
ちょっとDeep台湾 台北レトロが残る博愛路と延平南路エリア・台北城の歴史とモダン建築散歩2日旅
海外ちょっとDeep台湾 台北レトロが残る博愛路と延平南路エリア・台北城の歴史とモダン建築散歩2日旅
「台北城」は、19世紀後半の台湾出兵(日本が清国領台湾への軍隊派遣)により、清朝が日本の勢力が台湾に及ぶことを恐れ成立した「台北府」の所在地であり「台北府城」とも呼ばれてた所で、当時は城壁に囲まれていました。 日本統治時代になると「台北城府」は政治の中枢となり、1904年にその城壁のほとんどが撤去されましたが、5か所にあった城門は4つが現存、「北門」以外は当時の姿とは異なるものの中華民国の一級古跡に指定されています。 現存しているのは城門だけでなく、日本統治時代に建設されたモダン建築が城内だった所に多く残っており、その歴史を今に伝えています。 城外にも素晴らしい建築がたくさん現存していますが、一度ではご紹介しきれませんので、今回は「台北城内」で当時メインストリートの一つであった「博愛路」とそのお隣を通る「延平南路」に沿って、その付近にある建築を地元グルメも挟みながら巡る2日旅をご紹介いたしますので、是非見てみたいと思うところをチョイスしてじっくりお楽しみください! 開放されている時間が短い所や一般開放していないところもありますので、外観だけでも見てくださいね。
このプランの行程
初日
清時代に建てられた「台北府城」の城門の一つ。 台北を代表する歴史観光スポットです。
1分
「北門」横にある素晴らしい建築です。
2分
台湾の建築史を垣間見ることができます。
1分
6分
1分
本格的ロシアン料理が好評のカフェです。
1分
5分
現在は芸術、文化交流の場所になっています。
3分
1分
2分
いろいろなフレーバーを楽しめるアイスクリームのお店です。
2分
昔ながらの懐かしい雰囲気のカフェ。 観光中休憩したい人にもおすすめ。
2分
1分
台湾グルメの一つ、鍋料理を楽しめます。
区切り
2分
とても魅力的なレンガ建築。
2分
「台湾銀行」の歴史を知ることが出来ます。
2分
日本のテレビドラマ「華麗なる一族」のロケが行われたところです。
2分
台湾の政治の中枢、日本統治時代の3大建築の一つです。
3分
「国防色」と呼ばれる緑色の外観が特徴的です。
5分
総統、副総統への贈呈品などの展示があります。
2分
指定される日の事前申請で内部見学をすることが出来ます。
このプランのスポット一覧
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現在「北門」と呼ばれているこの城門は正式には「台北府城承恩門」といい、清時代の1884年に完成した台北府城の門のひとつ。 「台北府城」には5つの門があり、4つが現存していますが、「北門」は唯一同時の姿を残す城門でもあります。 1895年、台湾が日本の統治下となった際、日本軍はこの北門から台北城内に入場したと記録にあります。 現在は、広場として整備され「台北駅」近くの歴史観光スポットとして知られています。
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臺北府城 北門広場
以前は北門の前に高架路がありましたが、2016年に取り壊されたからこのエリアが再整備され、北門広場が造られました。 ここには北門の歴史などを説明と紹介が設置されました。
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臺北府城 北門広場
台北城の城壁で使用されたいた石材が展示されています。 日本統治時代に解体された城壁は、新たに建設する建物の材料として再利用されました。
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臺北府城 北門広場
当時の「台北城」の地図。 主要道路や役所、廟があったところが紹介されています。
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臺北府城 北門広場
以前の台北市についての説明です。 以前の台北と北門の位置関係について書かれています。
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「台北郵便局」の前身は1895年7月に設置された「野戦郵便局」。 当初は木造建築でしたが火事で焼失、現在もここに残るのは1930年に栗山俊一の設計で落成した建築で、当時の建設費としては相当な金額だったそう。 通行人の目を引く素晴らしい外観で、台北市指定の古跡に登録されているこの建物は、落成した当初は3階建てでしたが、国民政府が接収した後4階が増築され、最上階が少々不自然なバランスになってしまっています。 正面の2階と3階部分にある2本の柱が大変特徴的で、内部は吹き抜け部分になっているところもあり開放感ある造りになっています。
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台北北門郵便局
建物正面1階部分の5つのアーチを持つ玄関ポーチは、国民政府が接収後、1969年に郵便車の出入りの利便性を考慮し取り壊されましたが、2020年に落成90年を記念して復元されました。
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台北北門郵便局
郵便局の内部の一部で参観が可能です。 建物2階には「郵政博物館 台北館」があり、展示スペースの壁には、郵便局の歴史を写真で紹介しています。 また、切手の図柄などのテーマある期間限定の展示や子供たちが楽しく郵政を学べるスペースも設けてあります。
