男神社の異名がある「田縣神社」と小牧周辺の珍スポットを散策
愛知男神社の異名がある「田縣神社」と小牧周辺の珍スポットを散策
小牧市というのは県営名古屋空港の北側に位置します。小牧のシンボルといえば小牧山。その小牧山の北側に何故か珍スポットが目白押しなのであります。今や外国人からも注目を集めるメジャー級スポットとなった「田縣神社」。その対となる存在である「大縣神社」。更には元祖「ママ(間々)観音」。巨大大黒天にバランスが妙な大仏。更にこの地域には全国的に名が知れた名店の工場直営店がステキ過ぎ。今回は「小牧山周辺の珍スポット」がテーマです。
毎年3月15日に開催される「豊年祭」はまさに天下の奇祭。今や日本全国はおろか世界中から注目される素晴らしいお祭りなのであります。ご利益にあやかりたい方々がこの小さな地方にこれでもかという具合に集結するのです。
さぁ、行きましょうか
駐車場はある程度の広さがあり普段的には充分のはず。万が一満車の場合には隣の・・・・いえいえ、そんなこと言えません。隣りにスーパーがあるなんて言いませんから。
まず最初に手水で浄めます
車を停めて最初に手水ですね。ここまではごくごく普通。何処にもありそうな手水の風景です。
例のモノはこちらに
一応言葉を濁しておきます。毎年新調される「例のモノ」はこちらの拝殿内に安置されています。なお、内部は撮影禁止なので残念ながらここまでです。
奥の院は撮影オッケかな?
拝殿左側から回り込んだところに奥の院があります。この中にも「例のモノ」がズラリと並んでいます。とにかく油断禁物。鈴を鳴らす際、笑わないように。
人気の「珍」スポット
右側の石碑にご利用方法が右側の石碑に記されているのでまずはその文章をよく読んでください。まず最初に丸い物体ですね。よくよく拝んでから厳かに賽銭を入れましょう。
奉納された回向柱ですから
よく奉納者が記されて参道両側に並んだり、フェンスの代わりになる「回向柱」です。上部の造作は目の錯覚です。
これも何かしらの造形かと
これは奉納された陰陽石らしいです。一切の細工なしの造形で、よーく眺めていると何かに見えてくるそうです。煩悩をいっぱい溜めてから眺めると良いかも。
せっかくですから回答を
奥の院はご覧のとおり。上の鈴は勿論、正面にもどーんと。更には左右奥には奉納品がズラリ並んでいます。
毎年3月15日に開催される田縣神社の代表的な祭です。大男茎形を厄男達が御輿に担ぎ五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。2015年は熊野神社を出発し、田縣神社に奉納されました。ギャラリーに外人の姿も多く、海外での人気の高さが伺い知れます。
天下の奇祭と言われるご神体
想像以上に巨大。よくもまぁ神社の石段を担いで下ろしたものだと思う。熊野神社を出発して途中を練り歩いた後に神殿は奉納されます。
ご神体ガールズも
巨大ご神体は担がれたままですが、ミニご神体を抱えたご神体ガールズが大人気。遠慮無く触れます。
いわゆる子宝飴
例の形を象徴した形状ですね。いいんじゃないですか、お祭りだし。
バナチョコは人気アイテム
何か勘違いしてませんか? 祭りの必須アイテムのバナチョコです。これがもう大人気で終始長蛇が途切れることがありませんでした。
ジャンボフランクですから
何やら妙な形をしてると思えるのは気のせいです。よく売れるせいか切れ込みの形がちょっと甘かったような・・・。
ベビーカステラですから
ちょっと通常よりも形が大きいだけです。何処にでも売ってるベビーカステラです。これを先から食べるなんて、ねぇ。
ネーミングがやや妙ですが
お祭りですから、勢いでネーミングがやや妙なだけです。全く問題ありません。多分w
2015年豊年祭のスタート地点です。ここから祭りが開始します。祭りが始まる前から人がびっしりと集まり狭い境内は既に身動きができません。どこから見たらよく見えるか考え、石段下の踊り場にある鳥居下で陣取りました。ここから見れば正面から転回していくはずです。
まず天狗様が降りてきます
祭りが始まり、ご祈祷が終わると順番に降りてきます。まず第一番目は天狗様。多分お面のせいで足元が全く見えてないはず。慎重に下ってました。
次に神輿が降りてきました
