
松山城と道後温泉、第44番から始める四国巡礼の旅
愛媛松山城と道後温泉、第44番から始める四国巡礼の旅
三回目の遠征となる四国巡礼の旅シリーズです。第三シーズン初日は愛媛県松山南側の山奥に位置する第四十四番大寶寺から開始し、道後温泉近くの第五十一番石手寺まで進むことが出来ました。今回はあえて松山と道後の観光目的に超便利な松山道後温泉至近でお手軽なゲストハウスを確保しました。松山城ではのんびりリフトに乗り、道後温泉でのんびり温泉を堪能し、晩飯には同じく道後温泉近くで美味しい鯛めしを頂きました。今回も毎度のごとく、四国巡礼だけではなく気になったスポットを全て立ち寄ってしまいます。 第三シリーズ初日→https://haveagood.holiday/plans/83594 第三シリーズ2日目→https://haveagood.holiday/plans/83678 第三シリーズ最終日→https://haveagood.holiday/plans/83680
松山城は日本国内に江戸時代の面影を残し、今なお現存する中でも特に貴重だとされる最古級「現存天守12城」の一つ。場所はJR松山駅と道後温泉の中間、松山市のど真ん中にある小高い山の上ににデーンと構えています。徒歩の場合は市内電車が便利。お車の場合はロープウェイ入口周辺のパーキングを探すことになります。天守閣は目の前に見えていますが、下界から徒歩で登るのは結構キツイと経験者は語ります。特に寒くない日は素直にリフト利用が快適。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
リフトが一番気持ちいい
ロープウェイとリフトは同金額です。しかし断然リフトの方が気持ち良いのです。ちなみに写真中央がロープウェイで、その左の道が登山道。
道後温泉方面を眺めてみる
松山城は小高い山の上に建っていて、松山市街の景色が良く見えます。近いはずの道後温泉を探してみましたが、よくわかりませんでした。
愛媛では蛇口からジュースが出るのです
蛇口からジュースが出るという、あの都市伝説は本当でした。この蛇口からは正真正銘本物のみかんジュースが出てきます。貴方も是非蛇口体験をw。
伊予柑ソフト
伊予柑のアイスに、伊予柑がザクザク入ったジュレが掛かっています。意外に甘くなく、やや苦味があってスッキリた味。
道後を代表する日本最古級とも言われる超有名な温泉。ざっくり説明すると、道後温泉本館には「松」「竹」「梅」という3段階グレードの風呂が存在します。しかし、最上の「松」は通常利用できません。残る「竹」と「梅」で休憩の有無、更に個室等のグレード選択により利用料金が異なります。入浴だけなら「梅の休憩無し」を、少しだけ雰囲気を味わいたいなら「梅の2階席」チケットを購入されると良いかと思います。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
夜の7時でこの状態
以前はここまで混雑してなかったと思うのですが、近年の混み具合は凄まじいのです。夜の9時頃迄はこのままの状態が続きます。
早朝風呂があります
道後温泉は早朝6時より営業開始です。早朝一番なら空いてるだろうと思う貴方、甘いです。ちなみに写真は2017年のGWですが、写真は行列が建物を一周した最後尾。マジ驚きです。
坊っちゃんの世界オールスター
道後温泉の近くではビールを飲みながらひと休み出来る場所があります。風呂に入って、オープン席で休憩という黄金パターンですね。
道後温泉に存在するもう一つの温泉。ところが道後温泉のほうが圧倒的に知名度があるため、常に影の存在。しかしその為、案外空いているというメリットもあります。道後温泉本館がどれだけ行列ができていようとも、こちらはすんなり入れます。湯船は道後温泉本館「梅グレード」そっくり。入浴するだけなら断然こちらがオススメ。ただ、建物全体に年季を感じます。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
行列を見たことありません