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台北北門郵便局
中華郵政のキャラクター「郵政寶寶」。 男の子と女の子の二人組のオブジェもあり、子供たちが記念写真を撮っていました。 2000年代の「郵政寶寶」は、目がぱっちりしていましたが、2015年ごろから、いまのデザインになりました。
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「撫臺街洋樓」1910年ごろに建てられたと言われる、当初は「高石組」が所有した建物。 「高石組」は、日本統治時代の土木建築会社の一つで、今も台湾に残る建築物を手掛けたことでも知られています。 1930年代後半には、酒類等の貿易も手がけた「佐土原商事株式会社」、戦後は漢方診療所などとして利用されたと記録があります。 1997年に台北市が指定する歴史建築となり、現在は歴史資料館として一般開放されています。 日曜日休館
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撫臺街洋樓
館内は展示場になっていて、この建物が利用された来た歴史や建築についての説明があります。 不定期で地域の勉強会が行われる、交流の場所にもなっています。
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撫臺街洋樓
当時から残る「高石組」の法被。 作業の際には、「これを着て行っていたのかな?」想像が膨らみます。 この写真では半分しか写っていませんが、法被の左側には「富久娘」という日本酒が展示してあります。 1938年「高石組」はこの建物を、「佐土原商会」という日本酒や消火器などを販売する商店に売却しました。 「富久娘」は取り扱いの主な商品の一つでした。
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撫臺街洋樓
高石組が建設した所の紹介があります。 「台湾総督府」の一部や「児玉総督後藤民政長官紀念博物館(現台湾博物館)」、「台湾総督府専売局南門工場(現台湾博物館南門園区)」など、台北の建築史を知ることができます。 付近には現存する建物もありますよ。
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台湾で自動車などを取り扱う企業「順益關係企業」が運営する美術館で、この場所は「順益企業」の発祥の場所。 現在「順益関係企業」は3代目が経営をしていますが、先代の2代目オーナー「林清富氏」は、多くの芸術家の方たちと交流があり、芸術収蔵品の一部をここで展示しています。 青年時代に興味を持ったという台湾原住民の文化に関連する収蔵品もあり、それは故宮博物院の斜め前に「順益台湾原住民博物館」を造り展示をしています。 月曜日休館、要入場料
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順益台湾美術館
創立者と現在のオーナー「林清富氏」これまでの歩みを写真と文物で展示しています。 大きなスペースではありませんが、努力と成功の軌跡を知ることが出来ます。 台湾経済に大きく貢献した人物として認識を得ることが出来ました。
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順益台湾美術館
創立者のこれまでの生い立ちや現在の活動をタッチパネルで見ることが出来ます。 美術史と所在地周辺の出来事も一緒に見ることができ、歴史背景が良くわかりました。
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順益台湾美術館
台湾美術界で活躍した、または活躍している芸術家たちの作品がタッチパネルで見ることが出来ます。 作者や作品の日本語説明もあり、時間を忘れてずっと見てしまいました。 美術史の一部を気軽に学ぶことが出来ました。
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順益台湾美術館
3階部分ギャラリーとなっていて、いろいろな方の展示会が行われています。
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このベーカリーがオープンする物語は1922年までさかのぼり、1917年に起きたロシア十月革命から逃れ、1922年にロシア人が上海に渡り、上海で「明星咖啡館」をオープンしたのがはじまり。 戦後、国民党軍と一緒に台湾に渡った後、台湾でオーナーの簡氏と出会い1949年にこのベーカリーを、翌年にカフェをオープンしました。 名前にある「Astoria」ロシア語の「宇宙」という意味。 オープンした当時は、西洋のパン屋さんとして有名となり、白ロシア出身の前中華民国総統・蔣経国夫人「蒋方良(ファイナ・イパーチエヴナ・ヴァフレヴァ)」もよく利用されていました。
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Astoria bakery 明星西點麺包
お店の前にはマトリョーシカのパネルがあり、ショーウィンドウにはロシアの民芸品などがディスプレイされています。
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Astoria bakery 明星西點麺包
ここで有名なのは「ロシアンマシュマロ」。 くるみが入っていて、ミルクとクランベリー味のものが人気。 オリジナルはすべてミルク味ですが、今風にミルク&抹茶味のものもあります。 台北で本格的なロシアンマシュマロがいただけるとあり、人気の看板商品です。