神社の急な石段をどうやって降りるのかと思ってたら掛け声と怒声が入り混ざった声と共に本当にやってきました。人海戦術もいいとこです。
次が本番のアレです。
次にやってきたのがアレです。このまつりの主役の登場です。これも神輿に負けず劣らずすっごい重そう。神輿より持ち手が多かったと思います。
枝についた帯をゲットしよう
豊年祭の隠れた人気アイテム。田縣神社の鳥居をくぐった瞬間倒されます。早い者勝ち。獲得した帯は向こう一年間の厄除けアイテムに。
田縣神社付近は駐車場がありません。最寄りの駅は名鉄小牧線田県神社前駅です。電車が便利ですので、電車のご利用がいいかと。あと、帰るタイミングによっては切符売り場が長蛇の列になります。あらかじめ帰りのきっぷも手に入れておきましょう。それと、ホームと改札は上下線が別々になってます。行きたい方以降をよく確認してから改札から入りましょう。
田縣神社を「男神社」とするならば、対の「女神社」があるはず。それが大縣神社。田縣神社から北へ車で約10分てとこでしょうか。名鉄楽田駅の交差点を右折して突き当りになります。
意外と大きな神社でした
田縣神社がメジャーすぎて隠れてしまった感じがあり、こじんまりとした神社を想像してたのですがなんのなんの。田縣神社より大きいんじゃないですかね。
とりあえず拝殿
面白いことに、まずはココでという案内看板がありました。此処から先は各方面ごとに用途が違うという事でしょういか。
恵比寿神社
大国様・恵比須様の神社。福の神・縁結の神・農耕の神・医薬の神などや、恵比須様は商売繁昌・学問の守護神として尊崇されています。
姫の宮
女性の守護神として、安産・子授け・婦人病。特に縁結びの神様として篤い信仰があるようです。
縁結びの池
姫の宮の真裏にある縁結びの池では、縁結びの占いが行われています。これもきちんと奨励された手順があります。詳しくは社務所まで。
開運招福ミニ鳥居
願いを込めてくぐるのですが、一応奨励された正しい手順があるので説明書きをよく読んでから実行します。でも、自分は無理かも。
天然石だそうです
これこそが田縣神社の対になるという由来ですね。一切の手を加えてないそうです。元々このような形だと。以前は周囲にもっと小型の石があったのですが、いったいどこへ?
足腰守
足や腰が丈夫になり若返りますようにという願いが込められた守りだそうです。なかなか壮観。
少々早かったですね
神社の奥の斜面を利用して梅園が作られています。季節的にはそろそろの筈ですが、まだ一部咲き始めといったところでした。
雛人形の季節
土雛の中心におなじみタイプの雛人形。お内裏様だけありました。
恵比寿様の土人形
これこそが古くから残されている土人形ですね。古びた色の加減が良いですね。向こうにちょこっと見えるのは大黒様。
小牧山の北側にある観音様。尾張三十三観音第二十四番札所。通称「間々観音」。通称通り「ママ」のための観音様です。境内各所に「ママ」らしさを取り入れた造形に溢れ、観音巡りとして堂々と入ればいいのですが、何となく気後れする雰囲気があります。 その他の写真はこちらをどうぞ→
こちらが正面山門
お車の場合は山門右側に駐車場がありますのでそちらをご利用願います。珍しいのは石柱の文字が赤いんですよね。どうしてかしらん。
手水ですから
手水から既にこの通りです。乳房から流れ落ちる水で手と口を浄めます。
慈乳観世音
接近すると乳房から水が流れ出します。最初いきなり水が出てきて驚きました。
本堂と阿弥陀堂
手前が阿弥陀堂で奥が本堂になります。共に非常に老朽・・・もとい、歴史が古い建物です。
本堂前にも注目
本堂扉周囲にも様々な「ママ」グッズが存在します。結構細かなものもあるのでお見逃しなく。
絵馬もご覧の通り
限りなく手作りっぽい絵馬ですので、よーく見ると一つ一つ形が違っています。
記念撮影でもどうぞ
何だかすっかり観光地っぽいではありませんか。団体様がいらっしゃるのでしょうか。
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この辺りは全て平地の筈なのに、ポツンと小高い山があります。その山こそが小牧山であり、頂上に建つのが小牧山城。ガイドによるとココ数年で観光客が格段に増えたそうな。
結構眺めが良い
