初詣は 伊勢神宮 参拝フルコース!
三重初詣は 伊勢神宮 参拝フルコース!
約2000年前に 皇祖神 天照大御神が伊勢に鎮座した時、この地を評して「かたくにのうまし国なり。この国に居らむと欲ふ。」と神託があったのだとか。 その言葉通り 伊勢志摩は、半島の端っこの片田舎に位置する美しい地です。独自の文化を継承するだけでなく、伊勢エビやアワビ、フグや松阪肉、的矢牡蠣など 美味しいものにも恵まれた土地です。 人々にとって伊勢は、昔から憧れの地でした。あの「おくのほそ道」も、これから式年遷宮に湧く伊勢に向かう、という場面で終わっています。 年末年始、あなたも伊勢にいらっしゃいませんか?
地元で「斎宮の森」と語り継がれてきた土地から、遺跡が出た! 世紀の大発見の瞬間でした。 それまで斎宮の存在は、伝承でしかなかったのです。
斎宮駅からよく見える
そういえば奈良の平城京跡も、近鉄からよく見えますよね。
潔斎の日々
未婚の皇女が、京都から一人 遠く旅をして 神に祈りを捧げる日々を過ごした場所です。 斎宮の交代は天皇の死を意味しましたから、「戻ってくるな」と声をかけられ見送られたと聞きます。
ただし お正月は休館
県立の施設なので、お正月は開けてないのですよ〜。
伊勢神宮参拝の前には、二見浦で禊をすると 良いとされていたそうです。 大昔は新婚旅行のメッカでした。 海の底に沈む御神体は 大きな丸い岩で、夫婦岩は その鳥居なんだそうです。 参拝に要する時間は、通常時で30分。
二見興玉神社 社殿
社殿は新しいですね。波打ち際にありますから、潮風に耐える造りなのでしょう。
夫婦岩
夏至の時期には朝日が、冬至の時期には満月が、夫婦岩の間から昇ります。 この時間帯には、大きなカメラと三脚が ずらりと並びます。
マスコットは カエル
あまり可愛くないカエル(笑)が、周辺に何体か置かれています。
冬は 波が荒い
神社周辺は 冬になると波除けの塀が建てられるほど波が高くなります。 夫婦岩近くの参道も、岩に砕けて舞い散った波で 濡れていることが多いので ご注意を。
御塩神社
古来、この海岸で海水を煮詰めて作った塩が 神宮に納められています。 ただし御塩神社そのものは非公開。
神宮の鬼門を守る寺として知られ、「お伊勢参らば朝熊(あさま)をかけよ 朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭にも歌われたそうです。
山門
真夏は 蝉の声が山中に響き渡ります。時折、コココココッと聞こえてくるのは キツツキです。
本堂
1609年に池田輝政が寄進したもの。福威智満虚空藏菩薩と天照大御神が ともに祀られているそうで、当時の神仏習合の思想が うかがわれます。
伊勢志摩スカイライン
金剛證寺に至る有料道路 伊勢志摩スカイラインの展望台から 初日の出を見るのもお勧め。 天気によっては 遠くに小さく富士山が見えます。 防寒はしっかりと。
神宮に参拝する時は、外宮から先にお参りするのが正式なんだとか。参拝に要する時間は、通常時 御正宮だけで1時間。
「この国は うまし国なり」
豊受大御神は 食べ物を司る神様です。 タイ、アワビ、伊勢エビ・・・伊勢に神宮が鎮まったのも、伊勢が美食に富む国だったからとか。
外宮 御正宮の千木
なかなか外からは見えませんが、千木の切り方は外宮と内宮で 異なっています。 外宮の千木は、垂直に切られているのですね。
夜間参拝が可能になります
普段 夜間の神宮は閉じられますが、大晦日から正月時期には 夜間参拝が可能になります。 普段とは全然違う雰囲気です。
外宮内にある第一別宮。豊受大御神の荒御魂、つまり「荒ぶる神」としての豊受神をお祀りしています。
石段を登って
98段の石段を登った 小高い丘の上に鎮座します。
外宮内にある別宮。内宮の風日祈宮と同じく 風雨を司る神様が祀られています。
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御祭神は大土乃御祖神で、もともと古くからこの地域の鎮守神でした。平安時代に 外宮の別宮となったそうです。
第62回 神宮 式年遷宮を期して創設されました。
御正殿の御扉
昭和28年に調えられた本物。見事な細工の金具や鍵を、間近に見られます。
須賀利御太刀のレプリカ
今回の式年遷宮の際、御神宝を作る際に ひとつ多く作ったものを 展示してあるそうです。 徴古館より さらに間近に眺められます。
実物大の御正殿 模型