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Astoria bakery 明星西點麺包
工房は店内の奥にあります。 毎日出来たてのパンやケーキをいただくことが出来ます。
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Astoria bakery 明星西點麺包
ギフト用の詰め合わせセットもあります。 たまには台湾スイーツではない違うお菓子を楽しむのもいいですね。 賞味期限が気になる方は、ばら売りのをお勧めします。
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「Astoria bakery 明星西點麺包」の2階にある歴史あるカフェ。 このカフェがオープンする物語は1922年までさかのぼり、1917年に起きたロシア十月革命から逃れ、1922年にロシア人が上海に渡り、上海で「明星咖啡館」をオープンしたのがはじまり。 戦後、国民党軍と一緒に台湾に渡った後、台湾でオーナーの簡氏と出会い1949年にベーカリーを、翌年にこのカフェをオープンしました。 後にここは文豪たちが集う、情報交換の場所として利用され、現在は、台北を代表するロシア料理となりました。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
メニューはロシアン料理の他にも洋食セット、ティータイムなどもあります。 お飲み物のみ楽しむこともできますが、時間制限がありますよ。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
看板メニューの明星羅宋湯(ボルシチ)。 Astoria特製の触感が柔らかいパンと一緒に食べます。 サワークリームもついてくるので、オリジナルの味を楽しんだ後に入れていただくと、酸味も加わり違った味を楽しむことが出来ます。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
セット料理のデザートはもちろん「ロシアンマシュマロ」。 一口サイズに切ってあり、今日はケーキと一緒に出てきました。 ほのかな甘い香りと柔らかな口当たりが魅力ですね。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
店内も昔ながらのカフェらしいレトロ感があります。 おしゃれな窓際席もありますが、すでに常連客の方々でいっぱい。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
入口を入るとすぐにあるディスプレイ。 ロシア料理店らしい、ロシア民芸品が並んでいて、特にマトリョーシカが目を引きます。 他にも、ここで飲めるおいしいコーヒーなどの商品も陳列してあります。
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Astoria Cafe 明星咖啡館
2階のカフェに続く階段の左右には、当時の上海本店の写真や台北でオープンした時の写真などもあり、歴史感が満載です。
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この城隍廟の前身は、1881年に府直街と北門街口(延平南路と漢口街の間)に建立された「台湾北府城隍廟」。 日本統治時代に取り壊されましたが、ご神体は「萬華地蔵庵」等の別の所に祀られました。 「城隍廟」とは城市を守る神様を祀っている廟のことで、取り壊された「台湾北府城隍廟」は1947年、現在の場所に「台湾省城隍廟」として再建され、「台北駅」の近くにあるということもあり、多くの人が参拝に訪れ、現在ではこのエリアの信仰の中心となっています。
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台湾省城隍廟
正殿に祀られている「城隍爺雕像」。 参拝に来る多くの人を優しく見守っています。
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台湾省城隍廟
廟内には多くの神様、仏様が祀られています。 参拝の順番が書いてあるので、順番通りに参拝です。
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台湾省城隍廟
大きな算盤があります。 これは神様である「城隍爺」が人の善悪をそろばんをはじいて計算することを表し、勧善懲悪の意味があるんです。
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台湾省城隍廟
入口を入ると右手にある大きな金の観音菩薩様。 道教と仏教が習合しています。
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現在は文化交流の場所として利用されている「中山堂」は、以前は1936年に落成した「台北公会堂」。 1924年に実施された皇太子裕仁親王(のちの昭和天皇)行啓の記念と民間の文化活動に供するために建てられたもので、市民集会の場所などとして使用されていました。 戦後は、国会大会の議事堂などとして使用されたいましたが、現在はコンサートホール、ギャラリー等、芸術・文化活動が行われるところとなりました。 中国語ですが館内・建築のガイドサービスも行っています。