最上階からの眺めは遮るものが何もありません。丁度犬山と名古屋の間に位置し、名古屋の高層ビル群もはたまた山脈もよく見えます。御嶽山を眺めるのに絶好のポイント。
内部は木造でリニューアル
元々はよくありがちのコンクリの資料館なんです。外観は仕方ありませんが、内部をぐるりと木を貼り付けてある感じ。まるで木造に見えてしまいます。
散策路は何本かあります
なだらかで長い道もあれば、ほぼ真っ直ぐ登る急な近道まで様々。それほど高い山ではないのでのんびり登ったほうが良いです。
小牧インターから東に少し走ると、ボーリング場駐車場の片隅に「しるこサンド」で有名な松永製菓の工場直売店があります。以前は知る人ぞ知る店だったのですが近頃はすっかりメジャーに。
割れビスがオススメ
店内には松永製菓の製品がずらりと並びます。こんなに種類あったとは驚きです。中でも人気は割れビス。これがリーズナブルに買えます。
いわゆるB級品
割れビスというのは何らかの理由ではねられた物。包装のズレとか、割れてるとか、そういったエラー品ですが自宅で食べるのに上等です。
最近オープンした店舗
2015年2月にボーリング場の一角にオープンした直売店。購入できる商品は従来の直売所と似たようなものです。
ビスケットバイキング
こちらの面白いのはビスケットのバイキングがあること。フリードリンク付きで格安。いろいろな商品を試すことが出来ます。
直売所限定商品があります
これが噂の「生しるこサンド」。しっとりしたビスケットに乾燥してないあずきのクリームが挟んである逸品。こしあんとつぶあんがあり、つぶあんの方が食感を楽しめるかな。今のところ店舗ではここでしか購入できません。
間々観音から少し北に入ると両口屋の小牧工場があり、門の中をよーく見ると、建物の一部にお馴染みののれんが掛かったお店があります。そう、そここそが「両口屋是清」の工場直売所。駐車場は門の中です。堂々と乗り入れましょう。
工場直売店です
通所の箱売りのセットは勿論ですが、バラ売りも可能です。一個単位で購入できます。試したい菓子をひと通り購入するのもいいかも。
出来たての絶品どら焼き
千なり(どら焼き)の封を切って手にした途端、その瑞々しさの違いに気が付きます。出来立てのどら焼きってこんなに美味しかったと感動モノです。
小牧山からすぐ東側。尾張三十三観音第二十三番札所の玉林寺があります。以前は本堂工事してましたがもうそろそろ完成しているはずです。
小牧観音
観音様が台の上にアンニュイな表情を湛えながら座っていらっしゃいます。
賓頭盧様
このすり減り方は只者ではないですね。しっかり擦ってしっかりとご利益を頂きましょう。
玉林寺から更に東、小牧駅を越えて更に東。やや住宅地に囲まれた場所に突如として巨大な大黒様が姿を現します。鐘がついた大黒様では日本一らしい。
まずは本堂へどうぞ
どうしても大黒様へ足が向きそうですが、その前に本堂へどうぞ。慌てない慌てない。
意外に小振りな鐘
想像してたより小振りの鐘。普通に撞くと思ったより響きません。手首のスナップを効かせてインパクトさせるのがいい音で鳴らすコツです。
台座の下に銭洗様
台座の下をお忘れなく。各種小型仏像が続き、最後に銭洗様がいらっしゃいます。この水でお金を洗うと良いことが。
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いわゆるコンクリ製の大仏様。建造は1954年とあるので意外と古い。特徴はもう見ての通り。ややアンバランスな造形が特徴。境内はフルオープンというか、道路脇にいきなり建っている感じ。これでも奈良の大仏より2メートル大きいというから更に驚き。最近の言葉を借りると「平たい顔族」っぽい感じ。
あちこちに布袋像
大仏の場所は正確には布袋ではありません。もう少し南の布袋駅周辺には様々な布袋様がいらしゃるとこのと。
小牧観光の基点として。もしくは田縣神社「豊年祭」、航空自衛隊小牧基地「航空祭」等へお出掛けの際の駐車場として利用されると良いかと。駅の地下と近くに市営駐車場が、隣りに名鉄協商があります。小牧駅はこの辺りだけ地下式になっています。
ラピオの駐車場も使える
市営駐車場や近くの駐車場が満車だった場合、アピオにも駐車場があります。しかも、店内で買い物すればもれなく3時間無料。利用しない手はありません。