてた時代ですね。
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いまさら言うまでもなく、我らが阪神タイガースの本拠地、阪神甲子園球場。もちろん、高校野球の聖地でもあります。ときどき魔物が潜んでおり、劇的なドラマの舞台となります。1985年の阪神日本一の年に飲酒できる年齢だったらまず間違いなく急性アル中で死んでたな…。
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一塁側外野席からの眺め
阪神戦で、最も熱く、最もやかましいエリアです。
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敷地内に掲示されている選手写真
敷地内には、現役選手の写真が掲示されています。ここに写っている選手の中では、2015年現在で大卒2年目の梅野捕手、高卒4年目の松田投手、高卒5年目の岩本投手。今後10年にわたって阪神を支える大選手になってください。
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名選手のレリーフ
もちろん、OBの名選手もしっかり名前が残っています。写真は通算222勝の村山実投手。1970年に記録したシーズン防御率0.98は今でも2リーグ制になってからの日本プロ野球記録です。
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歴代選手の幟
球場の壁にはかつて活躍した名選手の幟がはためいています。写真では遠井吾郎元内野手、藤田平元内野手、江夏豊元投手の名前が確認できます。
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スタジアムショップ
球場内外にいくつかある応援グッズ売り場です。選手名入りTシャツや、各種小物、メガホンなど、主要な応援グッズは揃えることができます。
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甲子園球場の最寄駅です。細かい説明は不要かと。駅の南側はタイガースの雰囲気で染まってますが(もちろん高校野球シーズンは別)、北側は閑静な住宅街です。
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甲子園球場までに立ち並ぶ商店たち
野球開催日には観客であふれかえります。おでん、うどんなどの軽食や飲み物の他に、スタジアムショップでは売ってない個性的なTシャツを扱ってることもあります。
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ダイエー甲子園店
試合開催日は食糧を手に入れようとする観客であふれかえるようです。
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甲子園球場から歩いて1分くらいの所にあるお店です。どういうお店かについては、見ての通りです。オリジナルのユニフォームを作ることができます。
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城島ユニが…
この写真を撮影したのは2015年。城島が引退したのが2012年。まだあるとは…ちなみにこのお店、球場のタイガースショップや梅田の阪神百貨店に売ってない物をたくさん扱っています。
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甲子園球場のすぐ近くに位置するららぽーと甲子園。昔は阪神パークという、阪神電鉄お抱えの遊園地だったらしいです。元遊園地というだけあって、とても広大なショッピングモールです。
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ららぽーと甲子園内フードコート
見ての通り、多くの人でにぎわっています。入ってみたいお店はたくさんありますが、たいてい混んでいるので、なかなか入ることができません。
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阪神2軍の本拠地です。同じ日に甲子園球場で1軍戦があって、鳴尾浜で2軍戦があった場合、僕は必ず2軍戦を優先します。やっぱり選手との距離は近いですよ。アクセス方法としては、阪神甲子園駅からバスに乗るか、阪神武庫川線武庫川団地前駅から歩くことになります。球場の周囲には食べ物を購入できるコンビニが徒歩5分くらいの所に1軒あるだけなので、事前購入が必須です。
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球場観客席入口
やはりここに来るとわくわくします。
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フィールドの眺め
1軍戦だと阪神側外野自由席で応援歌を絶叫するのが常ですが、2軍戦ではバックネットに陣取って静かに1人で見てます。とはいっても、細かい技術面のことはさっぱり分からないんですけどね。
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未来の1軍選手たち
阪神の将来を担うであろう若手選手(とは限りませんが)が、練習しています。早く成長して、1軍に来て、今後10年は中心選手として阪神の屋台骨を支えてくれるような選手がどんどん出てきてほしいですね。
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観客席
鳴尾浜球場の観客席は、基本的には内野席のみです。よって、ゴールデンウィークなどは満員で入場制限をする日もあります。東京からわざわざ見に来て、入場制限で入れてもらえなかった日の悔しさと言ったらそれはもう…
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鳴尾浜球場に鉄道でアクセスする場合の最寄駅です。2両編成のワンマン車が走る、のんびりした路線の終着駅です。
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駅前スーパー(MaxValu)
武庫川団地前駅にほぼ直結しているスーパーです。2軍戦を見に行くときは、ここで食料の調達をすることが多いです。
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