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中山堂(旧台北公会堂)
旧台北公会堂のエントランス前にある足洗い場。 ここが利用されていた当時、まだ周辺には舗装されて所もあったため靴や足が汚れている人たちもいました。 そのため、台北公会堂に入場の前にはここで足を洗っていました。 現在は使用していませんが、当時の水道がそのまま残っています。
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中山堂(旧台北公会堂)
正面玄関から入ると広々としたエントランスロビーがあります。 天井の模様が2種類あり、アラビア風のデザインになっています。 館内の各所にいろいろ芸術的要素が隠れています。
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中山堂(旧台北公会堂)
日本統治時代の著名な彫刻家「黄土水」の作品が館内に展示されています。 「黄土水」は日本で美術を学び、日本で台湾人で初めて賞に入選するなど台湾美術界で活躍していましたが、35歳という若さで早世。 この作品は「水牛群像」というとても大きなもので、作者が他界した翌年「台北公会堂」の完成記念として作者の妻より送られたものだどうです。
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中山堂(旧台北公会堂) 台北書院
中山堂(旧台北公会堂)の3階にある「台北書院」。 台湾の文化や芸術の講座や体験が出来るイベントスペースになっています。 毎月のイベントはHPなどで告知されているので、事前に申し込みもできます。 台湾茶の体験が出来るイベント等も行われています。
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中山堂(旧台北公会堂) 4F劇場咖啡
中山堂(旧台北公会堂)の4階にある音楽交流のイベントを行っている「4F劇場咖啡」。 カフェの空間の他にも同フロアーにギャラリーがあり、ピアノが置いてあり、台北の音楽文化交流の場にもなっています。
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中山堂(旧台北公会堂)
1938年、当時の新聞社「台湾日日新報社」は創立40周年を記念して、「旧台北公会堂」の屋上に4インチ天体望遠鏡とドーム型の展望台を設置しました。 現在は、ほかの所に天文台が設置されているので、跡地を見ることが出来ます。
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「中山堂」の前には「国父・孫文」の銅像があります。 「旧台北公会堂」は戦後、国民政府によって「中山堂」と改名されますが、「中山」とは「孫文」の号からとったもので、台湾では「孫文」よりも「孫中山」の方がポピュラーです。 この銅像は、「孫文」が長崎で講演をした時の写真をもとに造られたと言われています。
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「中山堂」の正面にある「台湾光復紀念碑」。 「台湾光復」とは、日本の統治が終わり、台湾が中華民国の統治下に戻ったことを意味する言葉。 この記念碑は1999年に設置されたもので、記念碑には日本の統治下となった1895年以後の毎年のことが刻まれています。 「台北公会堂(現中山堂)」は、1945年に終戦を迎え、中華民国戦区の降伏式典が行われ、降伏文書が交わされた所でもあります。 そのため、ここを訪れる人に「抗日戦争」で犠牲になった人たちのことやその歴史を忘れることなく、新しい歴史を迎えることを方るというテーマにこの記念碑が設置されました。
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台湾光復紀念碑
記念碑の前には、丸い小さな塔のようなオブジェがあります。 「円満」という意味が込められているそうです。
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「中山堂」の近くにある1947年創業のアイスクリームのお店。 開業した当初、初代オーナーは一般のアイスクリームを販売していましたが、利益向上を考慮、日本へアイス留学をし技術を学び、その技術をもとにアイスクリームを研究・開発していきました。 73種のフィレーバーアイスがあるということで話題を呼び、海外にも紹介されるほどとなり、現在は3代目が切り盛りをしています。 海外からはすべてのメニューを制覇したいという人が通ったこともあるそうです。 「西門町」にきたら、ちょっと立ち寄ってみて下さい。 毎週火曜日休店
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雪王冰淇淋 Snow King Ice Cream
お店の外観はなんともローカル感が満載です。 「雪王冰淇淋供應中心」の看板が目立ちます。 それを直訳すると「スノーキングアイスクリーム供給センター」。 ちょっと大げさに聞こえますね。
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雪王冰淇淋 Snow King Ice Cream
入口もなんとも懐かしい感じです。 「スノーキングアイスクリーム、2階へどうぞ」。
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雪王冰淇淋 Snow King Ice Cream
店内はこじんまりとしています。 カウンター席と2つのテーブル席で、おしゃれな黒板メニューもありポップ。
