桃介橋や妻籠宿を巡り、温泉をハシゴする旅
長野桃介橋や妻籠宿を巡り、温泉をハシゴする旅
妻籠宿というのは南木曽辺りでは超有名な観光地。昔から木曽の宿場といえば「妻籠」と「馬籠」ですね。 最寄りの駅は「南木曽」でしょうか。南木曽駅の近くの木曽川には古めかしい橋があり、これが「桃介橋」。 今回はこれら観光地に加えて温泉を数件ハシゴしてしまおうという欲張りプランで行動したのでした。
以前から木曽福島へ行く機会が多く、南木曽にあるこの橋が気になるんだけど、決して車を停める機会が無かったのです。今回はあえて気になる橋を目指すことにしたのでした。見るからに古そうな橋ですが、調べてみると大正11年に完成ですって。古い筈だよね。ところで橋の名前の「桃介」というのは、電力王と呼ばれる福沢桃介氏が作った橋で、名古屋東区の「貞奴の家」を作った人と同一人物。ひょんな所で縁があるものです。
橋の上から見る木曽川の眺め
橋の下に流れるのは木曽川。小さな小石かと思いきや、写真右下を見ると、人の姿がありますね。小石かと思った石が実は大きな岩だったのです。
橋の半分は河川敷を跨いでます
橋は全長247メートル。これが全部川の上かといえばそうでなく、半分は河川敷の上を跨いでいるのです。下から眺めてもすごい迫力。
構造体は流石に古い
コンクリの主塔を近くで見ると古さを隠せない感じ。よくもまぁ今迄持ち堪えたものだと思う。
橋の部分はオール木製
通路部分は勿論のこと、橋桁や手すりまでも全て木造。今は無いけど、橋の上をトロッコが通っていたという話もあるみたい。
この辺りではかなり昔から宿場町として保存活動していた有名な地域。おかげで宿場町の様子がかなり色濃く残っています。特に上の写真の場所が有名で、紹介される際は必ずこのアングルが掲載されている筈。
郵便局も昔風になっている
この集落内はいかなる建物も景観を損なわないのがルール。当然郵便局もこの通り。手前の箱はもしかしなくても郵便ポストです。
かつては馬の水飲み場でした
かつてはこの場所に馬をつないでおいたと思われます。現在では山の水が常時流れており、夏でも冷たいため手を洗ったりして涼むのにちょうどいい場所になってます。
素朴なおみやげ屋さん
当然もう少し大きな店もありますが、ここでは休みの日だけ開けて商売するようなお店。このようなお店があちこちにあります。
街道の様子
真ん中の北側の、食事できる店が多く集まってる辺り。道の曲がり具合が良い撮影スポット。
いわゆる掲示板ですね
これは宿場町の「高札場」。今で言うところの掲示板。昔の人は皆ここで見上げていたのでしょうね。
公開している民家もあります
この場所は宿場の北の端辺り。高札場の北の地域はわざとらしさが無い建物が続いています。この辺りが一番昔の面影が残ってるかも。
名物の蕎麦をどうぞ
この辺りはいわゆる木曽の蕎麦です。素朴な味が自慢。山菜入りが人気。
こんな場所にも豊川稲荷
宿場町の中間地点、少し小高くなった上に鳥居があるので行ってみました。こんな場所に豊川稲荷があるのが意外でした。
衝動買いでオッケ
300円もするのですが、思わず購入してしまいました。栗がしっかり入ってるのか、栗の味がすっごいのです。少々固めなので、暑い夏に最適。
街道の真ん中で猫が寝る
猫が寝てるのは街道の石段のど真ん中。よほど気持ちいのか、近寄ろうが弄ろうがびくとも動きません。
ぴんころ地蔵って何ですか?
よーくわからないです。長寿を願う地蔵様でしょうか?
ロボットのような変電施設
街道の外れにある変電施設。見るからに古いのですが、面白いのがその姿。まるでサボテンというか、古いタイプのロボットのような形。
妻籠宿の中では一番の「有料」施設。本陣というのは現在でいうところの「宿泊所」。参勤交代のお殿様がここで宿泊したのでしょうか。中でも一段高くなっている座敷がお殿様の指定席です。
江戸時代というより、明治か大正の役場といった外観の建物。妻籠だけでなくこの周辺、広くは木曽谷全体の観光案内。中は休憩所も兼ねているよ言うなので、ちょっと一休みしたい時などにどうぞ。
信州地方で広く使用可能な温泉手形があります。現在は一冊1300円で販売され、掲載されている58の施設の中から12箇所の温泉に無料で入浴できます。他にも施設の見学や食事の際に割引される特典が満載。有効期間も購入から一年と長いのでとにかくお得。手に入れておいて損はありません。今回はこの手形をフルに活用しました。
位置的には南木曽と飯田の間ですが、南木曽側からの方が近いので行きやすいと思います。かつては峠越えの道として交通量があったようですが現在は恵那山トンネルを通る方が普通。おかげで静かな山の中という雰囲気。そんな中に立派なホテルが有りました。手形でこの温泉に入れます。
開放感タップリの露天風呂
もちろん屋内の風呂もとっても清潔で気持ちい温泉ですが、外に出るとまるでお子様用プールのような温泉があります。ここで夜空を眺めながら入ると気持ちいでしょうね。
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場所は「富貴の森」のほぼ正面というか、対面というか。車はどちらかの駐車場に停めてはしごするのがよろしいかと。立派なホテルの富貴の森とは対照的で、こちらは山小屋というか、ロッジという雰囲気。食事もできるようなので、食事と風呂のセットもいいですね。
樽のような風呂が面白い
床浪荘の裏側には渓谷になっていて、川が流れています。その斜面を利用して湯船が設置してあります。山に囲まれている感を存分に味わえる露天風呂。
はっきり言ってドライブインですね。それも特約した観光バスがどんどん集まってくるような古いタイプのドライブイン。それが悪いのではなくそれはそれで面白いのですが、設備が古いのが玉にきず。土産等温線以外も見所。
温泉は普通かな
温泉自体はよくありがちな感じですが、広いので居心地は悪く無いです。人が少なければのびのび入浴可能かな。
南木曽に行ったら絶対に逃せないのが大桑にある「西尾酒造」。蔵元に必ず立ち寄ります。ブランドで言うと「木曽のかけはし」。この辺りでしか購入できない地酒です。中でも蔵元でしか手に入らない酒が貴重。濃厚タイプの「生原酒」と、酵母が生きてる「生にごり」や、定番の「杣酒」が特にオススメ。