一般の人々が決して知り得ない 本物の御正殿の姿。その実物大の模型が展示されています。
神宮の模型
一般の人は、御垣内参拝だけでも ドキドキするのに、神宮の奥はさらに遠いのね・・・と実感しました。
天照大御神の弟神である月夜見尊が祀られています。内宮の別宮は 月読宮という漢字を使っていますが、同じ御祭神です。地元では「つくよみさん」と言ったりします。
樹齢 数百年の楠
外宮 北御門から伸びる神路通りの先、静かな住宅街にあります。
内宮と外宮を結ぶ 御幸道路 中ほどの倉田山の地に鎮座しています。 御祭神の倭姫は、それまで皇居内に祀られていた天照大御神を 長い旅路の末 現在の地に鎮めた皇女。 倉田山には、神宮徴古館、神宮美術館、神宮農業館、そして皇學館大學などがあります。
神宮徴古館
神宮の式年遷宮では、御神宝もすべて新調されます。役目を終えた御神宝は、明治までは密かに神域内に埋められていましたが、現在は 神宮徴古館で保存 展示されています。 人間国宝級の職人技、しかも全くオリジナリティを加えることなく 過去の御神宝を複写し続けているそうです。
須賀利御太刀
御神宝のひとつ、須賀利御太刀(すがりのおんたち)。非常に美しい細工で、目が離せなくなります。
神宮美術館
式年遷宮の度に寄贈される 当代最高の美術 工芸家から奉納された作品群を展示している美術館。 東山魁夷、上村松篁、平山郁夫、柳原義達、山田常山、柿右衛門・・・挙げるとキリがありません。
参拝に要する時間は、通常時で2時間。
内宮 御正宮の千木
内宮の千木は、水平方向に切られています。
御手洗場
昼間なら、五十鈴川の流れに手を浸して禊をします。新緑、紅葉の季節は特に美しいです。
巨大な 焚き火
大晦日から正月にかけての夜間参拝時期には、参道の途中 何ヶ所かに大きな火が焚かれます。この火で餅を炙って食べると、その一年を無病息災で過ごせると言われています。
年明けの瞬間を どこで迎えますか
大晦日 夜11時前後には参道が左右に分けられ、新年最初の参拝を希望する人は 列を作って年明けの瞬間を待ちます。
宇治橋正面に昇る 初日の出
お正月時期には、ちょうど宇治橋正面から朝日が昇ります。最強のパワースポットですね。
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内宮神域内にある、第一の別宮。天照大御神の荒御魂、荒ぶる神としての天照大御神をお祀りしています。
内宮の御正宮に向かう途中、右に分かれて橋を渡ったところにある別宮です。 御祭神は 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子で、風雨を司る神様です。
御祭神は、天照大御神の弟神。内宮に至る国道23号線沿いにあります。
四宮
右から、月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮が並んで鎮座しています。 参拝順は 右から順番・・・ではなく、まず和御霊の祀られる月読宮、その後に荒御魂宮、そして伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮の順が一般的だそうです。
伊勢から少し離れた大紀町にある、古くから「遙宮(とおのみや)として大切にされてきた宮。 二つの別宮が並立していること、御船倉を有することなど、他の別宮とは異なる点が多々あるそうです。
瀧原宮 瀧原並宮
瀧原宮、並宮、ともに天照大御神の御魂をお祀りしています。 神宮が現在の地に鎮まるまでに、一時的に大御神を祀っていたと伝わる地は各地に存在し、元伊勢と呼ばれます。瀧原宮もその一つながら、その後 別宮とされたのはこの宮だけなのだそうです。
背後に山 前方には川
この配置は、現在の内宮の 雛形になったとする説もあるそうです。 外宮 内宮の神宮域林は 伊勢湾台風などで多くの古木を失っていますが、瀧原宮には 樹齢数百を超える木がたくさんあります。
志摩市磯部町にある伊雑宮もまた、古くから遙宮(とおのみや)として崇敬を集めてきました。
6月24日の御田植式
竹取神事は、大きなうちわに描かれた宝珠を奪い合う 勇壮な祭事です。大きなうちわに書かれた「太一」とは、天照大御神のこととされます。
御田植神事
竹取神事の後、神宮田に早乙女が 苗を手植えします。
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