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雪王冰淇淋 Snow King Ice Cream
なんと73種のフレーバーがあります。 全て新鮮な食材を使った手作り。 季節のフルーツを使ったものは、旬の時にしかいただけません。 高粱種、豆腐、豚足、卵味などの変わり種メニューもありますよ。 挑戦してみて下さい。🍨
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雪王冰淇淋 Snow King Ice Cream
メダルが飾られていました。 アイスクリームでいろいろな賞レースを制覇してきたんだ、と思ってよく見ると「マラソン」って書いてありました。 3代目が各国で参加したマラソンのメダルでした。(WW)
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中山堂(旧台北公会堂)のお向かいにある1978年創業の地元の人に人気の喫茶店。 開店した当時は、政財界人や芸術家などの社交場にもなっていたとのことで、ここのコーヒー今でも大変好評です。 延平北路、博愛路周辺を観光するときには、是非立ち寄っていただきたい、地元ならではの老舗喫茶です。
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上上咖啡 ShangShang Coffee
なんとも言えない味の外観。 下町の老舗感が満載で、ワクワクしながら入店です。 小さな店舗ですが奥行きもあり、2階席もあります。 食事時はいつもお客様でいっぱいです。
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上上咖啡 ShangShang Coffee
店内は昔ながらの素朴な喫茶店という感じ。 カウンター席もあり、親しみやすい雰囲気です。
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上上咖啡 ShangShang Coffee
こちらがここの看板メニュー、ほとんどの方が注文する「ボルシチ」。 こちらのセットには、パンとドリンクもついています。 他にも、現地の人からは朝食メニューやサンドイッチなども大変人気のメニューです。
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上上咖啡 ShangShang Coffee
今回はクリームマッシュルームスープセットにしました。 ドリンクはアイスティー。 とってもおいしい!!
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1933年に落成した「原台北信用組合」の建物。 台湾で活躍した台湾総督府技師「井出薫」の設計で、この建物は今も現役で「合作金庫商業銀行城內分行」として使用されています。 建物エントランスの外側部分が、2階の吹き抜けになっているのが大変特徴的です。
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原台北信用組合(合作金庫銀行)
建物の屋上近い部分の装飾には、この建物を守るかのように2匹のフクロウが施されています。
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2015年に開幕した「徳立荘酒店・Hotel Midtown Richardson」。 まるで「黒真珠」のような外観が、このエリアの新しいラウンドマークになっています。 所有ルーム数は約530室、台湾で有名な海鮮料理レストラン「海覇王グループ」の経営なので、館内の一人鍋レストランも大変好評なホテルです。 「西門町」に近く、日本からの観光客も多く利用していてコスパの良さがおすすめです。
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徳立荘酒店
ホテル内の共有スペースはとても広く、内部は吹き抜けです。 1階では、吹き抜けの部分を利用したレストランになっています。 室内ですが開放感ある空間でお食事も楽しめます。
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徳立荘酒店
お部屋は広々としています。 窓無し、バスタブなしのお部屋もありますが、観光目的でホテルは泊まるだけというお客様はそれで十分。 この周辺エリアを観光する方には大変お勧めのホテルです。
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「徳立荘酒店・Hotel Midtown Richardson」内にあるリーズナブルに個人鍋をいただけるレストラン。 台湾で有名な海鮮料理レストラン「海覇王グループ」の関連企業で、地元の人からも大変人気のお店です。 名前にある「打狗」は台湾南部の都市「高雄」の以前の呼び方で、高雄は「海覇王グループ」の創立者の出身地でもあります。 コスパのいいお鍋をリーズナブルにいただけるので、国内外から多くの方から支持を得ている台湾鍋レストランです。
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打狗覇 TAKAO1972 徳立荘店
個人鍋なので、特製だし入りの小さなお鍋とお野菜類の基本セッティングされます。 メインを選んで注文です。 つけだれなどは個人でお好みに調整できます。