皆さんやっぱりブランドの道後温泉本館に向かうのでしょうね。でも、のんびり入りたい方は断然こちらです。
全体にレトロな雰囲気
全体にレトロというか、古いというか、明るくないです。近くリニューアルの予定があるそうなので、一気に変身するかもしれません。※2017年現在
伊予鉄道城南線の、道後温泉最寄りの駅。まるで明治時代から抜けてきたかのようなレトロな造りの駅舎が特徴。市電の駅なので改札がありません。そのため出入りが比較的自由。また同時に観光用坊ちゃん列車の発着駅でもあります。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
新旧の市内電車
新しい方も乗りたいのですが、やはり古いほうかな。車両はランダムにやって来ますのでお好きな方を。
坊ちゃん列車
明治の昔から走っていたという坊ちゃん列車。実物は本当に可愛い蒸気機関車と車両です。
駅前に足湯があります
温泉の中で見たような給湯口が鎮座しています。誰でも利用可能。
時報のからくり人形
正直言ってカラクリとしての動きは全体に地味です。次に何かが起こるのかと期待してるうちに終了してしまいます。が、元の形からぐぐぐっと「展開」する動きが意外性があって面白いのです。見ていて「そこか!」という感じw
道後温泉駅と道後温泉本館を繋ぐアーケード。昔も今も温泉客で超賑わっています。道後温泉駅からアーケードに入って、突き当り左が椿の湯。右折してアーケード最後まで出ると、道後温泉本館の正面に到達します。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
右も左も温泉客でいっぱい
歩いている人達を見ていると、浴衣を着ていたり、あるいは丸い籠を持っている人が居るんですね。いつか浴衣を着て籠を持ってみたいです。
坊ちゃん団子はここで
道後温泉本館の休憩室で提供される坊ちゃん団子と同じものです。とりあえずバラ売りからどうぞ。
みかんゼリーが流行ってる?
今回は特にこの形のみかんゼリーがあちこちで見かけます。内容もみかん、いよかん、その他と、様々な種類がありました。
みかんタルトですね
何だか右を見ても左を見てもオレンジ色一択です。タルトも当然、オレンジでしょう。
気になったゼリー
卵の風船に入ったゼリー。針で刺して中身を取り出すそうです。やってみたかったけど、少々お値段が…。
キャラクターの「みきゃん」
愛媛県のイメージキャラクター。その姿はそれこそあちこちで見かけます。
ポンジュースの聖地w
愛媛はポンジュースの聖地ですから、当然様々なグッズが販売されています。
七国山行きのバスが出てます
ここは商店街の中にあるジブリのお店。もしかするとねこバスが来るかもしれません。待ってみます? ところで、時刻表を見るとけっこうな本数走っていますねー。ウチの町民バスより断然マシ。というのは余談で。
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今回松山で利用したゲストハウス。道後温泉駅へ徒歩約3分、道後温泉本館へ徒歩約5分という超ごきげんな立地。外観はまるでアパートみたいで、全体にゆる~い雰囲気の宿という雰囲気でした。フジヤは完全素泊まり系の宿なので、食事は自炊するか、外部で済ませることになります。寝る前にはせっかくですから1階スペースで酒盛りを。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
内部も民家そのもの
一歩中に入ると内部は民家そのもの。まるで自宅に帰ってきたかよような雰囲気があります。
自炊可能です
キッチンには自炊可能な器具や器類が一通り揃っています。使用するのは自由ですが、きちんと後片付けがルール。
今回は個室を押さえました
館内は基本的に男女別のドミトリーです。今回は手作り風のシングルベッドと2段ベッドがある個室を押さえることが出来ました。
第44番札所、大寶寺近くに店を構える和菓子店。おくま饅頭が名物。名物のおくま饅頭とは、早い話餡だけを練り込んで丸めた饅頭。4個セットからの販売になっているようです。