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打狗覇 TAKAO1972 徳立荘店
今回は鶏肉鍋をチョイスしました。 メニューは他にも、牛肉、豚肉、海鮮、海鮮とお肉のミックスがあります。 ご自分のお好みに選んでおただくことが出来ます。
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打狗覇 TAKAO1972 徳立荘店
お店の雰囲気はモダンチャイニース。 客席も多いので、リーズナブルにお鍋をいただきたいという団体のお客様もご利用しています。
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台湾銀行の歴史と様々な文物を見ることが出来る「台湾銀行文物館」。 この建物は1937年に建てられた「旧帝国生命保険台北支店」だった建物で「台湾拓殖株式会社」も使用していました。 戦後は外交部等としても利用され現在は「台湾銀行」が所有しています。 1階部分のみ「台湾銀行文物館」として開放されています。
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台湾銀行文物館
中に入ると「台湾銀行文物館」の看板があります。 開放時間は火曜日から金曜日の09:30~12:00。 開放時間は短いので、きちんと計画を立てての参観が必要ですね!
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台湾銀行文物館
展示品の写真撮影は出来ません。 歴史年表や当時の海外支店の紹介、日本の小判や台湾のお札やコインの展示など、興味をそそるものがたくさんありました。 館内の説明は係員の方が同行して行ってくれ、自由参観は出来ません。 小さなところですが、個人的に何度でも行きたいところです。
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台湾銀行文物館
建物の外壁には1945年の「台北大空襲」の際の航空機関砲の弾の痕が残っていると説明されました。 何度も来たことがあるエリアなのに、説明を受ける前にちゃんと見ていなかったこの外壁。 見上げてみるとたくさんの穴が残っていました。
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1937年に落成した建物。 2007年の日本のテレビドラマ「華麗なる一族」の「阪神銀行」のロケ地として日本でも話題になった場所です。 台湾銀行は1897年に国営銀行として設立され、1899年建設された当初は木造建築でした。 しかし、シロアリ被害に遭ってしまったため、花崗岩を使用したこの建物を再建しました。 現在は、中央銀行の機能も持つ、台湾銀行本店として利用されています。 銀行の営業時間中は中に入ってみることもできますよ。
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台湾銀行総行大廈
建物に入るとエントランス空間があります。 この空間も豪華な造りになっています。
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台湾銀行総行大廈
中に入ると吹きぬけになっている高い天井のフロアー。 こんなに広いのに柱が1本もないのがすごいですね。 天井は自然の光が入るガラス張りになっています。
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中華民国の政治の中枢である「総統府」は日本統治時代の「台湾総督府」で、約7年の歳月をかけて1919年に竣工しました。 上から見ると「日」の形をしていて、中央の塔の高さは約60メートルあります。 アメリカ軍の空襲を受け大きく破損しましたが修復され、中華民国政府が接収した後も「総統府」として使用、何度か修復工事が行われ現在に至っています。 平日の午前中には指定のエリアの内部見学が可能で、総統府が指定する毎月の土曜日にはエントランスや大礼堂なども見学ができます。 *2024年5月20日より、展示内容のリニューアルのため、しばらくの間内部の参観は出来ません。 お気をつけ下さい。
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総統府 エントランスホール
正面玄関より入ったエントランスホール。 広々として威風堂々たる造りで、吹き抜けの空間を見上げると、美しい装飾が施された白い壁と、外の明るさが注ぎこむ窓と高い天井を見ることが出来き、この空間に圧倒されます。 赤い絨毯が敷かれた中央階段では、国家来賓たちが記念撮影を撮ります。
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総統府
エントランス正面にある中央階段の中段の所には、台湾でも国父と称されている「孫文」の胸像があります。 その土台には「孫文」の政治理念の一つである「天下為公(政治は民のため)」という「孔子」が唱えた言葉が刻まれています。
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総統府 大禮堂
日本統治時代に「総督府」として使用されていた時代は、このスペースは「会議室」と呼ばれ、重要な物事を決定する場所でした。 この長方形の空間の天井は緩やかなカーブで天井には通気孔があります。 腰壁部分は大理石が使用され、スペース前方中央には舞台があり、赤いじゅうたんが敷き詰められています。 現在は不定期のイベントが行われる会場になる時もあります。