正味小豆だけのまんじゅう
イメージとしては、赤福から求肥を除いた感じ。何も足さないという謳い文句通り、純粋に小豆のみで作られているようです。
水ようかんもオススメ
当然こちらもいただきました。共通の素材で作られているのでしょうか、上品でなめらかな口当たりでした。
四国八十八ヶ所を代表する秘境寺の1つ。本堂が岩にめり込んでいるように建てられているのが珍しい。お車の場合、駐車場直前まではごく普通の道です。岩屋寺の専用駐車場はありません。いわゆる近隣の駐車場を利用という扱いです。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
ここから登り始めます
四国の中では珍しく参拝者全員に登山を課している山寺。ここから約20分間、ほぼ登りっぱなしになります。
ひたすら石段ですね
薄暗い森の石段をひたすら上がり続けます。途中、様々な仏像があったりするので退屈しません。
本堂横の梯子を登ると
本堂の向こう側の壁にはしごがあり、岩壁の仙人堂跡へ登ることが出来ます。上からの景色は必見。はしごはほぼ垂直です。正直、行きよりも帰りのほうが怖いです。充分に気をつけて登ってみて下さい。
不動尊は穴禅定の奥に
此処から先が真っ暗な洞窟になっていて、その先には「かなえる不動様」が。光が無く足元が滑るので気をつけて。
ご褒美は甘いもので
参拝後の疲れた体には甘いものが最適。甘い大判焼きが有り難いのです。
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46番からすぐ近く、車だとすぐに到着します。「指示」に従って駐車場に向かいます。台数的には充分です。境内はとても整備され、しかも清潔。やたら張り紙が多いのが目につきます。 この他の写真等はこちらからご覧いただけます→
指示看板がやたら多い
駐車場から最短で入ろうかと思ったら「正面からどうぞ」とあり、その他にも様々な指示看板が存在しています。
天井画をお見逃しなく
山門の天井には絵が描かれています。油断すると見逃しがちです、お忘れなく。
ミニ像がズラリ並ぶ
万躰阿彌陀佛とありますが、要するに奉納品ですね。それにしてもここまでズラリ並ぶ様子は壮観。
極楽の途と地獄の途
閻魔堂の両側に極楽の途と地獄の途が存在します。どちらの道を選びますか。
西林寺から更に北へ向かいます。駐車場自体はある程度の広さがありますが、入口が非常に狭い道を通ります。車の行き来にやや難ありですかね。
すり減った賓頭盧様
ご利益を分け与えているせいでしょうか、すっかりとすり減ってしまっています。
浄土寺からすぐ北側で近いのは良いのですが、道が狭く駐車場もあまり広くありません。ところで、繁多寺は某テレビ番組によって強烈に記憶に刷り込まれています。あぁ、ここでダッシュして大泉さんを驚かせようとしたんだなと。
鐘撞堂に天井画があります
実際に鐘をついて、上を見ないと気が付きません。鐘楼が作られたのは1696年だそうです。
豊作を願ったらしい
絵柄は大根でしょうか。これで豊作を願うのでしょうね、多分。
一日目最後の石手寺は何ていうか、民間宗教が思いっきり前面に出ているような独特な雰囲気があります。一言で表すと「怪しい」感じ。とにかく何処を見ても石だらけ。アレもこれも混ざってカオス状態になっています。変なのは間違いありませんが、これが面白いのです。じっくり見ていたら時間がどれだけあっても足りません。
いきなり仲見世ですか
四国巡礼の寺院では珍しく仲見世が存在します。くぐり抜けるとようやく山門ですが、山門は良いんですけどね、山門は。
とにかく石だらけ
石手寺には元々子授け石と鬼子母神という伝説があり、安産を祈って石を持ち帰り、出産後に倍返しするそうです。その為かあちこち石だらけ。
謎の洞窟があります
話を聞くより一度体験してみましょう。中は想像以上に暗く、足元がよく見えません。しかも通路が意外に長く、出口から出ると「ここどこ?」状態に陥るのは間違いありません。
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