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総統府 展示室
戦前からの歴史やこれまでの歩みが写真で紹介されています。 他の展示室には総統府の建築の紹介などもあり、いろいろなことを知ることができます。
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総統府 ショップ
館内にはギフトショップもあります。 結構かわいいものが多く、行くたびについつい買ってしまいます。
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総統府
かわいい総統府バッチ。 お気に入りで毎日使う手提げ袋につけています。♥️
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総統府
夕方からは外観がライトアップされます。 たそがれどきがシャッターチャンスです。📸
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緑色の外壁が特徴的な「司法大廈」は、日本統治時代の「台北高等法院」で、約5年の歳月を経て1934年に竣工した建築です。 「総統府」のすぐお隣にあり、この時代に活躍した「井出薫」による設計で、建築物の形は「総統府」と同様に上から見ると「日」の形になっています。 元来は3階建てでしたが、戦後、手狭になったということで4階が増築されています。
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司法大廈
普段は一般開放されていませんが、古跡建築を開放する特別な日にのみ内部参観をすることが出来ます。 私も開放日に参観に行って、内部を見てきました。 大変素晴らしく、「花蓮」の大理石を用いて建設されたもので、柱や天井の造りにも圧倒されてしまいました。 やはり、国権の最高機関ですから、威厳を感じました。
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司法大廈
建物に利用されているタイルについての紹介もされていました。 スクラッチタイルが使用されていて、壁が光に反射しないようになっています。 夜の空襲から建物を守る働きをしています。
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司法大廈
4階にある憲法法廷。 威厳ある空間にちょっと萎縮しながらの見学です。 なかなか入ることが出来ない所なので、じっくり見たいのですが落ち着いてみることが出来ませんでした。。。
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1924年に落成した建物で、日本統治時代の当時は「総督府交通局遞信部」として使用され、郵便、電信の働きを担っていたところです。 戦後、国民政府に接収された後は「中華民国交通局」の本部として使用、2006年から2010年までは「国史館」として使用され史料文物の収集と保存等が行われていました。 現在は「總統副總統文物館」として一般開放されており、各国の来賓から送られてたもの等が展示されています。 土、日曜日休館
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国史館
本当に素晴らしい建築です。 エントランスの階段と左右に広がる廊下は威厳を感じることが出来ます。 この建物を設計したのは日本統治時代に台湾総督府営繕課で活躍した設計師で、辰野金吾先生の教え子でもあります。 森山松之助が設計した建物は台湾のみならず、日本にも久邇宮邸や新宿御苑台湾閣が現存しています。
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国史館
国史館内の展示はテーマ別となっていて、2~3年に不定期で展示内容が変わります。 各国の来賓が歴代の総統に送った贈呈品は、テーマ別で展示していあるので、どの国がどのようなものを送ったのか知ることが出来ます。
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国史館
今期は台湾前総統「李登輝」についての展示が行われていました。 総統だった時のデスクが再現されていたり、着用されていたスーツなどが展示されています。
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国史館
お子様たちが台湾の歴史と建築史に触れることが出来るスペースも設けられています。 壁に貼られている説明文には、台湾式中国語のフリガナがふってあるので、お子様でもわかりやすくなっています。
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国史館
館内には記念品コーナーもあります。 約百年前の柱を挟むように記念品の回転ラックがおいてあります。 ちょっとミスマッチな感じも。。。💦
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「総統府」の後ろ側を進んだところに、ひっそりと白い壁と瓦屋根の建物があります。 これは日本統治時代に「総統府」のすぐ裏手にあった「台湾電力株式会社」の社長宿舎だったところ。 現在は一般公開されておらず、指定された曜日で事前申請をすれば見学が可能です。 私はまだ入ったことがないので、今後チャンスがあれば見学したい案件です。
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